あの方が天上界に上られてしまってから、胸にポッカリと大きな穴が空いている。

人生半分以上、ともに歩んで一喜一憂してたし、それが生きる張り合いでもあった。

もういい年なのに、今までこんな悲しみは知らなかったというほど泣いて、時が巻き戻らないかと本気で考えた。

 

98年に我が家に初めてパソコンがやってきて、できたばかりのバクチクのホームページが見たかったり、嫁に来てから近くにB-T友どころか親しい人すら少なかった群馬で、同じファンの方と繋がりたくてホームページを見様見真似で立ち上げて、「まゆ」というサイトを始めました。

個人的に新作が出た、雑誌が出たと行っては喜び、来てくださる方と掲示板で交流し、今日のライブの様子がどうこうといって楽しんでいたまだ若かったあの時代が今はとても懐かしい。

ホームページはウエブサイトと呼ばれるようになり、携帯電話からスマホになり、付け焼き刃の素人には手に負えないところが増えて、私も年を経るにつれて記憶力も落ちてレポが書けなくなり、数年放置のあと閉鎖しました。

 

このところTwitter(X)でも昔のライブや楽しい話が色々と語られるようになって、こんな時なので昔のライブのことなどを知りたい方もいるかなと思い、少しでも慰めになればと上げてみようと思いました。

書き始めた当時20代、1992年から通い続けた古代魚のライブの記録です。文章の稚拙さとか表現の無礼さはご勘弁を。

主観に基づいてますので、間違いや見落とし、本当はこうでなかったということもあると思いますが、少しでも雰囲気を感じていただければ嬉しいです。

投稿日がそのライブの当日になるように設定していますので、年ごとで遡って見ていただくほうがわかりやすいかもしれません。

 

よろしかったら気軽にコメントなどもしていただければ励みになります。

 高崎から長野新幹線で長野へ、そこから中央本線の特急ワイドビューしなので約2時間というルートで中津川へ…。
 うちからだと名古屋周りでは東京へ行くまでの時間と名古屋から中津川へ行く時間で2時間以上も余計にかかるからだけど、どのみち近くはない。それでも何度か名古屋へ行くのに通ったことのある路線の途中駅に興味がないと行ったら嘘になる。しかもソーラーパワーでフェスなんてとても楽しそうじゃないか。

 うちから中津川に最も早く着くように行っても11時過ぎ、無料のシャトルバス乗り場でかなり待たされて、会場に着いたのは12時過ぎ頃。リストバンドを交換して中に入ると、早速駐車場らしきところにテントを張った屋台がずらり。朝も早かったしお腹が空いていたので、中に行く前にとりあえず醍醐味のフェス飯へ。
 地元の旅館とかお店が屋台を出しているのはなかなか珍しい。まんじゅうとか栗おこわとか普段なら見ないような、面白いものを売る屋台もあるみたい。
 とりあえず地元の野菜と飛騨牛を使っているというカレーを食べてみる。辛いですよと上に1本乗っけてくれたししとうの大きいようなやつは素揚げの青唐辛子らしく、それが辛いんだけどおいしかった。それを食べ終わり、生ビールを飲みながら会場に移動して、ちょうどやってたSOIL~のステージを横から見る。公園のあちこちには太陽光パネル、企業宣伝もついてるけど、こんなにいろいろな会社がソーラーで協力しているということに結構驚くし、情熱の成果だなぁと思う。中では結構年配の夫婦らしき人が前で見てたり、脇の芝生にはレジャーシートがあちこちに敷かれていて、子連れも多いようだ。結構大規模だけど、アットホームな感じのフェスに思える。地元招待とかもあるのかな?


