あざらし、カンボジアに行く - vol.7 - | あざらし2号、全国ブラブラ日記

あざらし2号、全国ブラブラ日記

ヤフブロからのお引っ越し。旅行を楽しみながら全国各地の動物園・水族館を廻ってます。

【3日目】
終日自由行動の3日目は日本で申し込んでおいたツアー【バンテアイスレイ・クバールスピアン・ベンメリア1日ツアー】に参加。申し込みはAlan1.netで、催行会社はスケッチトラベルカンボジア(HPはコチラ)。
お値段はvol.1に記載した通り75US$。
まずは「東洋のモナリザ」に会うためにバンテアイ・スレイに向かいます。


ちなみにこのカンボジア旅行はJTBのツアーなのですが、我々が見た限りではJTBのHPにはカンボジアのオプショナルツアーは掲載されていませんでした(2009/8月当時)。そこでH.I.S等大手旅行会社のオプショナルツアーも見てみましたが、コチラを選びました。やはり安さが決め手です(笑)


出発の前にまずは朝食。
イメージ 1

結局ホテルでの朝食は、3日間とも同じ様なものを選んでいたらしい…と写真を見て初めて気付きますね。
中華風粥と生野菜と卵料理は毎日欠かさなかったし、ライスヌードルの類も食べているし。

今思えば低血圧に負けずにとにかく食べたから体力がもったのかも。。。




さて7時50分ピックアップで出発。本日のツアー参加者は6人…だったかな。
ガイドはソカーさん、日本語は前日のレットさんには及ばないものの結構お上手。
本日巡る3遺跡は全て郊外にある遺跡なので、移動時間がやや長く、ソカーさんの解説にも力が入る
得意げ

最初の目的地は、世界遺産・アンコール遺跡よりバンテアイ・スレイ。ちなみにシェムリアップ中心地から車で約1時間。
この遺跡、それはそれは有名な「東洋のモナリザ」と呼ばれるデバター像の有名なレリーフがあるのです。


2日目に訪れたアンコール・トム、アンコール・ワット、プノン・バケンの3遺跡と決定的に違う所は何と言っても色でしょう。
周囲が約400mという比較的小規模なこの遺跡、赤色砂岩とラテライト、一部レンガも使用された美しいヒンドゥー教寺院です。

イメージ 15
第一周壁の塔門を通過し…


イメージ 18








コチラは第一周壁→第二周壁に向かう道。その周囲は環濠となっています。


そうそう、ココもレリーフが美しいんです♪緻密な彫刻が多く残っているのは、この赤い砂岩の質が良かったからだとか。


郊外に位置するといっても世界遺産ですし、THE・人だかりですよ。
イメージ 19


イメージ 20
コチラは第二周壁の塔門。
容姿・彫刻ともに最も美しいと評されており、50R(リエル=カンボジア通貨)紙幣に描かれているそうな。
(ん~残念、100Rと1000Rしか持っていないから分からんぞ…)

さて、この遺跡で私が不機嫌になる出来事が勃発。
その犯人は写真中央に写っているピンクのボーダー(通称ピンク)の某アジア人!ちなみに右側のデジカメはピンクの旦那と思われる人物。。。


イメージ 21
コチラは第三周壁。













そして第三周壁から中央祠堂を見つめてみる!!
イメージ 22
実は中央祠堂周辺は遺跡保護のためにロープが張られ立ち入り禁止になっているのです。残念!


さてさて、デバター像が見えてきたぞ。
イメージ 4

イメージ 2イメージ 23
















これらのデバター像を撮影している時に事件(??)は起きました。
この辺りのレリーフを撮影するために、皆ほぼ順番に、そして何処の国の人間であろうと暗黙の了解で譲り合って撮影していました。
ちょうど私とR先輩が隣り合って撮影している時…「Thank you!Thank you!」と叫びながら体当たりしてくるオバチャンが…例のピンクでした。
あのデバター像をバックに自分を撮影したいらしく、周囲の人間を押し出しました。無理矢理退かされた我々を含む数人は、「は
むかっ
」という顔でピンクを見たものの、まるで気にするはずもなく…その後も他の撮影ポイントで同様の事件を巻き起こし、間違いなく皆に疎まれていました。
納得いくまで撮り続け、数分間場所を独占するんですもの。
「大人だろ!順番も守れないのか!…というか場の雰囲気を読め!」あざらし心の声。
(こういうの見ちゃうと自分も気を付けないと、と強く思います
シラー
)

これがこの旅行中で2番目にイラついた事件でした。今思えば、それ以外はムカつこうとイラつこうと所詮大したことはなかったです。


ふぅ、話を元に戻して…
右上矢印 これが「東洋のモナリザ」です。
フランスの作家アンドレ・マルローはこの像に魅せられ、盗掘して国外に持ち出そうとして逮捕されたそう。それほどにも美しい像なのです。


デバター像は中央祠堂、それを囲むように建つ北塔、南塔に彫られています。
イメージ 3

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 14
見る角度によって大分印象が違いますので、ぜひ色々な方向から見て下さい


ここで一挙にレリーフを!幾つか有名なレリーフがあります(確認できたモノだけ「地球の歩き方」より一部抜粋)。
イメージ 7

アップ 左側)上から…
1:「ラーマーヤナ物語」の一場面。魔王ラーヴァナがシータ姫を誘拐。
2:踊るシヴァ神。左側の女性カリーカラミヤをあちこちの王が奪い争った。憂いたカリーカラミヤは自分の魅力・美貌を破壊するようシヴァ神に頼んだ。
3:白鳥に乗ったブラフマー神。
右上矢印 右側)上から…
1:ヴィシュヌ神の妻ラクシュミーがゾウの聖水で身を清めてもらっている。
2:カイラス山で瞑想するシヴァ神。抱きついているのは妻のパールヴァティー。下方では魔王ラーヴァナが瞑想の邪魔をするためカイラス山を動かそうとしている。


有名だろうと有名じゃなかろうとレリーフの彫刻はスゴイです。柱だろうと何処だろうとスゴイ
得意げ
イメージ 16イメージ 17

















イメージ 8イメージ 9










イメージ 10イメージ 11











イメージ 12

規模は小さくても見所満載な遺跡でした。

そういえば、この遺跡で前日のツアーガイド・レットさんに会いました。いやいやビックリ!ガイドはたくさんいるだろうに、まさか翌日に出会えるとは。






最後に全景を。。。
イメージ 13


次に向かうのはクバール・スピアンです。