あざらし、インドに行く - vol.9 - | あざらし2号、全国ブラブラ日記

あざらし2号、全国ブラブラ日記

ヤフブロからのお引っ越し。旅行を楽しみながら全国各地の動物園・水族館を廻ってます。

(vol.1掲載の)スケジュールより…vol.9は赤字部分となりますDASH!
8/18
9時45分・成田発→13時25分・香港着
20時45分・香港発(機中泊)
8/19
0時25分・ムンバイ着
ボートでエレファンタ島へ
- エレファンタ島【世界遺産】
ボートでムンバイへ
- ムンバイ市内観光(マニ・バヴァン、プリンス・オブ・ウェールズ博物館、CST駅【世界遺産】、インド門)
18時25分・ムンバイ発→19時25分・オーランガバード着(ホテル泊)
8/20
車でオーランガバード→エローラへ
- エローラ石窟寺院群【世界遺産】
- アジャンタ石窟寺院群【世界遺産】
車でアジャンタ→ブシャワールへ
22時50分・ブシャワール駅発(2等寝台/車中泊)
8/21
9時10分・ジャンシー駅着
車でジャンシー→カジュラホへ
- カジュラホ(西群/東群の寺院)【世界遺産】
(ホテル泊)
8/22
車でカジュラホ→ジャンシーへ
17時55分・ジャンシー駅発→20時25分・アグラ駅着(ホテル泊)
8/23
- タージ・マハル【世界遺産】
- アグラ城【世界遺産】
車でアグラ→デリーへ(ホテル泊)
8/24
- デリー市内観光(フマユーン廟【世界遺産】、レッドフォート【世界遺産】外観のみ、ラージガード、ジャマー・マスジット、チャンドニー・チョウク、インド門、クトゥブミナール【世界遺産】)
(ホテル泊)
8/25
フリー
(OPで午後はアーユルヴェーダへ)
23時35分・デリー発(機中泊) 
8/26
7時40分・香港着
9時10分・香港発→14時35分・成田着
 

 
エローラから2時間半くらいでしょうか、目的地・アジャンタに到着。
世界遺産・アジャンタ石窟寺院群はワーグラー渓谷の断崖中腹にある遺跡。ココの見どころと言えば壁画です^^
高温多湿な風土のためインド国内に残っているものは皆無に近いようですが、アジャンタは例外
エローラ石窟寺院群と同じく1983年に世界遺産登録されています。
 
全部で30ある石窟は、紀元前1世紀頃の前期窟と紀元5世紀頃の後期窟に分かれています。
しかし5世紀当時に中央インドを支配していたヴァーカータカ帝国の崩壊に伴う戦乱のため、その後アジャンタ石窟は放棄され、やがて1819年にトラ狩りに来たイギリス人によって密林で発見されるまで、ジャングルに飲み込まれ1000年以上もの間忘れ去られてしまったんだとか。
ちなみにトラ狩りに、と書きましたが、石窟のある渓谷『ワーグラー』は『トラの谷』という意味なんだそうです。きっと昔はトラが多数いたのでしょうね
 
 
 
それでは、石窟に向かいましょ^^ まずはシャトルバスに乗り換えます。
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バスは満席にならないと出発しません。そして結構ギューギューに詰め込まれます。
 
道は狭く、見るからに「今から山に行きます!!」って感じですDASH!イメージ 2
間の悪いことに、今から見学だというのに雨が降ってきたぞ…!
 
石窟手前の駐車場まで上記のシャトルバスで移動。そこにはチケット売り場、トイレ、レストランがあります^^
 
 
肝心の石窟まではあと数分。坂道を上がれば到着です
 
その坂道で、絵になる親子サルを発見
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親子連れにはご注意を注意 子育て中は気が立ってます故。
何匹もいるので実はそれほど珍しい訳ではなく、奈良公園のシカとか日光にいるニホンザルみたいなもんです。
 
 
これがアジャンタ石窟群の全景。
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雨が降っているので、霞んでいます…
 
