大宮ソニック、久しぶりだと思ったらメメモリの時以来の3年ぶりだった。平日だったのでラズダズの時はスルーしたのかもしれない。
 今日の席は1階の6列目、このツアーでは今のところ一番良い席のはずだが、かなり上手側でステージ的にはかなり斜めに見る感じ、できたらもう少し後ろでもいいから、真っ正面でセット込みで見たいなーって思う。

 ステージには黒い紗幕が掛かってた。15分過ぎたくらいで開演、通常版のアルバムジャケ写を映すのは止めちゃったのかな?
 真ん中奥のスクリーンに水の雫がぴちょんて跳ねるところから、なんかちょっとまた映像変わってないか?と見てた。ラッセンみたいな森の木の姿とか、「夢見る宇宙」の曲の時も出てくるあの胎児みたいな映像って、前回はあったかな?
 ユータ、アニィ、ヒデ、今井さんと出てきて、真ん中の枠みたいなのにあっちゃんの影。横寄りから見てるせいなのか、風で煙が流れてたからか、シルエット丸わかりだった。

 今日のあっちゃん、帽子にショートトレンチ、中はノースリ、下はミニスカにシースルーのワイドパンツ、中はニーハイブーツ。長いブーツ履くなら、足見せないと勿体ないよー。シルエット的には薄地のズボンだったので、細い足は透けて見えてました。手袋は肘までの長いもの。
 今井さんはベージュのノースリの衣装、ヒデがライダースみたいな上着に、下に茶のチェック柄のストールみたいなのを斜めに巻いたようなアシメのスカートみたいなの。下はブーツだったかな。ユータが黒に赤の混じったベロアみたいな光沢生地の上着、アニィは青の上着がウエスト丈で、その下から茶色の燕尾の裾が重なって覗いてる感じ…うーん、この服って重ね着なのか、それふうに1枚でくっつけてあるのか、どうなってるんだろ?


エリーゼのために
 完全に野音あたりで聴いてたのとは違うエロ曲になってますね。帽子を目が見えないくらい目深に被ってて、トレンチの前もきっちり締めてて、シースルーのワイドパンツに赤い唇と撫でつけた髪で、「愛のように淫靡な~」と腰振られたらもうなんつーか…。この曲そういう曲だったんだっけなー?と思いつつ、もっとやれーと思ってしまうファン心理…うーむむ。

LADY SKELETON
 腕を直角に下に下げて、骸骨踊りをするあっちゃん… 。そしてポールダンスみたいに膝を開いて股間すりつけるようにして沈んでいくとか、どんだけエロいの…とつい凝視してしまう1曲。
「エデンの園」では股間をサワサワしてて、「バベルの塔」では肘から先を上に上げて手を握り、もう片手で手首あたりをこしこし擦ってた…ああ、実はそういう意味なんですかーと思わず納得してしまった。
 間奏ではやっぱり後ろ向いてドクロ映像と同じくらいの速度で腰をフリフリ…。

ONLY YOU
「ONLY YOU~」と右手を上に上げて人差し指を一本立てて…そのフレーズのたびにそれでした。「顔を上げなよ~」と、自分の顎をクイッと上向かせるようにあげてたのは見た。

MCはここのだったかなー、ようこそとかそういうようなこと言ったあと、「楽しんで、楽しんで。楽しんで…」とか言ってたの。記憶が…?

人魚-mermaid-
 このへんでもう上着脱いでたかな? 胸元からビキニを取って放り投げて、浜辺を探してたのは見た(一体どう言うシチュエーションなんだよ)。
 そして間奏で「ギター。星野英彦~」と呼ばれたヒデさんが前の方に出てきて、おでこに手を当てて、客席を何か探すようにしてたのも見た。もしかしてビキニを探してたんですか、ヒデさん。このソロのギターの音が好きなんだけど、たまーにソロ間違えますよね…一瞬一音だけ飛んだりとか…うぷぷっと思ってしまう。
 今井さんは下手側の張り出しで、ギター弾かずに手拍子、この間奏はヒデさんの独壇場でした。

夢路
 この曲やっぱり照明が暗いんだなぁって思った。後ろのろうそくの炎でかろうじてステージがぼんやり見えるくらい、ほのかな明るさなのは、それを意図してのことなんだろうな。
 最後に「あぁ…」「あぁ…」って小さく叫んでて、最後に「うぁーーっ」て感じでシャウト、胸に迫るくらい格好良かったなー。手を振ってろうそくを消す仕草に、スクリーンのろうそくがフッと消えて、ここって良い演出だよなーって思う。