 2時台なんて、真っ昼間の暑い時間帯にB-Tを見るなんてどのくらいぶりだろう。待っている間に雲が少しかかって、このくらいならといいのに思ったけど、結局晴れた。ステージが高くてあまり前に行かなくても見られそうだなと思う。

 SEがB-Tのテーマじゃなくて、メメモリツアーのときのSEだった…。
 あっちゃんは衣装は万博と同じだったけど、髪が盛ってなくて、化粧がかなりナチュラル風味、そして爪も黒くない。今井さんはスーパーセッションの時の白いジャケットに、前に赤っぽいプリントのある、黒いインナー(Tシャツ?)、下は迷彩のズボンに膝丈の黒いブーツ。
 アニィが青い上着、ユータがグレーのジャケット、ヒデは白のタンクトップの上に網の上着を着てたのは前回同様。

 メメモリの時のSEをなんで今ここで?と疑問だが、その流れで1曲目から「真っ赤な夜」…あのー、夜じゃないです、今は真っ昼間ですよ…。コード付きのマイクなので、あっちゃんはコードをピンと張ったり、口にくわえたりと、なかなかエロなパフォーマンスで、ここでも真っ昼間っからスイマセン的な気分になるんだけど…。そして何故かペットボトルを口で開けようとして歯を立てるとか…あれ、いつもスタッフさんが開けてくれてるんじゃ?とか、何をいきなりそんなことしてるの、あっちゃん?とか、いろいろと疑問が…。結局手で開けて、客の方に水まきしてた。
 ついで手拍子から「Baby, I want you」、これも何だかすごく久々に聴く感じがする。
「羽虫のように」のラストの方で、マイクスタンドにマイクを指したつもりがゆるかったらしく、自分でスタンドに触れた瞬間、マイクがゴトッて音を立てて舞台下へ落ちてしまう。あ…というようにペロッと舌出して、そのまんま慌てもせずずるずるとコードをたぐりよせてて、「愛なんて~」あたりの最後の方の一番良いところを歌ってなかった。
「MISS TAKE~」、「時間よとまれ~」のあと、そのまんまピタッと止まって、ついでに歌も止まってた…わざと?

「Memento mori」はファン以外はフリが大変だろうなぁって思いながら…だってノリが3種類ぐらいあるから違うもんね。どこだったかなぁ、間奏か、あっちゃんが胸に拳を当てて、トントン叩くようにしてたのは覚えてる。
「Alice~」はちょっと意外な選曲だったけど、手拍子はちゃんと出来ました。今井さんが中間の歌うところを頑張ってて、そのコーラスをあっちゃんがかなり高い声でいれてたのは何となく覚えてる。
 そして「CONOCLASM」でハンドスピーカー持ち出してたんだけど、スピーカーじゃなく口を当てる方をお尻で叩いたり、股の間に挟むようにしたりで、なんかとても卑猥な印象…そしてその手かけのひもをマイクスタンドに引っかけようとして、そのまんまスタンド通ってズルッと床まで落としちゃって、また「あっ…」て感じの顔してました。取り上げてまたスタンドに引っかけてたけど、今回ものを落とすの多いなぁ…大丈夫か、あっちゃん。
「CLIMAX TOGETHER」、間奏では今井さんの後ろへ行ってセクハラ?まがいにぴったり腰をくっつけてて、曲が曲だけに2人は永遠…って感じで、そのあとヒデの後ろにも立ってた。ラストのお色気パートは後ろ向いてお尻を目一杯むにっと手でわしづかみ…ファン以外は引いたんじゃないかなぁ。
そしてラストは「独壇場Beauty」、「ありがとう、佐藤タイジ」とか「ありがとう、中津川」とか言ってました。アイコノでも「5 for~なんとか」ってやると思ったけどやらなかったな。
 なんだかちょっとテンション変?って感じもしましたが、声がちょっと出にくかったのか、はたまた昼間でまぶしすぎたからなのか、不思議な感じのライブだと思いました。こんな昼間に野外で見ることなんてあまりないからね。


