高崎から長野新幹線で長野へ、そこから中央本線の特急ワイドビューしなので約2時間というルートで中津川へ…。
 うちからだと名古屋周りでは東京へ行くまでの時間と名古屋から中津川へ行く時間で2時間以上も余計にかかるからだけど、どのみち近くはない。それでも何度か名古屋へ行くのに通ったことのある路線の途中駅に興味がないと行ったら嘘になる。しかもソーラーパワーでフェスなんてとても楽しそうじゃないか。

 うちから中津川に最も早く着くように行っても11時過ぎ、無料のシャトルバス乗り場でかなり待たされて、会場に着いたのは12時過ぎ頃。リストバンドを交換して中に入ると、早速駐車場らしきところにテントを張った屋台がずらり。朝も早かったしお腹が空いていたので、中に行く前にとりあえず醍醐味のフェス飯へ。
 地元の旅館とかお店が屋台を出しているのはなかなか珍しい。まんじゅうとか栗おこわとか普段なら見ないような、面白いものを売る屋台もあるみたい。
 とりあえず地元の野菜と飛騨牛を使っているというカレーを食べてみる。辛いですよと上に1本乗っけてくれたししとうの大きいようなやつは素揚げの青唐辛子らしく、それが辛いんだけどおいしかった。それを食べ終わり、生ビールを飲みながら会場に移動して、ちょうどやってたSOIL~のステージを横から見る。公園のあちこちには太陽光パネル、企業宣伝もついてるけど、こんなにいろいろな会社がソーラーで協力しているということに結構驚くし、情熱の成果だなぁと思う。中では結構年配の夫婦らしき人が前で見てたり、脇の芝生にはレジャーシートがあちこちに敷かれていて、子連れも多いようだ。結構大規模だけど、アットホームな感じのフェスに思える。地元招待とかもあるのかな?


 2時台なんて、真っ昼間の暑い時間帯にB-Tを見るなんてどのくらいぶりだろう。待っている間に雲が少しかかって、このくらいならといいのに思ったけど、結局晴れた。ステージが高くてあまり前に行かなくても見られそうだなと思う。

 SEがB-Tのテーマじゃなくて、メメモリツアーのときのSEだった…。
 あっちゃんは衣装は万博と同じだったけど、髪が盛ってなくて、化粧がかなりナチュラル風味、そして爪も黒くない。今井さんはスーパーセッションの時の白いジャケットに、前に赤っぽいプリントのある、黒いインナー(Tシャツ?)、下は迷彩のズボンに膝丈の黒いブーツ。
 アニィが青い上着、ユータがグレーのジャケット、ヒデは白のタンクトップの上に網の上着を着てたのは前回同様。

 メメモリの時のSEをなんで今ここで?と疑問だが、その流れで1曲目から「真っ赤な夜」…あのー、夜じゃないです、今は真っ昼間ですよ…。コード付きのマイクなので、あっちゃんはコードをピンと張ったり、口にくわえたりと、なかなかエロなパフォーマンスで、ここでも真っ昼間っからスイマセン的な気分になるんだけど…。そして何故かペットボトルを口で開けようとして歯を立てるとか…あれ、いつもスタッフさんが開けてくれてるんじゃ?とか、何をいきなりそんなことしてるの、あっちゃん?とか、いろいろと疑問が…。結局手で開けて、客の方に水まきしてた。
 ついで手拍子から「Baby, I want you」、これも何だかすごく久々に聴く感じがする。
「羽虫のように」のラストの方で、マイクスタンドにマイクを指したつもりがゆるかったらしく、自分でスタンドに触れた瞬間、マイクがゴトッて音を立てて舞台下へ落ちてしまう。あ…というようにペロッと舌出して、そのまんま慌てもせずずるずるとコードをたぐりよせてて、「愛なんて~」あたりの最後の方の一番良いところを歌ってなかった。
「MISS TAKE~」、「時間よとまれ~」のあと、そのまんまピタッと止まって、ついでに歌も止まってた…わざと?