Long Distance Call
 真ん中あたりで座り込んでて、黒手袋の左手を耳あたりに当てて「もしもし…」「もしもし…」って。「聞こえるよー」ってうんうんて頷いたりしていて、本当に歌なんだけど、電話しているような抑揚だなーって、息を詰めて聴いてた。「もう、うまく…」とか、本当に声が裏返って言葉が詰まって出てこないみたいな、迫真の歌だなーと思う。間奏でも「もしもし…」って囁くように言ってた…。曲の最後のフレーズあたりで、吠えるようなシャウトしてた?ような覚えが…鬼気迫る感じだった。

極東より愛を込めて
 バックスクリーンの炎映像に責め立てられるかのように、ユータとアニィの間の段に立って歌ってた。ねぇママ…と「ママ、ママ」とか叫んでた。ここ2曲続けてやられると、凄くクるなーとおもう。

Jonathan Jet-Coaster
 ここは手袋を外してて、白い腕が体の横で飛ぶように空を切る。間奏で前の真ん中あたりにギターズがいて、あっちゃんが後ろに下がってたんだけど、そのままアニイの台のところで「僕の羽根はー」とマイクスタンドを肩に担いで揺れるように歌ってた。

見えないものを見ようとする誤解 全て誤解だ
 スポットがヒデさんから今井さん、ユータ、アニィと曲に参加していくに従って上から照らしていく感じ。一区切り目がそれで、そこから後ろのアーチ型の照明が上へ上がってきて、曲が始まる。真ん中の台の上に立って、ステッキを持って下りてくるあっちゃん、やっぱりステッキを客席に向けて横に振り流すようにして、「誰かが生きれば~」のところを歌ってた。「夢を売って俺は絶望の中、踊らされて俺は生きていける」とか、微妙に混ざってるのが気になる。

夜想
 ノースリでマラボーを首にかけ、帽子に肘までの長手袋…。マイクスタンドを掴んで、歌いながらスーッとしゃがんでいったのはここじゃなかったかなー?
 細長のスクリーンに網タイツの太ももに触れる手袋の手とか、ボンテージ風の紐を編み上げたコルセットの背中とか、編み上げのロングブーツとかがスーッと流れていくように映ってた…そんな映像って前はあったっけなー?と、上ばかり気になって見てしまった。桜の花びらとか彼岸花の映像も、前よりちょっと目立たない感じになってなかったか?とか。

SANE -typeⅡ-
 前よりクリアに歌が聞こえる感じなんだけど、私としてはあんまりピンと来ない曲です。後ろのネオンみたいなのも派手なんだけど、合ってない感じというか?今井さんの声が結構出てた気はする。

禁じられた遊び -ADULT CHILDREN-
 「ただいま」で始まって、イントロで時計回りに輪を描くようにグルグル歩いてた。映像がまた変わった気がするんだけど、後ろの画像に回転木馬とかあったっけ? 間奏は倒れずに座り込んだまま頭を前に倒したり反らせたりって感じで前後に体を振ってた。ラストの方に揺れるブランコの映像とか…。

INTER RAPTOR
 長手袋外して、白い腕が空を舞うように手を広げて飛ぶのがホントまぶしい。歌ってないところ…「闇を切り裂き吠えてやる」とか「殺しの歌に血は踊る」とかそういうところでいちいちベタな感じの動作をするあっちゃん…見てると歌ってないのが気にならないな。

MISS TAKE~僕はミステイク~
 イントロで両手を合わせて首のあたりで組んでて「親愛なる~」と歌い出してた。「傷みをくれないか」って両手で胸を押さえて、「データが欲しい」ってそれを胸から外して揃えたままの手を見る、みたいな。「~お前からー」って、歌に力が入るのか、スタンドからガッとマイクを外して引っつかんで体を曲げて声出してるよね。そして今井さんのギターソロの、ネットをギュンギュンて絞るように動かす感じとかも好き。今日はバッチリ見えました。
 そして最後のところはイントロと同じポーズで、同じ歌詞を…。

Climax Together
「じゃ、この曲でイッちゃいましょう」とか言ってて「We love all」と…。盛り上がりの良い代表曲になってきたなーと思う、今井さんも張り出しまで行って煽ってた。
 ラストのスローパートは後ろ向いて自分の体を抱くようにして肩に手を置き、最後は後ろ手でバイバイって右手を左の肩越しに振ってて、そのまま体を抱いた状態のまま、くっついて取れないというようにそのままので舞台袖まで帰るあっちゃん…なんか、どうしちゃったんだ?って見てしまった。


