AI失業と外国人労働者問題 それでも競争社会に晒されている
どうやら、とある界隈では、これからいよいよAI失業時代がやってくると話題のようである。 僕は建設業で働いていますが、AIの波は、まだまだ遠く、やっとスマートフォンアプリで紙媒体が少なくなってきた様相である。 しかし、本社の辺りでは、デジタル化を強烈に進めようとしていて、将来スケジュールを見ても、何が書いてあるのかよく分からない事態となっている。 ところが、現場では、次々と外国人労働者がやってきて、最近は日本語を理解している外国人も増えてきた。 無論、日本に来たばかりの外国人もいる。 じわじわと外国人率が上がってきており、背が低くて肌が黒いアジア人が、健気に働いている。 今、僕がいる現場は、ルールが厳しいので、真面目な業者が多く、変な外国人は入ってこれないようだ。 僕達は、いわゆる「現場監督さん」をしているのだが、本社という雲の上でやっているデジタル化と、生々しい現場との間に挟まれて奇妙な感じがする。 本社では、おそらく多くのデジタル人材を採用し、デジタル化を進めているわけだが、AI失業どころか、デジタル人材の大量雇用である。 では、どんな業務が今後必要とされなくなるかと聞かれれば、それはやはり、昭和から平成にかけてやっていた事務員さんの仕事であろう。 大量の計算と、紙媒体のお仕事。郵便や宅配の手配。資料の印刷や整理や処分。受付、電話対応などである。 事務員の有効求人倍率がとても低いらしいけれども、そういった単純反復業務は、たしかにAIにとって代われるだろう。 なにしろ、建設業ですら、紙を減らしていく時代にじわじわと進んでおり、情報が電子化すると、ますますAI化が進みやすくなる。 僕も、会社が契約(?)しているcopilotを使うようになった。 会社のキャラクターを使って生成したり、調べものをAIに依頼している。 社内のデータも漁って検索結果を要点にまとめてくれるので、なかなかにありがたい。 今日は、専門外のデジタル関連についても分かりやすく解説してくれたので、さっぱり手がつかないような領域だと、かなり助けになる。 しかし、助けになるだけで、全てを解決してくれるわけではないので、今のところお助け道具に納まっている。 AIは、あくまで検索結果を統合しているだけなので、一般論の域を出ないし、詳しい人に聞いた方が確かなこともある。 逆に詳しい人に聞くと、あさっての答えをすることもあるので、どちらも一長一短である。 要は、どちらも参考にして、自分なりの答えを出すしかない。 そんなこんなで、AIを使いこなすことが大事で、AIがあっても、頭を使うことに変わらず、ますます頭脳プレー(創造性)が必要とされるのである。 と、なると、AIに取って代わられた人達が、単純肉体労働へ移っていくわけだが、ここで外国人労働者と競合することになる。 そんな方達が、建設業の肉体労働に入ってくることは考えにくいが、しかし他業界では十分ありうる話である。 これからは、ブルーカラーになれば稼げるぜ、というような夢を語る方もおられるが、ブルーカラーであっても創意工夫していく人達が稼げるのであって、我慢して肉体労働していれば稼げるわけではない。 逆に、どれだけ効率的に働いて体力を維持できるか、無駄な仕事をしないかということが大事なのであって、デジタル化をしようが何しようが、そこは不変の道理なのである。 たくさんの業者さんをみていて思うのは、結局、その人の成りと性格、いかにきちんとした教育を受けてきたかがポイントとなっており、デジタルツールを使うにしても、使うのはその人であるということである。 建設現場では、仕事に慣れてきた外国人労働者が、日本人に近いレベルになってきて、むしろ日本人は競争にされされている。 外国人のなかには、ロクでもない者もたくさんいるようだが、そうでない誠実な外国人は、着実に実力をつけつつある。 Z世代は、働かないとか、コスパだタイパと賜っているうちに、いつしか置いて行かれるだろう。 競争社会は、AIがあっても、今は安価と思われている外国人がいようとも、変らない道理なのである。アフリカのトーゴにて撮影