もう、歩けない男 | idiのブログ

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主観戯言ブログ。映画ネタバレ有。

まず

この作品の原題は “Adam”

この邦題付けた人

決定した人

相談室まで来てもらおうかw


そして

公開から1週間でもう朝イチ上映しかない

しかも同時刻に

鬼滅やドラえもんも上映するのに

R15+をキッズシアターでやる意図は?



さて(笑)


実話ベースのお話だそうで

昇進してbarでロックオンした彼女もゲット

自信満々順風満帆に生きてきたのに

酔って調子こいて池にダイブし頚椎損傷

四肢麻痺となりやさぐれアダムくんが

紆余曲折あって気持ち新たに

前を向いて生きていくまでのストーリー



そんな目新しい内容ではないけど

110分サクッと観られるし

近々観ようとブクマしてる

ブレイキングバッドのアーロンポール主演

ということで予習?がてら(笑)



いつ何が起こるかわかんないよね

あたしもこの間久々に事務所出勤して

ちょっとした立ち仕事終えさぁ帰ろうと

片付け中腰ししたらグキッとイわした

人生2度目のぎっくり腰さ

今回は軽めだったから1週間で済んだし

何とか歩けたから

匍匐前進しないで助かったけど(笑)

階段お風呂トイレの手摺り様様だったよ


そうだ!

週末もう歩けない男観に行こーっと♪

と思ってた数日前にヤったんだった!

まだ、歩ける女…ではあったけど

だから1週間延びて朝イチするハメに(苦笑)


普段は気にしてなくても

そうやって軽くてもケガや病気すると

健康って

本当に有り難いことだと痛感するよね

ただでさえ加齢と在宅勤務故の運動不足で

数年前よりうーんと体力落ちてるから

自分の認識以上に老いぼれてきてる

思うように動けるって

当たり前のことじゃない



去年末ピーズのLiveから帰ってきたら

うちの前に救急車停まってた話

その頃義父は脳梗塞で入院してた

でも身体の不調に気付いて即受診したのと

血栓の位置が後遺症をきたさない部分だったらしく投薬だけで助かった

処置してもらったらすぐ普通に動けて

入院退屈〜って言ってたくらいだから

あたしも呑気にLive行けたんだけど


義姉が主体で入院手続き準備してたものの

義母もいつもよりちょっと無理して動いて

骨粗鬆症からの腰を疲労骨折

動けなくなって救急車呼んだという現場に

ちょうど遭遇してしまったのよね


アレから3か月

義父はとっくにピンピンしてるし

義母もようやく回復して

廊下に取り付けてもらった手摺りで

脚上げながらバレエの練習♪なんて

おちゃめなことまでするほどに(笑)

自分のことだけじゃなくて

家族みんなの健康あってこそだ



ケガや病気して

完治回復出来るとは限らず

それまでやれてたことが

突然出来なくなったら…

そういうマイナスなタラレバは

あんまり考えたくはないけど


アダムは四肢麻痺になって

彼女には早々に逃げられ

まともに動けない自分に苛立ち

受け入れられず

自暴自棄な態度で周囲に当たり散らかす

ま、なりかねないよな


愛あるムチで対応するヘルパーと出会い

アダムの減らず口も適当にあしらわれ

なんだかリハビリ頑張るハメになり

その身体に合った道具を使うことも覚え

少しずつ受け入れていこうとするも

やっぱり思う通りには動けなくて

改めて絶望を味わう


家族は優しいんだか無関心なのか

よくわからない描画が多かったけど

絶望して弱音を吐くアダムに寄り添い

号泣するお父さんのあのシーンは

家族も何が正解なのかわからない

葛藤があることを垣間見た


もう終わりにしたいと

人生を変えるダイブした池に行き

ギリギリまで近付くけど

あと1歩が踏み出せない

そこで覚悟が出来たのかな

それまで散々悪態ついてたお母さんに

感謝の気持ちを伝えたアダムの表情が

アーロンポールの表情がっっっ!

予習して良かった今の観終えたらブレイキングバッド即観る(笑)


早々に逃げた彼女も

罪悪感でいっぱいだったよね

勇気を出してアダムに

会いに行ったタイミングが良かった

もう立ち直った後だったから

修羅場な展開になることもなく

一晩ハッピーに過ごして翌朝アダムは

「誰だっていい人になりたいけど、障がい者と付き合っててもいい人にはなれないよ」って、

彼女の罪悪感を拭ってあげるの

あらやだ頚損する前より男前♡


元の職場にも復帰して

車椅子の日常を笑顔で過ごすところで

エンドロール

実際のアダムさんのその後を

写真と共にあと書きされてた

昇進して結婚して娘にも恵まれたそう


日本でも恋愛したり結婚したりは聞くけど

普通の企業で勤めてて昇進するって話

ある?

グローバル化だのダイバーシティだの

メリトクラシーだのゆーとってからに

まーったく体感してませんけど?

アダムさんもがんばったけど

恵まれた社会的環境がベースにあったから

ってのも大きいかなぁとか思っちゃった




アダムさんのようにまではなれなくても

何が起こっても自分次第!

やさぐれてた自分が今ハッピーなのも

結局は自分の気持ちひとつだったもんね


この先またオチることがあっても

辛いこと失ったものを嘆き続けていくより

その時あるもの持ってるものに目を向けて

どこかのタイミングで開き直れ〜!って

心の片隅に置いておきたい