*番外・その他のバンドなど

SOIL&"PIMP"SESSIONS
 ヒゲの恰幅の良いボーカルさんはヒョウ柄みたいなコートでちょっと暑そう。あとはキーボード、サックス、トランペットにドラム。ノリの良い踊れる曲が多い。
「ONLY YOU」のホーンバージョンやった方達ですよね? 駆けつけですが楽しく見てました。

TAIJI at THE BONNET
 B-Tの出番前なので半分だけ。ウエノコウジさん格好いい、そしてうつみようこさんの声がよい。タイジさんがノリノリで楽しそうにギター弾いてて、シアターの時より気さくな感じでした。

ACIDMAN
 特に見たいというのではなかったんだけど、いる場所もないのでメインステージ後方の芝生に座り込んで、巨峰サワー飲みながらモニターで見てた。

 そしたら斜め前に何故か今井さんがいるーーーーっ!! なかなかないよ、そんな偶然。女性マネさんとスタッフらしき女性二人が一緒にいて、お尻のポケットからi-phone取り出して芝生にぺたっと座って、スタッフさんが持ってきたプラコップのビールを飲んでた。寿記の芝生ビール写真はきっとその瞬間かな…。
 生成りっぽい白いTシャツにGパン、肌が白くって意外と華奢な印象。勇気あるファンが時々握手求めに行ったりしてましたが、男の人がスライディング土下座みたいに突撃してたり、結構恐る恐るな感じで声をかけてました。私はとても勇気がなかったし、せっかくフェスを楽しんでるのに騒ぐのも邪魔するのも失礼かなーと思って、ただチラチラと観察してるだけでした。
 なのでACIDMAN自体はもう印象がなく…それが終わったあたりで、普通に立って帰って行きました。

武藤昭平 with ウエノコウジ
 何がきっかけか忘れたけど、このあたりの1stアルバムが出たときに、ネットで何かの記事を読んで、気になってCDを買って聴いたりしてたので、やっと実際に聴けました。
 スパニッシュ風の、そして少ししわがれた武藤さんの声が良い味で、ウエノさんとの掛け合い漫才みたいな話も楽しい。しまいにはギターのボディーを叩き出し、ノリが良くてついつい笑って聴いてしまう。
「メイン(ステージ)ではチャボさんやってるのに、こんなところに来てる人って、みんな酔っぱらいでしょ?」とか、「酔っぱらいしか信用してない」とか言いつつ、ぐいぐい飲みながらのステージ。「普段は飲み屋でやってます」とか、フルだと3時間やるそうなので、一度見に行ってみたいな。…なかなか難しいんだけどね。

MANNISH BOYS(斉藤和義×中村達也)
 反政治、反原発みたいな色の強い感じだった。ドラムがボーカルなのは初めて見ました。

THEATRE BROOK
 トリはシアターさん、嬉しそうだったなぁ…久しぶりに見たけど、やっぱり音は良いし、うまいなぁと思う。最後の「ありったけの愛」では出演者の方々がずらーっと出てきて、タンバリン持って歌ってました。「来年もまたやるぞー」と言ってたので、都合が合えば来たいです。
(B-Tさんは終わる前に日帰りで帰ってしまったようですね。あまりこういうの得意ではないから仕方ないのかな)


 ロケーションも公園の雰囲気も、食べ物もかなり素敵なフェスでした。中津川の公園はすごく広くていい施設、野球場も陸上競技場もあって、ふれあいセンターの中には歌舞伎劇場まであった。あの広さで3つステージあって、しかも手作り感満載。小さいステージのあたりの旗とか、ステージの飾りの手作り感とか最高に可愛くて、居心地もよく、気持ちよくて芝生で寝転んで見てたりできるし、また行ける機会があれば是非行きたいなと思いました。

 

 千葉から30分ほど、内房線で降りた袖ヶ浦駅は群馬藤岡より小さい駅舎でした。駅から出るとシャトルバスはこちらと誘導されて、少し歩いて着いた広場みたいなところは、なんと袖ヶ浦市の市庁舎の駐車場でした。バスは市内近郊の路線バスのようで、「日東交通」とか「小湊鉄道」とか表示がありました。

