2024年1月1日能登半島地震から5ヶ月目に突入


小松方面から金沢経由、輪島、珠洲、能登町、穴水町、中島町、七尾市、和倉温泉、氷見市まで震災復旧状況を把握する為に能登半島を一周して来ました


何度も大震災にあっている台湾やトルコ、他の皆さんも大枚を寄付されていますよ


倭人の心と輪島塗や珠洲焼の技術は伝承していくべきでしょう

  加賀藩 前田公も上様に

   一筆書かれておられるのでは


国道、県道など主要幹線道路は、ほぼ開通

但し、能越自動車道は、下り線(輪島市方面)のみの片側通行 

奥能登からの上り線は通行止めです

路肩は崩れ易くハザードポストが至る所にあり、Bump (凹凸 起伏)も至るところに 

また揺れ次第で崖からの落石の可能性も


片側交互通行箇所も相当数あります


スピードは低めが無難 

場所によっては、

JAFも直ぐには来れないと感じました

出来ればスペアタイヤの付いている

四駆がベストです



金沢市の1.5避難所の一つ

いしかわ総合スポーツセンターを経由

内灘付近は湿地帯のせいか

至るところで通行止め



金沢東IC付近から、のと里山海道を北上

北に上がるほど、屋根の瓦にブルーシートが目立ってきます 



のと里山海道を輪島市に向かって西側ルートを

北上したかったのですが、通行止めで迂回

途中、曹洞宗大本山 總持寺祖院へ

門前町は、かなりの被災状況


善の里広場に車を止めて、L型の参道を歩きます

能登手仕事屋さんは、唯一開業しておられました

總持寺祖院で、より早い復興を願い合掌







羯帝 羯帝 波羅羯帝 波羅僧羯諦 

菩提薩婆訶 般若心経


町中の瓦屋根は、ブルーシートが掛かり

かなりダメージを受けています


瓦屋根は日本文化の象徴ですが

今後の為に、再建には、RC、S + 木造のHybrid構造が良いかと思いました

何故なら、被害を受けた家屋は、ほぼ瓦屋根の木造住宅と倉庫が多い様に見受けられたからです


迂回路の七尾輪島線を輪島市街地まで走ります

街は動いていましたが、多分復興の為に国、県、市町村、経済団体等の協議が、三々五々進行中なのでしょう 朝市通りは、一部で解体作業が進行中のみ(連休中のせいもあるのか)

朝市通り街付近の復興を先決して街を再建させていく事が良いのかと感じました


大阪万博も迫り、関西経済界も大号令をかける中各地で建設労働力が不足、建設資材の高騰、協議の結論は、そう簡単には出ないでしょう 

政府は混沌、保守党しか前向きの施策は打ち出せないから、総理の一大決心で汚名挽回に期待しましょう 或いは、米国の様に、派閥を超えた

Baipartisan (超党派)に声を上げてもらいますか






仮設住宅


輪島市を後に、のと里山空港へ

駐車場には数十台の車が停車中

羽田便は再開しています


次は珠洲道路(303号線)を珠洲市へ

既に夕方になってきて街中の状況が分かるか

不安になりながら車を走らせます


既に500km以上走って来た為

疲れたので道の駅すずなりで一休み

斜向かいの角で

とりとんラーメンさんが営業再開

頑張って下さい


一息ついたところで

Newsで見た能登見附島が変わり果てた姿になったことを思い出し、珠洲市を南下

かなり暗くなり始めてきましたので

路地に入ると、時速10km位でないと危険を感じる通りばかりです 

殆ど住民の気配を感じませんが、何軒か明かりが付いています

見附島近くまで来ましたが、何と地図には出ていない通行止めが 

今夜は、穴水町まで行きたかったので

残念ながら元来た道を戻り、国道249号線を南下します 



穴水駅前の道の駅あなみずで仮眠し、

丑三つ時の変わり目に海岸沿い国道249号線を

中島町、大津町、白浜町経由で七尾市和倉温泉に

夜明け前に到着 

セブンイレブン七尾和倉若崎店で

珈琲、サンドイッチを買って休憩

ホテル街は、ほぼ休業中

でも1軒だけ駐車場満車で営業中


一度は行きたいと思っていた加賀屋も休業中

道路は液状化でダメージが大きい

ホテルへの給排水、衛生設備は、かなりやられているのでしょう 

その昔、女将から葉書を頂きました

日本一の勲章を得ていた加賀屋さん、早く再開出来ることをお祈りしています




流石に600km近く走って、街中を歩き回るとかなり疲れが出てきました 

真冬に車中泊、暖房の行き届かない避難所、ましてやトイレも不自由、その生活感と較べれば、まだまだ贅沢かも知れません


道の駅 能登食祭市場

(七尾フィッシャーマンズワーフ)で再度仮眠

七尾市府中町の日の出、

錨のモニュメントが復興の力を醸し出して欲しい


この後は、七尾城山から七尾市を眺望


そして氷見市までスムーズに下って行きました

氷見市も、公道、屋根のブルーシートは目につきました 

GWなので、道の駅氷見は、観光客が新鮮な魚を求めて、かなりの混雑でした 

カマスの干物が美味しそうなので買いました


微弱ながら、能登半島復興の為に頑張ろうと思ってます 

皆さまも、ぜひ、加賀、越中、越前、越後の国の産物など召し上がってみて下さい 

ご拝読、有り難うございました 合掌