 
ところで、石窟内に入るのに靴を脱ぐ必要があります。冒頭に書いた通り、石窟数は全部で30。それぞれの場所で脱ぐのは非常に面倒なので、ガイドさんに靴を預け、この後は裸足で行動しました。
というか、この頃には豪雨になっていたし、靴は絶対に濡らしたくなかったというのもありますがあせる
 
 
まずは、アジャンタ最高の見どころである第1窟から♪
ちなみにアジャンタの石窟内はストロボ撮影および三脚は禁止されています。
暗いので、手ブレしまくりなのはご愛敬ってことで…!
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ガイドブックにも必ず載ってる蓮華手菩薩。
 
拡大すると、こんな感じ♪
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柔和な表情が素晴らしい♪
日本が誇る世界遺産・法隆寺の金堂に描かれる菩薩像の元なんだそうです
 
 
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石窟内では、ガイドさんが懐中電灯で照らしながら説明してくれるので、どうしても妙な所が光るんですDASH!
 
 
今回の旅でメイン使用していたカメラ(RICOH CX5)の特性上、鮮やかな色合いが上手くでないんですわ。
残念なことに。車内に元・相棒(LUMIX ZX1)を置きっ放しにしたのは失敗だったかもf^^;
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実際は、青色は結構綺麗に残っているんですよ。
 
 
壁画だけでなく天井画もあります。
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ココは第2窟かなぁ
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とにかく、ひたすら撮影していると、段々と第何窟なのか分からなくなってきます。
 
 
雨で身動きが取れないインド人達を尻目に、我々は豪雨の中を進みますDASH!
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濁流の中、ずんずん進めDASH!
場所によっては足首くらいまで深い水溜まりでした。
傘を差しても、豪雨なので濡れるんですわ。結局下半身はビチャビチャになりました。
特に、日本出国直前に巻爪で化膿→病院で流血の親指は、濁・水溜まりに浸され、破傷風とかちょっと心配になりました。さすがに…得意げ
というか、そんな状態で雨の中、裸足で歩こうと思う私も私ですが…!
 
 
ココは第7窟かな。釈迦五尊像。
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ガイド無しでウロウロしていると、どこからともなく現地の方がやってきて、勝手に説明を開始します。
ちなみに当然English得意げ
あまりに熱心に説明してくるのでチップを渡さざるを得なくなり(ヒトとしてDASH!)、諦めて20Rs/2人を渡しました。
 
 
第何窟??エローラにもあったチャイティア窟ですな。
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こちらも天井や柱にしっかり描かれています。
 
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ちなみに、こういった網戸の設置には、日本のODAが利用されているんだとか。コウモリの糞による壁画の劣化を防いだり、雨除けを設置して風雨の侵入を防いだり…こういう利用の仕方は大歓迎ですわ。
 
 
これは第17窟の壁画。
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保存状態がよく、第1窟と並んで最大の見どころ♪
第17窟のモチーフは、ほとんどがブッダの前世を綴ったジャータカ物語。
 
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第19窟、チャイティア窟。
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ココではストゥーパが仏像と一体化してます。
 
 
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これは第26窟、インド最大の涅槃像。
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ココのチャイティア窟はアジャンタで最後まで開窟されていたんだとか。
完成度が非常に高いにも関わらず、実は未完のまま放置されています。当初の予定では、第25、26、27複合窟になるはずだったんだそうですよ。そして、アジャンタの中で、見学可能な石窟としては一番奥に位置します。
 
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第19窟より、第26窟のストゥーパの方が、より素晴らしい♪
写真は、我々の前に記念撮影していた男性に撮ってもらいました
 
 
最後は第何窟か忘れましたが、帰り際にチラ見した仏像を!
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1時間弱のフリータイムを貰ったので、豪雨+激しい雷の中でも頑張って歩き回りました。
濡れないように、雨が収まるまで第1窟で待つ、という選択肢もあったのですが、それをしなかったのは時間が勿体なかったから 今思い出しても、意地でも歩き回ってヨカッタと思いますにひひ
 
本日の観光はこれでお終いです。世界遺産三昧の1日でした^^
それでは次の目的地=カジュラホに向かうため、移動をしましょう