 のどかな民家のある街並みをしばらく走って、ふと曲がったら海が見えた!それだけで海なし県の人間は盛り上がる…。変なところでバスを下ろされて、そこから海沿いを歩くと、袖ヶ浦海浜公園が全部貸し切りらしいので、何してもOKとまではいかないけど、上にあるはずの標識まで万博仕様になっていた。

 リストバンドを交換して中に入ると広い公園で、屋台もかなり出ている。そんな店と椅子やテーブルの並んだ広場を抜けた一番奥がステージ。かなり広くて椅子もテーブルもかなりあるし、食事しながらでも見えるように、そこにもモニターがあったりしてかなり快適に過ごせそう。あちこちにかなり気配りのあるフェスに見えました。

 各バンドの転換後、出る前に前振りの映像があるのだが、だいたいが各アーティストと氣志團の面々の対談だったり、映像だったりするのだが、B-Tの前には「Living legend」とか、「生活感がまったく見えない」…とか。ミステイクPVのとか、悪の華、殺シノ調べとかのCDジャケット、夢見る宇宙DVDのライブシーンが少し流れたりして、翔やんの喋る映像で「僕の好きだった人がバクチクファンで…」といつものフリ。「IN HEAVEN(だったか?)を弾こうとしたらまったく弾けなかった」、「でもお付き合いすることに成功して、性交もしちゃったんですよ…だから僕の初めての相手はバクチ…」とここでブチっと映像が切れる。なんかバクチクさんが初めての相手みたいな…と思った。
 紹介のバンド名が出るところのイラストが任侠みたいな和服のB-Tで、今井さんが極妻みたいだったのと、着物のあっちゃんの胸元が開いてたのは覚えてる。

 SEはいつものテーマから、実は場所取りを間違えてあまり近くまでは行けなかったので、生ではよく見えずスクリーン頼みでした。
 アニィが青い上着、ユータがグレーのジャケット、ヒデは白のタンクトップの上に網の上着を着てた。
 今井さんはおでこをガッと出すように髪を上げてたのと、黒い長い袖なしの上着で、後ろが細く裂いたような布(色が氣志團のメンバーの色を混ぜてあったような)をいくつも垂らしたような上着、インナーが鮮やかなピンクで胸元のくしゅっとしたインナーだった。腕は肘までの黒い手袋…というかアームカバー。ツアーの時の「夜想」のあっちゃんみたいだった。
 あっちゃんは…と思ったら、前髪を真ん中で分けて後ろをもさっと逆毛たてたように盛り上げてて…黒のてりっとした生地のトップスの袖は細かい柄のシースルー、右肩には黒いマラボーの羽根みたいな大きめの羽根飾り、下は普通に細身のパンツでした。アップになった顔にはまぶたにブルーグレーのアイシャドーがすごく魔族…。バーンと出たときのその圧倒されるような存在感って何なんだろうかといつも思う。
 
 その前に仙台貨物が出てきたときに、「仙台貨物~」というところで、独壇場と同じ「パンパン パパパン」というリズムフレーズを使っていて、BUCK-TICKも「独壇場~」やればいいのにと思ってたら、まさにそこから始まって、ひゃーっと思う。最初の曲の間奏辺りで、袖に向かって下げてみたいな仕草をしてたのは見た。イヤモニの音とかかな?
 続いて「エリーゼ~」、さすがにフェスだし、開脚は…しませんでしたね。しかし黒いマニキュアの指がマイクスタンドをつつーっとなで上げるだけですごーくエロいものを見た気になるのは何なんだろう。

