二つ前の記事から、2020/21V.LEAGUE Division1に属する各チームの概観を整理してきています。

 

これがこの関連の最後の記事になります。

 

 

昨季のV1リーグの順位に基づき、下位のチームから順にメモしてきていますが、前記事では、昨季8位から5位の4チーム(NEC、久光、東レ、トヨタ車体)をメモしましたので、ここでは、昨季4位から1位のチーム(デンソー、埼玉上尾シーガルズJT)を見てみたいと思います。

 

なお、再度、昨季V1リーグの最終順位をメモしますと、以下のとおりでした(( )内は、各カンファレンス内の順位)。

 

 

 1位  JTマーヴェラス (スター1位)

 2位  岡山シーガルズ (プレミア2位)

 3位  埼玉上尾メディックス (スター4位)

 4位  デンソーエアリービーズ (プレミア1位)

 5位  トヨタ車体クインシーズ (スター3位)

 6位  東レアローズ (スター2位)

 7位  久光スプリングス (プレミア4位)

 8位  NECレッドロケッツ (プレミア3位)

 

 9位  日立リヴァーレ (プレミア5位)

10位  KUROBEアクアフェアリーズ (スター6位)

11位  PFUブルーキャッツ (スター5位)

12位  ヴィクトリーナ姫路 (プレミア6位)

 

 

毎回書いてきていますが、昨季は、V1リーグの全12チームが6チームずつスターカンファレンスプレミアカンファレンスに分かれてレギュラーラウンドを戦い、その後、各カンファレンスの上位4チーム(合計8チーム)がファイナルステージに進む(下位4チームは、チャレンジ4に進む)という方式でした。

 

今季は、これとは違って、レギュラーラウンドでは全12チームが総当たりの2回戦(各チーム、合計22試合)を行い、その後、レギュラーラウンドでの順位に従い、12~9位の4チームは9~12位の順位決定戦8~5位の4チームは5~8位決定戦4~1位の4チームは1~4位の決定戦に進むという方式を採用しています。

 

 

なお、今季の大会概要と日程は、下記の記事に記載しています。

 

「2020/21V.LEAGUE 日程概要 発表!!!」

https://ameblo.jp/seagullsfan/entry-12608224561.html

 

なお、今季は、通常のVリーグとは別に、Vリーグ閉幕後にV Cupという短期大会(基本的に日本代表選手を除く各チームでの対戦)を行うことも予定されており、その概要と日程については、下記の記事に記載しています。

 

「2020/21V.LEAGUE Division1 V Cup 日程概要 発表!!」

https://ameblo.jp/seagullsfan/entry-12613825726.html

 

 

以下、昨季最終4位~1位だったチーム(デンソー埼玉上尾シーガルズJT)について、今季の構成メンバー等を見てみます。

 

 

なお、これも毎回書いてきていますが、今季は、新型コロナウイルスの関係だと思いますが、各チームのサイトにおける新外国人選手の加入の発表が遅れています。

 

まだ正式に発表されていない選手についても、外国サイト等からの情報に基づきメモするつもりですが、多くは正式発表前の情報になると思いますので、正式未公表のものについては、必ずしも確実なものではありません。

 

 

 

 

 

.デンソーエアリービーズ (昨季4位)

 

(Vリーグ登録選手)

https://www.vleague.jp/women/team_detail/265

(チームサイト選手紹介ページ)

https://airybees.denso.com/team/player/

 

 1 中元 南 選手(OH)

 2 積山春花 選手(MB)

 5 大竹里歩 選手(MB)

 6 田代佳奈美 選手(S)

 8 田原愛里 選手(S)

 9 小口樹葉 選手(L)

10 森谷史佳 選手(MB)

11 井上琴絵 選手(L)

12 石橋桃子 選手(L)

13 奥村麻衣 選手(MB)

14 松井珠己 選手(S) *新加入

15 鍋谷友理枝 選手(OH)

16 横田真未 選手(MB) *新加入

19 福留慧美 選手(L) *新加入

20 東谷玲衣奈 選手(OH)

21 工藤 嶺 選手(OH)

22 キャスリン・プラマー 選手(OH/アメリカ) *新加入(正式未公表)← 正式公表されました(2020.9.30追記)

23 佐野伶奈 選手(OH)

24 兵頭由希 選手(OH)

 

以上、19名。

 

 

