さて、1週間空いて、明日の火曜日からFIVB Nations League 2024第2週中国大会が開幕しますが、本日、この中国大会に参加する全日本代表選手の登録メンバー14名が公表されました!!

 

第1週と変わりはありませんでしたね。

 

以下の14名です。

https://www.jva.or.jp/topics/20240527-2/

 

 

【セッター】 2名

 1 岩崎こよみ 選手/埼玉上尾メディックス

 6 関 菜々巳 選手/元東レアローズ

 

【OH】 6名

 2 林 琴奈 選手/JTマーヴェラス

 3 古賀紗理那 選手/NECレッドロケッツ

 4 石川真佑 選手/元イル・ビゾンテ・フィレンツェ(イタリア)

10 井上愛里沙 選手/ヴィクトリーナ姫路

16 黒後 愛 選手/埼玉上尾メディックス

21 和田由紀子 選手/元JTマーヴェラス

 

【MB】 4名

 7 渡邊 彩 選手/元日立Astemoリヴァーレ

11 山田二千華 選手/NECレッドロケッツ

15 宮部藍梨 選手/ヴィクトリーナ姫路

20 荒木彩花 選手/久光スプリングス

 

【リベロ】 2名

 8 小島満奈美 選手/NECレッドロケッツ

12 福留慧美 選手/デンソーエアリービーズ

 

 

 

なお、FIVB Nations League 2024 の全体概要・日程等につきましては、下記記事に整理しています。

 

「いよいよ明日から、FIVB Nations League 2024 開幕!!」

https://ameblo.jp/seagullsfan/entry-12852077792.html

 

 

 

第2週は、結果的に登録メンバーに変更はありませんでした。

 

第1週は、世界ランキング1位のトルコを破っての3勝1敗と、好調にきましたので、そのままの勢いで第2週を突破したいということかもしれませんね。

 

なお、今大会は、登録14名とは別に、エントリーメンバー30名(https://ameblo.jp/seagullsfan/entry-12849011080.html)の中から最大4名のリザーブ選手の登録が認められているそうで、この第2週では、山岸あかね選手(L)田中瑞稀選手(OH)松井珠己選手(S)オクム大庭冬美ハウィ選手(OH/OP)の4人が選出されているそうです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/338a97a7345763a8c084520d6c73c1f2dabf360d

 

リザーブ選手は、大会の責任者に選手交代を認められた場合には、申請が認められた日の翌日の試合から出場が可能なのだそうです。

 

その点からしますと、上記の4選手も、今大会に出場する可能性がありますね。

 

 

しかし、明日から始まる第2週も、初日がブラジル戦(世界ランキング2位)、次いで1日おいて、フランス戦(同15位)、中国戦(同6位)、ドミニカ共和国戦(同9位)と、強敵との対戦が続きます。

 

ブラジルと中国は世界ランキング上位チーム、ドミニカ共和国もほぼ同順位(現在日本が8位、ドミニカ共和国が9位ですが、今大会開幕前は逆の順位でした)のチームですので、なかなか厳しい対戦組合せの週になりますね。

 

ここで、何勝上げられるかは、この大会の結果、また、最終的な世界ランキングに大きく影響しそうです。

 

下位のフランスはもちろん、ドミニカ共和国には必ず勝たなければなりませんし、ブラジル、あるいは中国にも何とか勝ちたいところです。

 

特に中国は、アジア大陸最上位枠を争う相手ですので、ぜひとも勝利を上げたいところですね。

 

 

せひ全日本代表チームの皆さんには、今週末が勝負と心得て、全員が心ひとつに、全力で勝利を掴みにいって頂きたいです!!

 

明日から開幕するFIVB Nations League 2024の第2週(中国大会)ですが、非常に楽しみですね!!!