 「去年は氣志團の皆さんにはお世話になりました。1曲プレゼントさせていただきます」と言って「悪の華」。始まったときの会場のどよめきがすごかった。今井さんがランウェイ状態になってた前のT字型の花道に飛び出し、続いてヒデも。あっちゃんも来てーと思ったら何で今回はコードのついたマイク…。この曲ではちょっとだけ出てきて、諦めて戻った。
 ついで「羽虫のように」宙ぶらり…の手ぶらぶらはやってた。

「じゃ、しゃべりますか」と珍しく言ったと思ったら「あんまり時間ないんで…」と腕時計を見るような仕草。「去年は氣志團といろいろやりました、アンナコトしました。コンナコトもしました。じゃみんなイっちゃいましょう」…と言って「Climax~」。
 この曲の時も前に出ようとして、バシバシ引っ張ってマイクのコード延ばして前に行こうとしてた。鞭さばきのように格好良かったんだけど、何で今日に限って花道あるのにマイクがワイヤレスじゃないの?と、ちょっと突っ込み入れた。結局居直ったようにマイク持たずに前方まで出て来た。花道に3人並ぶ様は豪華競演、やっぱり格好いい。そして戻っていったけど間奏あけに歌の入りが少し遅れてもあまり慌てずにマイクスタンドまで戻って歌い始めた。あとこのへんだったか、コード引っ張ったときにマイクスタンド倒して、あとでこそっと足で直してた。

 続いて「メメモリ」では、間奏でマイク持たずに今井側の端までつかつか歩いて行った。海が見える方だなぁ、海見たかったのかな?と思うんだが、マイク持ってないし、今井さんの間奏、そしてヒデのアコギが「チャララン~」と入るあたり(ヒデの間奏が何だか適当すぎてあららと思ったのも付け加えます)、これは遅れずに戻って歌ってた。
「氣志團Babies」とあっちゃんの呼びかけ。何度かそう呼びかけていて、あれこれってもしかして?と思ったらやっぱり次はアイコノ。初めの方、ハンドスピーカー使ってた。場内はあのフリで溢れ、あっちゃんは「5 for 氣志團ベイビーズ」と歌ってた。あとなんかもう一つ違う歌詞で歌ってたけどすっかり忘れた。
 終わって手を振ってメンバーが下がり、ほぉーっと溜息が漏れた。
 短い時間だけど、久しぶりに見たB-Tは、他と比べてもやっぱり格好良いバンドだよなぁと、改めて思った。



*番外・その他のバンドなど

・仙台貨物
 実はナイトメアというビジュアル系バンドなんですか?というのも知らなかったけど、セッティングから既に赤いビキニパンツの人とか、腰に白鳥付いてる人がステージをうろうろしてて、気になりまくり。かなり強烈にお下劣な感じでしたが、出てきたボーカル千葉さんとやらは、ほっかむりした自分のかぶりものをつけ、丈の短い赤い学ラン。出てきたときはみんな三輪車で登場して、花道までこいでました。他のメンバーも仮装っぽくて怪しげ。後ろにはパンダの被り物をしたドラムと、チャイナ風の衣装のギターかベースの方。歌っている後ろには赤のビキニパンツのダンサーが3人とか、一人だけ白鳥付きの人とか、そんなのに目が行き、すごく不思議なステージを見ました。
 しかし仙台ってあんなに濁点がつきまくるほどなまりがあったっけ? もっと北の方の人みたいだったけどなぁ。

・乃木坂46
 B-Tの前なんで、必然的に…。10代か20代そこそこのお嬢さんの元気さは可愛いけど、MCの声はキンキンしてて多少聞きづらい。そしてフェス内に出店しているリクルートの宣伝をし始めたときには、お仕事大変なのねぇと多少同情的な気分になった…というか、自分のCDの宣伝くらいは許容するけど、お子様にそこまでさせるの?って感じになっちゃって…。

 千葉出身の子がいて、今日はおばあちゃんたちが来てますと言ってたのは、ほのぼのした。
 衣装が出てきたときは学ランに肩金モールみたいな黒の服で、1曲で着替えたら白のセーラー風なんだけど、ワンピースとツーピースの子がいたのだが、どういう基準で服を分けてるのか気になってた。