アンコール

 ユータが出てきて、アニィが出てきて、そのあとはしばらく誰も出て来なくて、アニィが催促するようにドンドンとドラムを叩いてました。

Coyote
 あっちゃんは黒のストール(金の縁飾り付き)を頭に被り、長い丈の上着、そして下のワイドパンツは脱いでたけど、ブーツは長いやつのまま。うん、その方がシルエット綺麗だよ…。
 しかしストールひっかぶって歌ってる姿が、やっぱりなんか被りたいんだなーと思ってしまい、手拍子を煽る仕草とか歌ってる姿が可愛くてツボに入った。
 なんだろう、本編の時は気を張って世界を作ろうとしてたようなのが解かれて、のびのびと歌ってたからかもしれないし、当て振りのベタな動作が妙に愛しかったからかもしれない。すごくあっちゃん可愛い~…と思えた1曲

君のヴァニラ
 頭のストールは外して、イントロでうわ、キター!と思った。6/9の時ってツアーに行ってないので、聞いてる回数少ないはず…。
 ピンクの照明に照らされて、妖しく腰をくねらせてステップ踏んだり、後ろ向いて上着の裾をぴらっとめくってお尻触りながら腰振ってた。だけど意外とこの曲って歌ってなくてテープで…もしかして喉がイマイチでこういう選曲?とか思ったのも事実。

Ash-ra
 奈良で聴いて以来のこの曲、良く聞くとやっぱり昔とはアレンジ変わってる気がする。音とかギターとか、知ってる感じと違うような…?あまり聞く耳はないのですが、そんなことを思いました。
「黒いドレスでー」と上着の両裾を握ってひらひらっていうのと、マイクスタンドを斜めに倒して歌ってたのは覚えてる気がするんだけど…。好きだから嬉しかったなー、この曲。


 2回目アンコール、ユータが今井さん側の張り出しのドアから出てきてた。

TANGO Swanka
 「ヘイ、騒ごう」ってハンドスピーカーで言って、イントロでは「ウーーーッ」とサイレン音みたいなのを出してた。楽しかったんだけど、あとは思い出せないー。

独壇場Beauty
 イントロで手を前で上下に振るようにして踊ってたあっちゃん、手拍子も煽るようにしてた。
 間奏だったかユータが下の真ん中に出てきてて、会報に載ってた写真みたいにあっちゃんが今井さんとユータの肩を両手に花状態で3人並んでたところがあって、ヒデが気付いて真ん中に寄っていったら、今井さんとかみんながフッとばらけていったりとか…そんなシーンがあったような。
 あと真ん中の台の上でユータが出てきて弾いてて、戻る時に隣になってて、ユータが後ろ向いてたらあっちゃんがお尻撫でたりとか…そんなのもあった気が。

夢みる宇宙
 イントロの時に横向きで、顔を上に上げて空を見上げるようにして、祈るみたいに手を組んでて、曲のラストも同じように上を見上げて手を組んでた。
「僕は生まれた~」って、お腹あたりからスーッと手を下にスルッと動かして、その動きで、あ、なんか産まれたんだなーって感じだったのと、「月夜のワルツ~」で踊るようにボックスステップっぽいのを踏んでたなーとか、覚えてるんだけど、なんか曲がノイズっぽくて、今まで聴いてたより音がクリアじゃないというか、アルバムバージョン?とか思ったんだけど、どうなんだろうか。
 今井さんのイントロとラストのキラキラ星のフレーズが、前に聴いたときは凄く歪んだ音だったのが、クリアな感じの音になってて、最後はやっぱり長く伸ばして、ボリューム上げたり下げたり、座り込んでスイッチをいじってる感じだった。


 最後、ヒデが投げたピックがちょうど左腕に当たったんですが、跳ねてどっか落ちてしまい、暗がりで見えないうちにお隣の方に持っていかれちゃいました。ちょっと惜しかったなー。

 

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 2週間ぶりですが、曲がみんなかなり雰囲気変わってました。イントロの「エリーゼ~」は驚くばかりのエロっぷりだし、「夢見る宇宙」もフェスとかで聴いてたのとはまた別の印象を受けるような…そして前に見てても、仕草も表情も違ってる曲があったりして、何度見ても新たな発見があるんですよねー、これだからこのバンドは面白い。
 今回は最初から出来が良かったので、どんなふうに変化していくんだろうかと思ってたんだけど、やればやるほど深みと味の出る感じになっていくのが、やっぱりライブバンドなんだなーと思わせてくれます。
 アンコールで聴きたかった「ヴァニラ」が聴けたのが嬉しかった。アンコールも最初といろいろ変えてくるのは、ネットの情報化時代の裏をかくようで面白い。スタッフさんは大変だろうけど、そういうのが刺激になって、ダレずにツアーができてるのかもしれないなー。まだこれから何か出るのだろうかと、それも楽しみです。

 あと、廊下を歩いてたスタッフさんらしき方達が、背中にセーラー襟のプリントのついてる夢見る宇宙のパーカーを着ていたのがなんか可愛らしかった。物販と同じもの?着てたのは大柄な人だったので結構大きいサイズだと思うんだけどスタッフ用のサイズ別注品なのかな?