「Memento mori」はファン以外はフリが大変だろうなぁって思いながら…だってノリが3種類ぐらいあるから違うもんね。どこだったかなぁ、間奏か、あっちゃんが胸に拳を当てて、トントン叩くようにしてたのは覚えてる。
「Alice~」はちょっと意外な選曲だったけど、手拍子はちゃんと出来ました。今井さんが中間の歌うところを頑張ってて、そのコーラスをあっちゃんがかなり高い声でいれてたのは何となく覚えてる。
 そして「CONOCLASM」でハンドスピーカー持ち出してたんだけど、スピーカーじゃなく口を当てる方をお尻で叩いたり、股の間に挟むようにしたりで、なんかとても卑猥な印象…そしてその手かけのひもをマイクスタンドに引っかけようとして、そのまんまスタンド通ってズルッと床まで落としちゃって、また「あっ…」て感じの顔してました。取り上げてまたスタンドに引っかけてたけど、今回ものを落とすの多いなぁ…大丈夫か、あっちゃん。
「CLIMAX TOGETHER」、間奏では今井さんの後ろへ行ってセクハラ?まがいにぴったり腰をくっつけてて、曲が曲だけに2人は永遠…って感じで、そのあとヒデの後ろにも立ってた。ラストのお色気パートは後ろ向いてお尻を目一杯むにっと手でわしづかみ…ファン以外は引いたんじゃないかなぁ。
そしてラストは「独壇場Beauty」、「ありがとう、佐藤タイジ」とか「ありがとう、中津川」とか言ってました。アイコノでも「5 for~なんとか」ってやると思ったけどやらなかったな。
 なんだかちょっとテンション変?って感じもしましたが、声がちょっと出にくかったのか、はたまた昼間でまぶしすぎたからなのか、不思議な感じのライブだと思いました。こんな昼間に野外で見ることなんてあまりないからね。


*番外・その他のバンドなど

SOIL&"PIMP"SESSIONS
 ヒゲの恰幅の良いボーカルさんはヒョウ柄みたいなコートでちょっと暑そう。あとはキーボード、サックス、トランペットにドラム。ノリの良い踊れる曲が多い。
「ONLY YOU」のホーンバージョンやった方達ですよね? 駆けつけですが楽しく見てました。

TAIJI at THE BONNET
 B-Tの出番前なので半分だけ。ウエノコウジさん格好いい、そしてうつみようこさんの声がよい。タイジさんがノリノリで楽しそうにギター弾いてて、シアターの時より気さくな感じでした。

ACIDMAN
 特に見たいというのではなかったんだけど、いる場所もないのでメインステージ後方の芝生に座り込んで、巨峰サワー飲みながらモニターで見てた。

 そしたら斜め前に何故か今井さんがいるーーーーっ!! なかなかないよ、そんな偶然。女性マネさんとスタッフらしき女性二人が一緒にいて、お尻のポケットからi-phone取り出して芝生にぺたっと座って、スタッフさんが持ってきたプラコップのビールを飲んでた。寿記の芝生ビール写真はきっとその瞬間かな…。
 生成りっぽい白いTシャツにGパン、肌が白くって意外と華奢な印象。勇気あるファンが時々握手求めに行ったりしてましたが、男の人がスライディング土下座みたいに突撃してたり、結構恐る恐るな感じで声をかけてました。私はとても勇気がなかったし、せっかくフェスを楽しんでるのに騒ぐのも邪魔するのも失礼かなーと思って、ただチラチラと観察してるだけでした。
 なのでACIDMAN自体はもう印象がなく…それが終わったあたりで、普通に立って帰って行きました。

武藤昭平 with ウエノコウジ
 何がきっかけか忘れたけど、このあたりの1stアルバムが出たときに、ネットで何かの記事を読んで、気になってCDを買って聴いたりしてたので、やっと実際に聴けました。
 スパニッシュ風の、そして少ししわがれた武藤さんの声が良い味で、ウエノさんとの掛け合い漫才みたいな話も楽しい。しまいにはギターのボディーを叩き出し、ノリが良くてついつい笑って聴いてしまう。
「メイン(ステージ)ではチャボさんやってるのに、こんなところに来てる人って、みんな酔っぱらいでしょ?」とか、「酔っぱらいしか信用してない」とか言いつつ、ぐいぐい飲みながらのステージ。「普段は飲み屋でやってます」とか、フルだと3時間やるそうなので、一度見に行ってみたいな。…なかなか難しいんだけどね。

MANNISH BOYS(斉藤和義×中村達也)
 反政治、反原発みたいな色の強い感じだった。ドラムがボーカルなのは初めて見ました。

THEATRE BROOK
 トリはシアターさん、嬉しそうだったなぁ…久しぶりに見たけど、やっぱり音は良いし、うまいなぁと思う。最後の「ありったけの愛」では出演者の方々がずらーっと出てきて、タンバリン持って歌ってました。「来年もまたやるぞー」と言ってたので、都合が合えば来たいです。
(B-Tさんは終わる前に日帰りで帰ってしまったようですね。あまりこういうの得意ではないから仕方ないのかな)


 ロケーションも公園の雰囲気も、食べ物もかなり素敵なフェスでした。中津川の公園はすごく広くていい施設、野球場も陸上競技場もあって、ふれあいセンターの中には歌舞伎劇場まであった。あの広さで3つステージあって、しかも手作り感満載。小さいステージのあたりの旗とか、ステージの飾りの手作り感とか最高に可愛くて、居心地もよく、気持ちよくて芝生で寝転んで見てたりできるし、また行ける機会があれば是非行きたいなと思いました。