 

 

 

 

 

 

 

*なお、世界ランキングの推移を見るために、第2週開幕直前の2024.5.27時点の世界ランキングを残しておきますと、以下のようになっています。

 

 

【2024.5.27時点世界ランキング】

https://en.volleyballworld.com/volleyball/world-ranking/women

 

 

2024.5.27時点 世界ランキング

 

 

 1位 トルコ 380.93点(獲得済)

 2位 ブラジル 371.68点(獲得済)

 3位 ポーランド 356.73点(獲得済)

 4位 アメリカ 351.07点(獲得済)

 5位 イタリア 343.79点

 6位 中国 337.12点

 7位 セルビア 328.02点(獲得済)

 8位 日本 314.61点

 9位 ドミニカ共和国 298.94点(獲得済)

10位 カナダ 290.61点     

11位 オランダ 286.67点

12位 ドイツ 223.38点

13位 ベルギー 203.29点

14位 タイ 199.90点

15位 フランス 179.80点

 

 

*なお、現在13位のベルギーは、今大会(Nations League 2024)には参加していませんが、現在、欧州ではCEV(欧州バレーボール連盟)主催の「CEV Volleyball European Golden League 2024」が6月16日(日)まで同時並行的に行われており、この大会の試合結果も世界ランキングに反映されていますので、ベルギーの世界ランキングポイントは動いています。

 

このCEV Volleyball European Golden League 2024に参加しているのは、下記の12ヵ国です(なお、列記順は現時点における上記大会での順位、( )内は現時点の世界ランキングです)。

https://www.cev.eu/national-team/european-leagues/european-golden-league/women/2024/

 

 1 ベルギー(13/203.29点)

 2 チェコ(17/176.25点)

 3 ウクライナ(19/176.05点)

 4 ルーマニア(29/117.32点)

 5 クロアチア(34/107.41点)

 6 スロバキア(26/133.27点)

 7 スウェーデン(27/132.77点)

 8 スペイン(31/113.71点)

 9 スロベニア(24/137.66点)

10 アゼルバイジャン(33/108.54点)

11 オーストリア(39/99.20点)

12 エストニア(49/62.83点)

 

 

また、CEVでは、同時に「CEV Volleyball European Silver League 2024」も6月16日(日)まで行われており、この大会の試合結果も世界ランキングには反映されています


このCEV Volleyball European Silver League 2024に参加しているのは、下記の10ヵ国です(但し、ボスニアヘルツェゴビナは欠場になっているようです)(なお、列記順は現時点における上記大会での順位、( )内は現時点の世界ランキングです)。

https://www.cev.eu/national-team/european-leagues/european-silver-league/women/2024/

 

 1 ハンガリー(42/96.53点)

 2 ポルトガル(41/96.63点)

 3 モンテネグロ(43/92.71点)

 4 フィンランド(44/88.14点)

 5 ラトビア(51/57.78点)

 6 ジョージア(65/40.71点)

 7 ルクセンブルク(70/29.92点)

 8 フェロー諸島(74/23.93点)

 9 アイスランド(71/27.38点)

10 ボスニアヘルツェゴビナ(35/107.33点)

 

このSilver League と前記のGolden Leagueは、FIVBのチャレンジャーカップの欧州予選のような位置づけになっているようですね。

https://en.wikipedia.org/wiki/2024_Women%27s_European_Volleyball_League

 

 

さらに言いますと、アジア大陸では、AVC(アジアバレーボール連盟)とPNVF(フィリピンバレーボール連盟)が主催する「AVC Challenge Cup 2024」(この大会も、FIVBチャレンジャーカップの大陸予選の位置づけのようです)が5月29日(水)まで行われており、この大会の試合結果も、世界ランキングに反映されています

https://en.wikipedia.org/wiki/2024_Asian_Women%27s_Volleyball_Challenge_Cup

 

この大会に参加しているのは、以下の10チームです(列記順は、前者がA組順位、後者がB組順位の順です)。

https://asianvolleyball.net/new/2024-avc-challenge-cup-for-women/

https://asianvolleyball.net/new/wp-content/uploads/2024/05/WCC2024_Bulletin_No_06.pdf

 

 1 フィリピン(55/49.35点)

 2 オーストラリア(56/48.36点)

 3 インド(62/42.11点)

 4 イラン(61/42.11点)

 5 チャイニーズタイペイ(46/78.10点)

 

 6 ベトナム(38/101.55点)

 7 カザフスタン(30/113.97点)

