ほぼ一月ぶり、お久しぶりな感じのするライブ、あちこちの様子を聞いたので、ちょっとハラハラもしてた。
この日は1500番台だったので３本目くらいの柵のあたりに入って、前に大きい人がいない、視界の良さそうなところを探した。
セットが変わってた。横浜、赤坂の時は上の奥に半円形にぐるりとライトがあって、鉄の柱が６本だったんだけど、今回はステージが大きいからか、客席の方へ出っ張るように、反対側にも上にぐるっと丸くライトが設置されていた。奥はリバースのツアーロゴとドクロの垂れ幕。
戸川純の「パンク蛹化の女」が、やけに懐かしく響く。昔あれが好きだった友人は今どうしているだろうなぁ…なんて思い出した。
今日もあっちゃんはライダースで、下は袖無しにレース付きの黒のフリルブラウス。
そして今井さんもヒョウ柄上着、下はダボッとした半パンツ。下はパンプスのようだった。えー、ストライプのスーツは～？髪はクリップで上げてたけど、数曲で下ろしてました。
あとの3人は余りよく覚えてません。アニィがナポレオンジャケットだったかな。
あまり良く記憶はしてなくて、２日分混じってるので、確実に覚えてる…だろうところだけおぼろげに書いてみる。
SEから、「Les Enfants Terribles」でスタート、始まってすぐに声が一瞬途切れたりして、マイクの調子が悪いのかなと思ったり、声がうまく出てないのかと思ったりして、あとで聞いたらどうやらマイクを落としたらしい？
「骨までしゃぶっていいかな」の声が、囁きでなくすごい強い歌い方だったなとか。
「モンタージュ」の前に、「イエイって言えよ」とか言ってた気がする。場内「イエイー」って元気よくお返し。
「MOTEL 13」で、ヒデさんがイントロのギターをミスっていて、せっかくのイントロのソロが何となくグダグダになってて勿体なかったなーとか、あまりあっちゃんがエロくはなかったかも、とか。
「アンブレラ」で最後に投げるために上着を準備してたみたいだった…という覚えが。
「Coyote」の曲前に、今井さんがまるで遠吠えみたいな「キューン」ていうギターの音入れていた。
前に張り出している、上の円形のライトから、白い光が下に向かって差して、まるで場内とステージを薄いカーテンで隔てるような雰囲気。ライトは夕暮れのオレンジ、これアレンジとか歌い方変わった？と思えるくらい、久々に聞いたら音が変わったのかテンポが落ちたのか、少しスローになった感じを受け、声の威力が絶大で、鳥肌立ち、じーんとしてました。
キラメキ、イントロの前の白鳥の湖はやたらとたどたどしくて、イントロのところで、ちゃんと弾けるじゃん、みたいな（失礼な…）。
これって十三階の時と同じアレンジの感じだなーって、ストール肩に歌うあっちゃんの、広げた手と羽根ストールを見ながら思う。
床に置いた手持ちライトで自分顔を下から照らしていてのはこれだったか？
Lullaby-IIIは杖付きのフル装備、今井さんの酔っぱらいギターは、ピロンピロンするのと、色っぽいフレーズとを交互に弾く感じ。間奏あたりであっちゃんがマイクスタンドに手を置いて、その周りをゆっくり回るように歩いてたのはこの日だったと思う…。
帽子を深くかぶって、顔を下に向けてこの日はエンド。
「Memento mori」からラストまではもう、煽られまくりでテンション上がってたので、飛び跳ねて踊っててかなり覚えてない。
メメモリはノリ方が忙しいなぁと思った。「ウォーウォー」「ダッダッ、ハッハッ」…跳びまくり、LIMBOも上がった。
「天使は誰だ」…「ジーザス～」と歌ったあと、首をうなだれるようにして両手を横に伸ばして、十字架のキリストみたいな姿に。ちょっとこの曲の高いところは声が出きらずに苦しそうで、まだ本調子ではないのかなーと思ってしまった。
アンコール、地下室はイントロで拡声器のサイレンを鳴らしてた。
「あー夢のよう～」のところは拡声器越しにマイクに声を当てて、ちょっと割れた感じの音。
「愛を込めて…」と次の極東に移ろうとするも、イントロの音が出なくてちょっと間が空いてて、アニィがおや？と言うように首をかしげてたような。
アンコール2回目、4人出てきてイントロが始まり、帽子に羽根ストールであっちゃんが登場。
ティンパニーの音がして、これはどっちの曲だ？と一瞬身構えてたら、今回は「アリス～」だった。
始まって歌が入ってしばらくして、何だか不協和音みたいになっていき、アニィとユータが目配せしたように顔を合わせ、今井さんが弾き止めて…あっちゃんが最後まで歌ってて、止めて…自分が間違えたのか確認するように今井さんとかに自分を指さして聞いてました。ユータが真ん中へんに出てきて、違う違うと手を振って、ぺこんと頭を下げていたような…。
場内は珍しすぎる中断のハプニングに大盛り上がり…うおーっと拍手が起こってました。
「じゃ、俺が悪いってことで…」みたいにあっちゃんが言ってもう一度最初からやり直し。機材トラブル以外で演奏が止まってやり直しとか、初めて見たかも。今度はちゃんと曲が進み、盛り上がって終了。
何事もなかったように、次のREVOLVERまでやったあと、「まぁ、いろいろありましたが…ああいうアレンジなんで」と気取った声で、すました顔で言うあっちゃん。
…もっとすいませんとか謝罪っぽいことを言うかと思ったので、なんかその居直った感じが可愛くて、思わず爆笑。
「また会いましょう」と言って最後は「HEAVEN」。あっちゃんの声が長く伸びるーっ。
最後は今井さんがギター音を長くギュイギュイ響かせてた。
「東京大好き！」とユータがあっちゃんのマイクを下げて一言。いや、みんな東京在住なんだからご当地リップサービスになってないって…。
アンコールのハプニングの印象が強いですが、楽しくて面白いライブでした。
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体調と開演前のドタバタでちょっと私的にテンション低めでしたが、始まってしまえば引き込まれて、終わったあとには十分に満足して会場を出られました。
あんなハプニング、珍しい…ていうか、堂々とあんなので開き直ってやり直しとかって、数年前ではありえなかったかもしれないな。笑ってもう一回…と済ませられるくらい、もう自然体なのですね。
そういえば前奏が短かったかも…と今井さんのブログを読んで思い当たりました。こんなこともあるんだなぁと、人間味溢れる様子にほっこりしてしまうくらいでした。
あっちゃんは最初のほう、MCの声もちょっとガラガラしてたから、風邪でも引いてたのかなぁ。