●出演順

DIE IN CRIES
MAD CAPSULE MARKETS
SOFT BALLET
LUNA SEA
BUCK-TICK


●セットリスト
SE~JUPITER(SHPELESSバージョン)
スピード
悪の華
Madman Blues-ミナシ児の憂鬱-
d.t.d
VICTIMS OF LOVE
キラメキの中で…
太陽ニ殺サレタ
die

 

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会場は仙台駅からバスで1時間の山の中、どこを走っているのか両側は田んぼばかりで、完全に世間とは隔離されてる状態のサーキット場。広場というより野っ原に運動会でもするように杭と紐でブロックを区切って、物販や飲み物などのテントががその周りを囲む。
やっぱりお客は黒ずくめで、特にルナシーファンはコスプレがすごい。頭逆立っているし、真っ赤な髪だったり。

逆にB-Tファンは大抵チョーカーで見分けが付いた(93.4年あたりのツアーグッスに、十字架っぽいチョーカーがあったのだ)。あれは解る人にだけわかって結構隠れたおしゃれかもしれない。私はGパンだったので結構浮きまくり、何のファンだと思われてただろうか。

5時ちょうどにダイイン・クライズがまず一番手、ボーカル氏はやたらと「仙台ー」と叫びまくる。ついでマッドはやっぱりびゅんとやってやり逃げ。
ソフバは森岡さんに合わせて手を振って踊っている客を後ろで見ているのが面白い。あっちゃんに似た遠藤さんも何となく不思議な感じで楽しい。
ルナシーはピンスポの櫓の上や舞台の左右に火を燃やしたり、結構演出が凝っていて準備に時間がかかっていた。ずいぶん意識してるんだなーと思った。初めて実際のライブを見たけれど、ファンに若い子が多いせいか興奮してヒス状態のうわずった声で、うちわを振りながら叫ぶわ歌うわ…肝心の曲があまり聞こえないほどだった。曲は嫌いじゃないんだが、ライブのあおり方とかボーカル氏のMCが結構苦手な感じで、CDだけでいいかなと思った。


B-Tの番になったのは8時過ぎくらい。面白がって立ったまま見ていたらここまでで疲れてしまった。さすがに3時間立ちっぱなしは辛い。それにしても暑いので途中でもバタバタと倒れる人続出。せっかく気合いを入れてコスプレしてきたのに目当てのバンドの前に倒れて運ばれてたりして、何だか可愛そうだった。
各人の衣装は、前の2週続きの富士急のどちらか。あっちゃんは黒のノースリーブ、黒のズボンにシースルーの白の上着、腰丈で前を結ぶ感じのもの。舞台の真ん中にファッションショーみたいに突き出した花道があるのだけれど、今井さんとかヒデさんがそこをずーっと歩いて前の方に出てきてくれたりして、面白かった。
 曲順は8/7の富士急と同じ、イベントなのでその前に出てきたバンドとどうしても見比べてしまうのだが、やっぱりB-Tは別格でした。特効とか派手な演出でなく照明と音だけで結構淡々とやっている感じなのに目が離せずに見入ってしまう。位置は遠かったので動きとかよく覚えていないけれど、惚れたのがこのバンドで本当に幸せだったなぁと自分の選択を褒めてやりたくなってた。
「VICTIMS~」のイントロとかで手つき腰つきがやたらHだったのは覚えてる。両手がしっかり股間にあって、ここまで堂々とやるかと思ったから。あと「キラメキ~」のイントロで、「…救急車のサイレンが周り、僕は笑うー楽しいね」と、なんだかアブナイ人の世界かなと思っていて、帰りに横を見たら救護テントの脇に本物の救急車がいた。よく見てるな、あっちゃん。
あとその前のルナシーのノリのままま、客がやたら騒ぐもので、「キャーキャーキャーキャー…」と何だか嫌そうに呟いていた。
ラストは「死ぬのが怖い、死ぬのは悲しい、死ぬのに憧れる…」と呟いて「die」、暑さが吹き飛ぶような瞬間でした。

終演後は地獄のような長蛇のバス列で、どうしてもバスに乗らなければ市内へは帰れないので、諦めて列が切れるまで1時間ほど芝生で座ってジュース飲んでました。

帰りは季節列車、夜行の急行「津軽」で、結構後同類がたくさんいました。夜行電車に乗ってみたかったという野望は一つ達成したけれど、乗っているのはオジサンばかりで、座席は固くて寝にくかったし、女の子にはあまりお勧め出来ないかも。
とにかく暑かったとしか覚えてない、1日でジュース類何本消費したかな、でもこういうのも珍しい体験かな。