前日は大雨だったが、心配されていた台風も過ぎ、何とか曇り空で済んだ神奈川。天リボもメメモリのツアーも雨だった印象なので、この日は晴れないながら、曇りで済んでよかったなと思う。
 

 今日は見たかったあっちゃんのチェックの衣装が見られました。ストンとしたシングルのコートみたいな長い上着、パッと見、紫かエンジと濃いグリーンというか色が落ち着いてて好み。そしてミニスカートがプリーツ~で白っぽい又は銀のスタッズ?なベルト止めで、なんか珍しくも可愛らしい、こういうのも着られるんじゃんとか思ってしまった。それにシルクハット、前髪は半分あったかも。登場時から杖を持っていて、ダンディな印象。
 今井さんは黒っぽいアラブ調襟金糸のノーカラーでの金のストライプの入った上着、中の胸フリルのブラウスがピンクだった。下はシルクのパジャマズボンみたいなの。
 ヒデさんは初日の丈の長い方のアシメなコートバージョン。ユータは黒としか見えない。アニィがカーキっぽい、襟の黒い上下。髪が前後に盛大に立ってたのと、毛先が金髪で、ライオンみたいだなーと思った。

 今回もオープニングSEで手拍子が始まる。意図的なのか自然発生なのかはわからないけど、一緒に手拍子してても今井さんが言ってたほど気持ち悪くはならなかった。
 幕が上がったら、ちょっと背景が違う。前は赤カーテンだった気がするのに、白っぽい縦ラインみたいな流れのもので、たわんだ紐のカーテンに光り物がついてるみたいな…凝視してたけど、どうなっているのかよくわからなかった。フロント3人のところが円型に少し高くなっているのは初めてわかった。床の模様があるらしいけれどわからず。2階からでないと見えないのかもしれない。
 この会場は上手側から出入りするらしく、皆さんそちらからこっそりと入場、かなり透けて見えていて、大歓声。

RAZZLE DAZZLE
 チェックのコート姿にステッキ、シルクハットがあまりにいかしてたもので、1曲ボーッと見惚れてた気がします、オペラグラスで。「トゥナイトゥナーイ」は客席に歌わせていて、マイク向けて煽ってた。
 額縁の電飾の、赤カーテンに光りものが引っかかっているような輝きが、チープな芝居小屋っぽくて良いなぁーと思って見てた。

独壇場Beauty
上からミラーボールが3つ、下に一つだったな。あっちゃんは片手でマイクを持って歌いながら、胸元に当ててタンバリンを叩いてた。ぼーっと暗闇で黄色く輝いていた。間奏でもなんか楽しそうにずーっと振ってて、職人っ!て感じだった。

PIXY
一瞬右側のモニターに乗って「僕は悪魔じゃない~」、そして右肩にマイクスタンドを担いで「やつは天使じゃない~」って歌ってた。片膝立てて座って歌ってたのもこの曲だった気がするけど、どこだったろう?
 微妙にリズム隊とギターと歌がかみ合ってなくて、ちょっとグタグタだなーって思ってた。


「ウェルカム!ラゾーダゾー」「台風も行っちゃったし、怖いものはない、楽しもう」って感じのMC。「ハッピーハロウィン」とかも言ってた気が…。

羽虫のように
囁くような声で曲タイトルを言ってた。「指先で~」と歌う時に指先を、スッと差し出して、虫を潰すみたいな動作をするので、あっ、て感じで…。

BOLERO

Django!!!-眩惑のジャンゴ-
 曲前のイントロがアラブっぽくで、おもちゃの銃みたいなビシュンピシュンて電子音が入ってたと記憶。

 シルエットで上着を着たのかと思ったら、腰に巻いてた…スカートオンスカートだよ、あっちゃん。
 間奏で「ビビディ」「バビディ」「ブゥーーー」とおどけるように叫んでて、その居直りっぷりが最高。
 初日や富山ほどタンバリンは振ってなかった感じ。初日のあの手さばきがもう一度見たかったんだが、半端に叩いて放り投げてた。コート腰巻きもその1曲だけで終了で、ホッとしたような寂しいような…。

 これの前の画面転換のところはスペーシー、宇宙空間みたいな音?あっちゃんが曲間に喘いでいたので、ここで「キラメキ~」でも始まるのかと一瞬びっくりした。

狂気のデットヒート
 今日も後ろの映像と一緒にクロールしてた。

錯乱Baby
「腰を振れBaby」でスカートの腰を振ってたのが、ちょっと色っぽかったと…。

SANE
 富山で見たときより、全体にステージの照明が暗いような気がしてた。前回は映像と額縁の電飾と音がかみ合って、すごく気持ちよく見られたのに、何となく暗さが気になってしまった。
 イントロと終わりの方に拡声器を使ってて、途中ではそれを紐を持って振り回していた。



