他人の事をとやかく言えませんが、職場にはいろんなタイプの人がいる。


皆さんの周りでも、そうでしょうけど・・・


 周りを見回すと、今、自分のいる会社では、だいたい50才前後の人が、かなり苦労しているように思えます。


 ちなみに、私のいる会社は、中堅ゼネコン(総合建設業)です。


 とにかく部下がいない。


 若い社員は入ってこないし(会社が故意に雇用しない。)、入ってきても、すぐに辞めてしまう。


 自分(50才前後の人達)より年上の人達は、どちらかというと「働かない」人が多いので、結局全部自分で業務をこなしていく必要があるのです。


 経験はあるのだけれど、体力の低下は避けられない。


 走り回ったり、持続して業務をこなす人が欲しいのだけれど、部下がいないので見ていても大変だと思います。


 しかし、どうして団塊の世代(60才くらいから65才くらい迄)の人達って働かないんでしょうかね・・・


 「誰かがなんとかしてくれるんだよ。」


 多分そう思っているに違いないのです。


 なにしろ、高度成長期で、労働者が多かった時代・・・いい加減でもなんとかなっていた経験が既成概念となって、仕事をしないのではないかと思っています。


 どう見ても俺たちの方が働いているのに、あっちの方が、給料が多いのか納得できないです。


 若者を指導する訳でもなく、特別働いている訳でもなく・・・・・これじゃあ、若い連中は見切りをつけてやめていくよなぁ・・・



 話が逸れたので、タイトルの趣旨に沿った話に戻します。


 趣味が違うとか、そういった話ではないです。


 仕事に対する気持ちが違うと、こうも人は違うものかといった話です。


 私の職場の悪い例です。


ケース① とても頭は良さそうなのだが、仕事に魅力を感じていない人

 屁理屈や言い訳はたいそう立派で、一見筋が通っているのですが、なにしろ自分が仕事をしたくない、責任を負いたくない一心で言い訳するものだから、周囲の人に完全に嫌われている。

 嫌われたがゆえに、コミニケーションが取れず、「他人の機敏」や「事情」、「感情」を捉えられず、独善的で独りよがりになり、ますます他人から嫌われている。

 実は、この人とは10年以上前に一緒に仕事をした事があったのだが、あまりの「落ちぶれ」振りに驚いた。

 顔が、すっかりにやけ顔になり、だらしない顔つきになっていた。

 若い時は、まだ迫力があったのだが、「怠け続けた」結果、言っている事がいちいちおかしいし、重要な局面で、判断ミスを何回も犯している。

 「仕事嫌い」を隠すため、いちいちコソコソと話を持ちかけ、他人に嫌な印象を与えている事に、全く気が付いていない。

 自分は、「うまくやっている」と思っているのだろうが、全くの逆効果である。

 また、発注者の接待との名目で、会社の経費で月に何万円も飲み食いしていて、会社の方でも問題になっている。

 建設業界(特にゼネコン)は、実はまだまだ不景気であります。

 なにしろ、専門業者さんの請負金額が高騰し、見通しは暗いままです。

 会社の経費を使う事については、まだまだ神経質なのです。


 「仕事がある程度好き」で、「火中の栗を拾う」人であれば、こんな事になっていなかったと思う。

 自分の人生、他人の人生を無駄にしている事に気づいていないのか・・・


 あまりにもみじめな結末になっていると思います。


ケース② 「俺様は君たちより経験が多いんだ。君たち分かってないよ。」的な人

 この人も、なんとなく言う事が、いちいちもっともなようなのですが、よく調べてみると全く違っている事が多い。

 私たちより、鉄道工事の経験が長く、たしかにいろいろ知っており、「こういうものなんだ。」「こうするべきなんだ。」と過去の事例ばかりを並べて、かなり強気な発言をするのですが、実際に現地に行ったり、関係者に聞き取りをすると、全く違う結果だったりする。

 また、小さな仕事、雑務、新規の業者を馬鹿にしていて、結果、関係者に迷惑を掛けていることに気が付いていない。また、掛けていたとしても「自分は偉い」から、気にしていない。

 なまじ経験が長いだけに、誠に厄介である。(こんな事なら、経験が浅くても、素直でやる気のある人が欲しいです。この人の間違いを挽回するのに苦労しているので・・・。)


ケース③ 滅私奉公、自己犠牲バンザイ、自虐コースまっしぐら

 とにかく会社に滅私奉公し、自分の意見などなく、休日もとらずに周囲を巻き込む迷惑な人。

 ただのヤケクソにしか思えないのだが、冗談ではなく、自分の人生で実践してしまっている人です。

 また、他人に休日出勤や長時間労働を強制し、自分もだらだらと職場に居座り続けている。

 社員や、特別雇用の事務員さんを増やすとかして対応すれば良いのにと思うのだが、金が無いとか、会社に断られたとか言い訳して、対応しない。

 本人は「俺たちはこんなに大変なんだ!」と自己主張したいようなのだが、他人からすれば迷惑この上ない。

 寂しいから、そんな事するんでしょう。

 ネットゲームにも、そんな連中いっぱいいました。(最近見ないけど。)

 うつ病になりやすいタイプのようです。


ケース④ とにかくまじめにやるだけです。

 このタイプの人も困ったもので、やり方や考え方が悪かろうが、おかまいなしに黙々と仕事をしている。

 人当りがいいので、「とってもいい人」のように思えそうだが、「間違ったやり方」で、周囲や部下に迷惑を掛けている事に気が付かず、他人を不幸にしている。

 いくら言っても「のれんに腕押し」で、理解できないようだ・・・。はぁ・・・。



 と、まぁ、ここ何年もこういった人達が身近に多くて(特に上司)苦しまされている。


 とあるビジネス書によれば、「それもあんたの実力の程度さ。」という事になるらしい。


 否定できませんがね・・・。



 そうでない環境へ移動する自分の意思が大切なんだと思います。