広島県のしまなみ海道
きれいなところなので行ってみてください。
4、5月がお勧めですかね。
今はレモンが道端に落っこちています。
久しぶりの投稿であります。
忙しかったり、投稿することに意味を感じなくなってしまって、しばらく放置していました。
それだけ言いたいことが無くなってしまったということでしょうか。
以前は、時間の許す限り、穴があくまで経済新聞を読み込んでいたものですが、読んでも読んでも、判るのは表面上の過去の事象でしかなく、新聞社の見解であったり、思想がちらちら見えたりして、自分にはどうでもいい事だと思うようになり、また、自分にとっては、ネット上の記事とその価値がほとんど変わらないことに気づいて、ほとんど読まなくなってしまった。
「新聞を読みなさい。」と仰る方がいるようですが、全国紙については、朝日新聞の左翼思想と反日(反体制)思想、産経新聞の国粋思想など、新聞にはいろいろと問題がありますので、私は新聞信仰は改めるべきだと思います。
安倍ヤメロ-と船橋の駅前で叫んでいるご老人たちがいらっしゃいますが、70年代の学生闘争が忘れられず(なんとハンドスピーカーで坂本九さんの歌を繰り返し歌っていた!)、いまだに左翼思想から抜け出せない人たちを見ると、朝日新聞の業の深さにむずむずした思いをさせられます。
無論、日経新聞にも偏りがあり、こちらは金の流れを中心に見ているので、ともすれば、行き過ぎた自由資本主義、拝金主義、銀行や経営者、時々は財務省からの立場からみた記事を書いたりします。
一時期、女と老人をもっと働かせろと喚いていたのですが、奴隷かなにかと勘違いしているのではないかと、これまた身勝手なことを言っているものだと思ったこともありました。
ともかくも、自分にはどうでもいい事になってしまったので、新聞を読めなくなってしまい、そんなことをブログに意見を書き続けるのが億劫になったので、やめてしまったのだと思います。
そんなことなので、短い滞在期間ですが、今回は、私が見聞きして感じたことのみを書いていきます。
さて、実は実家の都合で、東京を離れ、福岡に転勤することになったのですが、建物のパネルをタイの日系工場に発注しているので、見に行ってほしいと言われ、約二週間ほど出張することになったのでした。
難しい仕事ではないのですが、英語を話せる社員がほかにおらず、たまたま異動で他の業務と絡みのない私が選ばれてしまいました。
引っ越しと出張が重なり、スケジュールを組んで、大きなスーツケースに、パソコンやら着替えを突っ込んで、いざ出張です。
ホテルから見たバンコク市内の様子
【急速に進む都市化】
アジア全体がそうなのかもしれませんが、首都などの都心部では、急速に都市化が進んでいます。
都心部では、もう日本と変わらないか、それ以上の風景が見られるようになり、逆に日本が衰退していく感を実感できる場所となっています。
冒頭の写真で見る通り、耐震性はともかく、高層ビルや高層マンションが、次々と建設されています。
先輩社員から聞いた話だと、日本のゼネコンがのりこんで、一社だけで年間300億円程度の仕事をしているそうです。
バンコクでは高速道路が整備され、鉄道などのライフラインも作られています。
ただし、バンコクの渋滞は有名で、私は渋滞を避けるため、泊まっているホテルから車で抜け出すには、朝7時か、朝9時に出発することにしています。
日本に比べると、バンコクの公共交通機関は貧弱で、市内の一部しか開通しておらず、市外から市内へ向かうには、自家用車を使うしかありません。
そう思うと、網目のように張り巡らされた日本の鉄道や地下鉄、バス路線は凄いものだと思いますし、国家繁栄のため、鉄道創業に腐心した人たちの先見に感心するのであります。
【タイの中の日本人】
なんと今では7.4万人の日本人がタイに住んでいるそうです。
届け出ている数だけですから、私のような短期出張者も含めると、もっといることになります。
高速道路や、地下鉄には日本の援助で整備したことを示す金属プレートが埋め込まれています。
また、地方や工業地帯に伸びる高速道路の沿道には、日系企業の工場や倉庫が、あちこちにあり、いかに日本人が、タイに入り込んでしまっているのかがよくわかります。
バンコク市内には、日本人向け、または、日本名の飲食店があちこちにあり、日本人がいかに多いかよくわかります。
確かに外国ではあるけれども、昔に比べれば、日本の地方都市へ行くことと、あまり変わらない気がします。
むしろ、物価が安い分、日系企業で働くか、自営業者であれば、働きやすいのではないかと思います。
【格差社会と外国人労働者】
物価が安いと書きましたが、ここでも格差社会があります。
トヨタ、日産の車が走っていたり、ベンツやBMW、ベントレーが走っているし、懐かしいトゥクトゥクも元気に走り回っています。
送迎してもらっているドライバーとよく話をしているのですが、「昔はタイは微笑みの国と言われましたが、今じゃ金、金、金です。みんな忙し過ぎて笑わなくなってしまいました。」と、日本でも昔聞いたようなことを仰る。
公共バスは、三十年以上使っているような車体で、クーラーがないので、窓ガラスは無い。
車が買えない「貧乏な人」が乗る乗り物なんだそうだ。
もちろん、装備が貧相なだけで、特別不衛生なわけではなく、自分も利用してみたいが、どこへ行くやら分からないので乗っていない。
小さいトラックの荷台に二列シートと屋根を付けただけのバスが走っていたので、運転手に聞いてみると、企業専用の送迎バスで、バングラディッシュなどの周辺国から出稼ぎに来ている人たちだそうである。
タイ人は働きたがらないが、貧民国から出稼ぎに来ている人たちは、少額でよく働くので、沢山雇っているとのこと。
なんか、どこかで聞いたことがある気がしますね・・・。
タイに到着した次の日、先輩社員に、日本人向けの居酒屋につれていってもらったのですが、日本より高いです。
これは食材を日本から輸入しているためからだと思います。
当然日本人を相手にするのであれば、日本人が満足できるものを提供しなければ、来なくなってしまうからだと思います。
まあ、だいたい“日本的な料理”は食べたいと思いませんものね。
ところが近くのマーケットや飲食店に入ると、日本の半額以下でおなかいっぱいになってしまいます。
タイの物価は年々上がってきているそうですが、収入が限られている人たちの生活はあまり変わっていないようです。
ただし、急速な都市化と経済発展にあって、金銭的な恩恵を受けている人も多く、高級車を乗り回している人たちがいる事も事実なのであります。
・・・つづく
イラスト 博文さん
いまだに初音ミクに親しんでいるんですよね。
執着しているわけではありませんが、何故なんでしょう。