・MAN WITH A MISSION

 モニターだけど、被り物が暑そうだなぁというのと、メンバーの後ろとかにペットボトルあったけど、どうやって飲むんだろう的な…音楽よりそういうのに疑問がいってしまい…。ストローもなかったし口元からボトル突っ込んで飲めるのかなぁとか…すまん、暑かったのでかき氷食べててそんなところしか印象がない。

・hide&スーパーバンド

 トリとしては映像だけはやっぱり弱いかなぁ? なんかいろいろな年代の映像ツギハギしてるみたいで、ちょっと途中できつくなってた。盛り上がれといわれても体動かないし、懐かしい人ではあるけど、何だか「もうあれは過去の亡霊だよなぁ…」みたいな。
 好きな人には大変申し訳ないけど、もう15年も前に亡くなった人、新しい映像があるわけでもなく、かなり出尽くしているのに、それを持ってきて何とかしようというのは無理があるなぁ、最初からトリビュートとして何曲かバンドでやった方が良かったんじゃないのかなーと思ってしまった。
 どうにも死んだ人を売って稼いでるみたいな、そんな感じがしてしまって何となくやるせなくて…そろそろそんなふうに切り売りしないで静かに眠らせてあげた方が…と。

 で、少し飽きた頃にステージ上段から黄色い人たち登場。黄色にハート柄(hideのギターと同じ柄)の学ランを着た氣志團のメンバー。すごい、このためだけにこの衣装作ったんだーって感じ。
 そしてメンバー呼び込み。すごいのはやっぱりリスペクトしてた人じゃなくて、実際に交遊のあった人達がこのバンドに参加しているってところだろうな。デランジェTETSUさんはXの前のバンドの時(サーベルタイガー時代?)に一緒にバンドやってた方らしいし、JもXの関係でデビューした後輩、今井さんは対談までした飲み友達?だし、ソフトバレエも交遊はあったかも、そしてGLAYもしかり。何せhideちゃんはLSBの大阪まで市川さんと車で見に行ってて、打ち上げであっちゃんに挨拶に引っ張り出されてたんだもんね。

 最初にTETSUさんと森岡さん、GLAYのHISASHIさんが呼び込まれて1曲、次にJさんが加わって1曲。hideさんから借りてきました、と衣装と同じ柄の黄色にピンクのハートのご本人のギターを爪弾く翔やん。
 今井さんなかなか出て来ないなーと思ったら、その次に登場。衣装は白いジャケットに藤岡の上映会と同じミッキーマウスのついた黒いTシャツ、そしてみどりの縁のメガネはhideさんがそういう格好してたからとか?
 翔やんが氣志團が出てきたメンバーに話しかけて、みんな一言二言しゃべって、「次にやる曲は?」とか言われて答えたりしてたんだけど、今井さん出てきて「盛り上がってますか-? じゃ、俺ももりあがっちゃおっかなーっ」とか…ちょっと棒読みな感じで喋った…多少緊張してますか?
 そして翔やんに「次の曲は?」と聞かれて、今井さんがぼそっと答えたけど良く聞こえない。すかさず「もう一回!」と声ががかる。「ダ・ウ・ト」と一文字ずつ切るように言ってました。
 今井さんはこのメンバーの中でもやっぱり混ざると音が華やか、そして一人だけ左なのですぐ見分けが付く。もう1曲やって、最後みんな真ん中に出て行くところを、ギターを渡して袖に戻りかけて、手持ちぶさたな感じでふらりと前に出て他のメンバーと並んで挨拶してた。

 かなり快適なフェスでした、最後は結構盛り上がったかな。ラストではもう移動し始めてしまったので、あまり待たないうちに帰りのシャトルバスに乗れて、駅まで帰り着けた。