 8 ホンコンチャイナ(66/40.46点)

 9 インドネシア(59/45.08点)

10 シンガポール(63/41.45点)

 

 

上記の各大会に参加しているチームの間では、各大会の進行に伴い、世界ランキングの順位の変動もかなりあるようですが、パリオリンピックの出場権という観点からは、世界ランキング13位のベルギーあたりが、唯一その可能性を残しているチームではないかと思います(他のチームはポイントが離れてすぎていて、ほぼ可能性はないと考えられます)。

 

 

 

 

*なお、パリオリンピック出場権の獲得という観点からは、日本にとっての目下の直接的な敵は、世界ランキング11位のオランダ(286.67点)ということになりますが(あくまでも現在の順位を基準とした場合、日本はオランダに抜かれなければ出場権を獲得できる状況です-正確には、カナダとオランダの双方に抜かれなければよいということですが)、実のところ、今大会では、日本はオランダとは直接対決がなく、かつ、日本が対戦する12チームとオランダが対戦する12チームは、対戦順序が違うだけで、全く同じになっています。

https://ameblo.jp/seagullsfan/entry-12852077792.html

 

 

第1週

日  本(3勝1敗):トルコ(3-2勝ち)→ブルガリア(3-0勝ち)→ドイツ(3-0勝ち)→ポーランド(0-3負け)

オランダ(2勝2敗):ブルガリア(3-0勝ち)→トルコ(1-3負け)→ポーランド(0-3負け)→ドイツ(3-1勝ち)

 

第2週

日  本:ブラジル → フランス → 中国 → ドミニカ共和国

オランダ:中国 → ブラジル → ドミニカ共和国 → フランス

 

第3週

日  本:韓国 → カナダ → セルビア → アメリカ

オランダ:セルビア → アメリカ → カナダ → 韓国

 

 

この点からしますと、第1週は、日本は、やはりトルコに勝ったことが大きく、3勝1敗で来たのに対して、オランダは、トルコとポーランドに敗れ、2勝2敗の結果となりました。

 

こうしたことを考えましても、日本は、第2週も、上位のブラジルか中国の一方又は双方に、ぜひとも勝ちたいですね。

 

また、第3週は、第2週を終えた時点でどうなっているかにもよってきますが、セルビア、アメリカとの対戦結果がどうなるかが日本・オランダともに重要であるうえ、この週は、両チームともにカナダとの直接対決がありますので、この試合がどうなるかも非常に重要になってきそうですね。

 

 

ちなみに、今大会のカナダの対戦相手と対戦順序は、以下のようになっています。

 

第1週

カナダ(3勝1敗):ブラジル(1-3負け)→ドミニカ共和国(3-0勝ち)→中国(3-1勝ち)→タイ(3-1勝ち)

 

第2週

カナダ:アメリカ → ドイツ → セルビア → 韓国

 

第3週

カナダ:イタリア → 日本 → オランダ → フランス

 

 

これを見ても分かりますが、カナダは、やはり第1週は、ドミニカ共和国に勝ったのみならず、中国に勝ったのが非常に大きく、ここまでのカナダの大躍進の要因となったと思います。

 

今大会少し緩んで入ったドミニカ共和国に勝ったことでかなり勢いづき(ドミニカ共和国は、だいたいにおいて大会の入りが悪く、次第に調子を上げていくか、そのまま沈んでいってしまう大会になるかのどちらかが多いですね)、続いて、その勢いのままに中国を撃破したことで、完全に調子に乗りました。

 

カナダは、非常に勢いに乗っていますので、第2週も、アメリカやセルビアを撃破していく可能性は、十分にあると感じられます。

 

カナダは、この第2週で、一気に日本を追い抜きたいという勢いではないかと思いますね。

 

その点からしましても、日本は、この第2週は、悪くとも3勝1敗で乗り切っておきたいところです。

 

そして、この先の展開いかんですが、第3週の、日本vsカナダ、オランダvsカナダの直接対決は、いずれも超シビレル試合になる可能性がありますね。

 

日本としますと、そこまで行く前に、この両チーム(オランダ、カナダ)に大差をつけておきたいところです。