「22年ぶりにこの間、富山県に行って来ました。おみやげはなーい(両手を体の脇で開くようにして)、お話だけ」とお茶目な感じでご報告。今回の前半のキーポイントは富山だったのかも。「22年ぶりに、今井がかっこよくしてくれた曲」とか何とか…、今井さんの近くへ行って言ってました。「VICTIMS」と言いかけ、「OF LOVE」の間がすごくあいていてちょっと笑った。

VICTIMS OF LOVE
 初っぱなの歌メロが前のバージョンに戻ってて、あれ?変えたんじゃないの?と思ったら、途中で1回戻ってた。なんか…間違えたみたい。しかし何度聞いても艶っぽいアダルトなアレンジで、これこそこの年になったから歌えるんだろうなーって、タンゴのリズムに乗って体を動かすあっちゃんに見惚れてました。最後の方、ファルセットの高い声で「~指先」とか「もつれあう~」とか、なんか切れ切れに即興っぽい歌を色っぽく歌ってた。

TANGO Swanka

くちづけ

月下麗人


夢幻
 「舞い上がって、溶けちゃおう」と言って曲へ。イントロで一瞬モニターに乗っかり、下りた。これは「舞い上がる」だったのか?

 「じゃ最後、おやつじゃないですけど…」と言いかけ、「面白くないね」とセルフ突っ込み。「ラスト1曲聴いて下さい」って強引に曲へいってた。

Solaris
 スクリーンは蝶の舞い飛ぶ宇宙空間って感じ。これの声が、凄かったー。
 マイクスタンドの前に立ち、両手を高く上に上げ、手のひらをこちらに向けて、今撃たれたらひとたまりもないと思うくらいに無防備なまま、声が…まるで体から絞り出すみたいな、口じゃなくて体全体から放射されて飛んでいくような渾身の声で、聴いててゾクゾクした。
 宇宙空間と化した会場を包み込んでしまうくらい、ふんわりと抱き止められたみたいな…そんな感触に、今井さんのデタラメっぽいぎゅんぎゅんしたギター、ファルセットの最後のコーラスはちょっと尻切れの印象だったけど、終わってほーっと溜息をついてしまった。


アンコール

妖月
 近くで見るより、少し離れた方が演出の効果がわかる気がする。紗幕越しに映像とともに浮かんでは消えるようなメンバーの影。幻みたいだ。しかし奥の方であっちゃんが自分で手持ちライトを付けてたりしてたので、そのへんが少し生っぽいんだが、演出的にはぶちこわし?
 毎回映像が微妙に違ってる気がするんだけど、気のせいじゃないよなあ?

 本編の時、ベスト着てた?この時になって初めて、背中に薔薇の刺繍があるのがわかる。本編の時は、黒シャツだけだった気が?
 初日、黒バージョンの時のベストより、薔薇の刺繍が大きかったような気もするが、不明。

Goblin
 イントロでその杖を縦笛のように吹く真似をしてた。何だかハーメルンの笛吹きという単語が浮かんだ。
 間奏辺りでユータが下に下りてきて真ん中へんであっちゃんの後ろから腕にぴとっと顔を寄せるも、あんまり反応がないあっちゃん。そのあとノリノリで弾くユータの顔あたりに、足元のライトを付けて当てる。しばらくそんな感じで。

スピード

 2度目のアンコール、今井さんがハロウィンTシャツで出てきた。下は衣装のまま。四角い小さいカゴに入ったお菓子を、無造作に前の方の席にポイポイ投げていく。チョコだか飴だか、いろいろな種類が混じっていて、あらかじめ用意してあったというより、あったものを持ち出してきたっぽい。楽屋にあったお菓子なのかも。最後はカゴを逆さにしてバサッと落として、「もうないよ」と言うように振ってた。
 そのあと出てきたあっちゃんが、「お菓子もらったの、良かったね」と前列に話しかけ、ちょっと羨ましいと思う。あっちゃんがハロウィンTを着てなかったのが、残念なような、ホッとしたような…。

die

ICONOCLASM
 ほとんど拡声器越しに歌ってたなーという記憶。「5 FOR  HAPPY HALLOWEEN」とか、歌ってた。


 終わってしばらくして、額縁の上の方に、電光掲示板みたいに右から左へ文字が流れていく。上下に濃淡のオレンジのグラデっぽい文字色。
「Thank you!! Happy Halloween」そして背後にはカボチャの絵柄が転がっていく。
「See you next 'go on the RAZZLE DAZZLE’」
「Good-night with Big kiss」

 ここでしばらく停止。帰りかけていた人たちも思わず振り返って、場内からどよめきと拍手が起こってました。しばらくして文字がまた初めから出たので慌てて書き留める。3~4回この表示が回ってた気がします。
 ホント、誰がこんな事考えつくんだろうか。フェスの時もそうだったけど、こういうさりげない遊び心と気遣いが凄く嬉しいんですよね。次からはどうするのかな、ハロウィンじゃなくてもありがとうくらいは出るかしら?