今回は、初めて職場でブログを書いています。

現在、午後10時45分であります。

自分の仕事が残っていたこともあるのですが、なんとこの時間でもコンクリートを打設しているので、こうしてわたしが事務所で留守番しているのです。

 

ここでの仕事もあと、2か月となりましたが、なんとなく予兆といいますか不思議なことがあるもので、首からぶらさげているIDカードがたびたび落ちるようになりました。

下駄の鼻緒が切れるという感じに近いでしょうか。

 

自分の下についた現地の監督を、なんとか少しずつ教育したりしていますが、まあ一度には育ってくれないものです。

今までなんとなくやってきた人に、責任感だのマネージメントだの言っても感覚がないので、その場では分かったと言っても、まったく理解していないのであります。

気長にやっていくしかないのであります。

 

もちろん自分以外にも経験者がいるので、その人(インドネシアの人)も自発的に教育しています。

こういったあたりは、日本人と違って前向きというか、丁寧というか、良心的なのであります。

皆さんの周りに、そんな人います?

私が日本にいたときは、そんな人いませんでした。

 

良い事を書きましたが、当然悪い面もあります。

それは、日本と比べてインドネシアでは教育の格差が大きいことです。

統計をみたわけではありませんが、多くの人は小学校しかでていないような感じです。

そうかと思うと、うちの事務所で働いている人は、全員英語を話しますし、3Dの画像などもなんなく作ってしまう人もいます。

また、約束や時間管理はあってないようなもので、ともかくいい加減でだらだらとしている面もあります。

誰かから恵んでもらうという意識も根底にあるようです。

たまに、私の持ちものをねだる人がいたり、冷蔵庫に入っているジュースを勝手に持ち出したりします。

 

新幹線の受注を巡って、日中が争い、ただ同然で作ってやるといった中国が受注しましたが、この「恵んでもらう」という意識がそうさせたのではないかと思います。

よって、日本が慈善事業をしたとしても、もっとくださいと、ねだるに決まっていると私は思っています。

これはそういう文化だからどうしようもないのであって、相手の事を知らずに判断していると、痛い目にあうということなのではないのでしょうか。

インドネシア政府は酷いとか、裏切者とかいうのもいいですが、そういうものなんだと理解し、それなりの対応をするべきだと思います。

 

では今回の英単語

automatically 自然と、自動的に

機械だけでなく、ほっとくとそうなってしまう。という意味でも使います。