2007秋、陸中海岸 - 久慈地下水族科学館もぐらんぴあ & 周辺観光 - | あざらし2号、全国ブラブラ日記

あざらし2号、全国ブラブラ日記

ヤフブロからのお引っ越し。旅行を楽しみながら全国各地の動物園・水族館を廻ってます。

新たな情報を加えつつ、yahoo旅日記を再編集( ..)φ
 
 
先日、こんな記事がありました。
2011年5月30日放送:東日本大震災 岩手・久慈市の被災水族館が営業再開に向けて動き出しました(岩手めんこいテレビ)。
 
実は5/20頃、久慈在住の方がyahoo旅日記にこの件についてコメントを下さったので、何となく知っていました。でも…テレビでも報道されたということは確実なんだ、とちょっぴり嬉しくなりました。
 
震災で全壊した水族館。http://citykuji-kougyou.com/moguranpia/top.html
営業停止のまま最終的には再開できずに無くなってしまうのだろうと思っていたので…
場所を代えての営業となるようですが、再開のニュースは嬉しいものです。
これでまた行かなければならない所が増えました。ぜひとも再訪しなければ
 
 
そんなこんなで2007年に訪れた時の「この水族館」の話題へ走る人
 
 

 
岩手に住んだ8年間(2000年4月~2008年3月)、結構いろいろな所に行ったのですが、まだまだ自分にとって未開の地が多く残っています。
最終学年、2007年度もあと半年弱になった10月、後輩3人に誘われて久慈まで行くことになりました。


さて、久慈までは電車だとルートがかなり限定されます。代表的なのが以下の3ルート。
1.一ノ関駅からJR大船渡線で盛駅→盛駅から三陸鉄道南リアス線で釜石駅→釜石駅からJR山田線で宮古駅→宮古駅から北リアス線で久慈駅。
このルートは時間も掛かるし電車の本数も少ないです。これは陸中海岸で1泊したい、とかいう人にはお勧め。 (今は震災の影響で無理がありますね…再開の目途もたっていません)
2.盛岡駅からJR山田線で宮古駅→北リアス線で久慈駅。
ただし今は震災の影響で一部のみの細切れ運行のようです。
3.八戸駅からJR八戸線で久慈駅。
 
ちなみに盛岡駅から久慈行のバスもあるようです。

時間に余裕がある方は三陸鉄道に乗ってみて下さい。北リアス線からの景色はイイですよ。
ちなみに関東などからのツアーで、北リアス線に乗るのを売りにしているものがあります。
あざらしは8年間で一度だけ三鉄に乗りました(一度くらいは乗っておこうと思ったので)。


今回はもちろん車。
とりあえず久慈まで国道45号をひたすら北上しました。
途中、道の駅「やまだ」で昼食。
ここにはわかめソフトがあるのですが、この日は食べませんでした。(なので写真はなしDASH!)
ちなみにこの道の駅のすぐ近くに鯨と海の科学館があります。
(実はココも津波の影響を受けていますが、建物と貴重な標本は奇跡的に残っています)
 
 
さて、岩手の道は基本的に車が少ないので、皆スピード超過します。結構煽られます。でも沿岸も内陸もカーブだらけです。運転不慣れな方は気を付けて下さい。警察もたまにいます。調子にのって飛ばしていると警察の餌食となるので本当に気を付けて下さい。
彼らは民家の陰やトンネルの出口等、本当に腹の立つ場所に潜んで(時には堂々と)いますよ。あざらしも何度となく危険な目に遭いました(もちろん取り締まりの方…笑)。
 
 
腹ごしらえも済んだところで、また北上です。
ひたすら北上し、また休憩。今度は道の駅「たのはた」

コチラは国道45号に架けられた思惟大橋から撮った景色。
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ありゃ、こんな所あったっけ?
実は私はこの道を通り田野畑(というか田野畑のすぐ北、普代)までは行ったことがあるのです。有名な北山崎にももちろん行っているのですが、ここは全く覚えがありません。ちなみに北山崎はここよりあと少し北です。


とりあえずさらに北上。
久慈にぼちぼち近付いてきたのでようやく寄り道(観光?)です。

まず道の駅「のだ」に近い(道の駅のやや南)マリンローズパーク野田玉川日本で唯一のバラ輝石の鉱山。坑内の一部が一般公開されている、今も現役の鉱山です。
(暗くて綺麗な写真を撮れませんでした。。。)

次はもう少し北上して久慈市郊外の久慈琥珀博物館。詳しいことはHPを見て下さい。入園料は¥500。
虫入り琥珀なんてなかなか見る機会もないし、展示・解説とも私にとって興味深いものばかりでした。久慈は国内最大の琥珀産地です。
(夢中になり過ぎて写真を撮りませんでした。。。)

ちなみに上記2ヶ所に寄ったのは鉱物(琥珀は鉱物ではないですが…)に興味がある後輩が今回の運転手だったからです。



最後は久慈地下水族科学館もぐらんぴあです。
(到着した時には既に夕方あせる)
イメージ 2
石油備蓄基地のトンネルを使った地下水族館で、備蓄基地のしくみや石油について学ぶ「石油文化ホール」と「地下水族館」から成る施設です。
 
この水族館、日本動物園水族館協会HPに掲載されておらず、おかげでこの水族館の存在を知ったのが岩手在住3年目だったのです。(ちょうどその頃に全国制覇をしようと考えだした!)
8年目にしてようやく訪れることが出来ました。とりあえず水族館の全国制覇も一歩前進ですな。
 
さて、中はどんな感じなんざんしょ?

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水族館の中はこのような小さな水槽がほとんどです。
この水族館には海獣や大きな魚(サメとか)はいません。
 
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でも、小さい水族館は小さい水族館なりに楽しめるよう工夫されているものです。
 
 
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妖精なんてトンデモナイ!!
クリオネ(正式和名はハダカカメガイ:食事シーンはグロテスクですわ得意げ)もいましたよ。
 
 
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小さいながらもトンネル水槽もありました。
 
 
もぐらんぴあを出た頃には外はすっかり暗くなっていました。
さてさて、帰りも約3時間のドライブです。でも1人だとさすがにここまで行く気にはならなかったと思うので(当時のあざらし、1人だったら絶対水族館しか寄らない)、誘ってくれた後輩達に大感謝です。

 

 
あざらしが大学時代過ごした街の周辺は震災による津波で壊滅状態になりました。
でも、冒頭のような「水族館再開」の記事を見ると…何だか元気になります。もちろん乗り越えなければならないことが沢山あるのだろうけど。。。
 
1ヶ月前、大学周辺にプレボランティアのために出掛けましたが、もちろん全く余裕なく動いていたので…次の訪問時は、ぜひボランティアがてら北上して新しい水族館に寄りたいものです。