タイのバンコクの一般庶民向けの市場

エビだらけです。

 

久しぶりに建築現場に、きちんと(?)復帰したので、建築現場の現場監督として、これからつぶやいていこうと思います。

 

今回は、若年者から思うことについて。

 

ここ何年も、建築現場の監督職は、新卒者には嫌われているらしく、うちの会社もそれなりに大きな会社なのだが、まともに応募者が集まっていないらしい。

 

採用予定人数に対して、その数字の応募者も集まらず、いわゆる定員割れを起こしている。

 

よってどこの現場でも若者不足で、とくに30代の不在が問題になっており、ひどい現場になると、ほぼ40代、50代のおじさんだらけになっている。

 

会社の一部の方達も、さすがにこれはまずいと思っているようだが、深刻に考ええている人はさほどおらず、諦めているのか、関心がないようである。

 

とくに事務系の方達は、ほとんど関心がないように思われ、自分が定年退職するまでは大丈夫だから、知らん顔を決め込んでいると言った態である。

 

これだけ世間で働き方改革といっておきながら、うちの会社の建築現場では、100時間を超える残業が当たり前で、現場の職員から、それが問題だとする声もない。

 

むしろ、残業が少ないと、働いていないと陰口をたたく有様で、これでは若年者が辞めていくのも無理はないだろう。

 

ここしばらく若年者の働き方を数人見ているが、監督なのに肉体労働にいそしんでいたり、現場に全く関心がなかったり、なぜかせっせと安全看板を作らされたりしていたりして、きちんと指導を受けていないことが見て取れる。

 

逆に丁寧に指導すれば、きちんと聞く者もいる。

 

とある人が、「スーパーゼネコン並みに給料を上げれば、若い社員はやめないで残るんだ!」と、言っていたが、給料を上げるためには生産性を高めなければならず、そのためには、昼間からせっせと安全看板を作っているような指導しかできないようでは、ダメだと思うのです。

 

これからAIの技術が浸透していけば、工程表、施工図を書く仕事まで、AIがするようになり、それらを使いこなす時代が来ていると思うのです。

 

おじさんたちと、日々接していますが、時代遅れの考え方に、いったいこの日本はどうなるんだろうと、暗澹たる気持ちをこらえながら、現場と向き合っていくしかない日々なのであります。