【バンテアイスレイ・クバールスピアン・ベンメリア1日ツアー】に参加中!
バンテアイ・スレイをあとにして向かった先は、こちらも世界遺産・アンコール遺跡よりクバール・スピアン。
遺跡間の移動時間はハッキリと覚えていませんが(30分程度だったかな…)、ガイドブックによるとシェムリアップからクバール・スピアンまで車で1時間半弱。
車酔いしそうな道が続くので、ソカーさんごめんなさい、私寝ますね。寝ていたので、あっという間に到着。
駐車場から遺跡までは40分程度、山道を上ります。
そうそう、先程のバンテアイ・スレイもクバール・スピアンもアンコール遺跡の入場券が必要です。
ソカーさんを先頭に、ひたすら歩きますよ、こんな道を。
「地球の歩き方」には、「この辺りは地雷撤去が完了しておらず、駐車場から遺跡までの山道は、木や岩に赤くペイントされた目印よし山側は歩かないこと」
「人気のない山道を歩くため、シェムリアップからはバイクタクシーを避け、信用のおける旅行会社の車をチャーターし、ガイドを付けること」とありました。
確かに…出発前に、10年以上前に2回カンボジアに出掛けている兄が「俺が行った頃はこの遺跡は入れなかったと思う」と言っていたわ。それに外務省のHPに「山賊に注意」とも書いてあったし。
あの時は「山賊??今時そりゃないでしょ…」と思っていたけど、あながち嘘じゃないの?
何れにしてもツアーでよかった、ということでしょう。
ワタクシ、この日はメガネとマスク姿。それにクロマーをぐるぐる巻きに…もはや怪しい人まっしぐら。
(実は朝起きたら目が痛痒くて…まさかと思うけど、ものもらいという訳で仕方なくメガネだったのです。ただしこの話には続きがあり、実はものもらいじゃなくて、寝ている間にダニに刺されたようで…エキストラベッドに寝ていた私だけが被害に遭いました 他の2人は5日間を通じて一度も虫刺されナシだったようです。)
写真の右側にある1500mという立て札、これが遺跡までの距離を示しています。(100m間隔)
「何だ、大した距離じゃないじゃん。本当に40分も掛かるの?」
実際はその位掛かりました。さすが山道!
さて、ソカーさん曰く「数日前に大雨が降り、せっかく上ったのに遺跡を見ることができなかった」とのこと。「今日は曇りだから大丈夫だよ!」と満面の笑みでした。
ちなみに雨季だけど、今のところ到着時しか雨には降られていないし…実は運が良いのかも?
このような道が続きます。
気を抜くと木の根に躓いたり、岩場で滑ったり…これは雨が降っていたら遺跡が見られる見られないという問題じゃなくて、歩くのも大変そう。。。
また、歩いている時に何度となく大きなアリ塚やアリの大群を見ました。
ソカーさん、実はアリ好きらしく、遺跡の説明だけでなくアリの説明もバッチリ ついでに群れを脅かして遊んでいました。
あの…ソカーさん、ついさっきこのアリは毒持ってるって言ってましたよね?あまり刺激しないで下さいね!
あと100m。
色々気を付けつつ、ようやく到着。
クバール・スピアンとは「川の源流」という意味(クバール=頭、スピアン=橋で、元々の名前には「千本のリンガの橋」という意味もあったとか。
「地球の歩き方」によると、その名の通りシェムリアップ川の源流にあたり、クーレン山、シェムリアップ川、トンレサップ湖を、ヒマラヤ山脈、ガンジス川、インド洋に模して、古来より山と海とを結ぶ起点として重要視されてきたそうです。
ほほぅ
川の中の岩に彫刻があります。ソカーさんが色々説明してくれたのに、残念ながらあまり頭に残っていません。ガイドブックではハッキリと彫刻が見えているのですが、やはり雨季の影響か、隠れている部分も多かったです。
少しずつ拡大…
コチラ、アーナンダ(ヘビ)に横たわるヴィシュヌ神。ちょうど水で隠れている辺りに瞑想するブラフマー神がいるそうです。
(他の旅行サイトには、彫刻の一部が盗掘されている、とありました。たぶん写真 の真ん中辺りは盗掘部分。)
コチラ、中央に彫刻があるのですが、やはりラクシュミーの顔が盗掘されています。
これは盗掘部分がハッキリ分かりますね、色が違う部分です。
さて、ここからは下りながら…
1968年にフランス人によって発見されたブラフマー神の彫像。
シヴァ神と妻がナンディンに乗って結婚式に向かう場面。
顔からするとアジア系の彼、水の流れを1人でジーッと見つめていました。
我々には水の流れをユックリと見つめる時間はありませんでしたが、私はこういう場所を見ていると何だか落ち着きます。ココは他の遺跡に比べて観光客が少なくて静かで、何だか癒される場所でした。水のパワー、恐るべし。
さらに下ると滝があります。
現地の人達がランチタイム中でした。特にカメラを向けても何も文句もなさそうなので…ちょいと失礼!
おっちゃんのカメラ目線。
あとはひたすら下ろう!
1人しか通れない場所だと、当然譲り合いになります。この時は欧米の方が下で待っていてくれました。
駐車場まで戻ってくると、ちょっとした食堂があります。
本日の昼食はココで…。ちなみに食堂で実際注文した訳ではなく、用意されたものです。
がお弁当、 は食堂で用意されたオカズ(バナナは食べ放題)。
実はこのお弁当、ピックアップ時に既に車に積んであったんです。それは確認済。もちろんクーラーボックスには入っていません。水はクーラーボックスに入ってましたけどね^^;
これは我々が遺跡にいる間、エンジンを切った車内に置きっ放しになっていたのでは?ツアー参加者全員に疑惑が広がりました(笑)
実際、戻った時に運転手さんは食堂で談笑していて、我々を見てから車内からお弁当をいそいそと運んでいたので、車内に置きっ放しだったと全員確信。あ~あ、大丈夫?結構暑かったよ(苦笑)
食堂の場所を貸してもらうという名目上、必ず1本飲み物を買うように、とのこと。この時はビールって気分じゃなかったのでコーラを購入!
いざ、お弁当を開けてみたら…私のモノは天地逆でした。お~い、置き方適当だぞ!ビックリしたよ~気を付けて!
私の向かいの子のモノは…ピンクの容器に入っている白米にアリが何匹も群がってて…
これにはさすがに全員苦笑…ゴマ入りのおにぎりがアリ入りに見えてきましたもん
でも最終的にはそんなこと気にしても仕方ない…って気分になるのは何故なんでしょう?それだけ省けばいいんだし…って!
アリよりも車内に置きっ放しになってた事実の方が問題かも(笑)
ここで出発までしばし談笑。
唯一の男性は、前日に食中毒??という位ひどい腹痛&吐き気のためホテルで一日寝込んでいたそう。
うわ~残念、せっかくの旅行なのに。。。
そしてこのツアー後に帰国予定とのこと。ひ~忙しい!
前日のツアーではこんな風に他の方々と話す機会がなかったので、とても楽しかったです。6人のこじんまりしたツアーだったからかな。
さて、楽しい昼食を過ごした後に向かったのはベンメリア!!
またまた車で移動です。
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