キャプテン

鍋谷友理枝 選手(OH)

副キャプテン

森谷史佳 選手(MB)

https://airybees.denso.com/p12999/

 

監督

川北 元 監督

https://airybees.denso.com/p12999/

 

入団

松井珠己 選手(S) ← 日本女子体育大学

横田真未 選手(MB) ← 東海大学

福留慧美 選手(L) ← 龍谷大学

https://airybees.denso.com/p11623/

キャスリン・プラマー 選手(OH/1998年10月16日生/197cm/アメリカ) ← Saugella Monza(イタリアセリエA)

https://www.volleynews.it/kathryn-plummer-in-giappone-alle-denso-airybees/

https://airybees.denso.com/p13331/

 

退団

坂本奈々香 選手(OH)

https://airybees.denso.com/p12565/

朝日優衣 選手(OH)

早坂梢依 選手(S)

野村明日香 選手(MB)

https://airybees.denso.com/p12969/

シニアード・ジャック 選手(MB)

ジャン・ティ・タン・トゥイー 選手(OH)

https://airybees.denso.com/p13006/

 

【2021/22季内定・新加入選手】

麻野七奈未 選手(17/MB/183cm) ← 金襴会高校

佐藤吉野 選手(18/MB/183cm) ← 米沢中央高校

https://airybees.denso.com/news/13375/

髙橋愛莉 選手(11/S/167cm) ← 倉敷アブレイズ

https://airybees.denso.com/news/13407/

 

 

デンソーは、かなり変動がありましたが、それでも結構、充実していますね。

 

今季は、坂本奈々香選手(OH)に朝日優衣選手(OH)、早坂梢依選手(S)に野村明日香選手(MB)といった、若手中堅の軸となる選手の皆さんが退団されたほか、一昨年からデンソーに所属し、高決定率を誇ってチームを牽引されたシニアード・ジャック選手(MB)と、伏兵ジャン・ティ・タン・トゥイー選手(OH)の退団がありました。


これだけ見ますと、大きな戦力ダウンは免れないような気がするのですが、新ためて現行メンバーを見ますと、それでもなお一定の充実度が感じられます。

 

もともとデンソーは層が厚いですので、攻撃陣には、故障明けから昨季は本格的に実力を発揮し始めた成長株の中元南選手(OH)、昨季大活躍されて今年全日本登録もされた工藤嶺選手(OH)、新進気鋭の兵頭由希選手(OH)、全日本代表としても経験豊富な鍋谷友理枝選手(OH)などがおられます。

 

他にも昨季海外移籍から帰国された田代佳奈美選手(S)や奥村麻衣選手(MB)、井上琴絵選手(L)といった、日本代表組も健在ですね。

 

 

また、昨季まで得点頭となっていたシニアード・ジャック選手(MB)が退団されたのは相当痛いと思いますが、今季は、現時点で正式には未公表であるものの、アメリカ代表のキャスリン・プラマー選手(OH/197cm/アメリカ)が加入される予定のようです(但し、現時点で若干不確実)。← 正式公表されました(2020.9.30追記)。

https://airybees.denso.com/p13331/

https://www.volleynews.it/kathryn-plummer-in-giappone-alle-denso-airybees/

 

キャスリン・プラマー選手(OH)は、まだ21歳と非常に若い選手ですが、大学時代はスタンフォード大学で2016年、2018年、2019年と、NCAA DivisonⅠトーナメントで優勝を果たされているそうです(と言っても、詳しくないだけに、いまひとつピンとこないのですけど、2018年、2019年は、NCAAの最優秀選手に選ばれたそうですから、相当な逸材なのだと思いますね)。

https://en.wikipedia.org/wiki/NCAA_Division_I_Women%27s_Volleyball_Tournament

 

直近は、短期間ながらもイタリアのセリエAの、Saugella Monza(ソージェラモンツァ)というチームに属されていたそうですね。

https://en.wikipedia.org/wiki/Kathryn_Plummer

 

参考に、2019年のNCAA(National Collegiate Athletic Association=全米大学体育協会)のDivision I Women's Volleyball Tournamentの決勝のスタンフォード大学vsウィスコンシン大学の試合(スタンフォード大のストレート勝ち)の動画を少し見てみましたが、キャスリン・プラマー選手(OH)は、写真から受けるかわいらしい印象とはかなり違って、身体は他の選手より一回り大きくがっしりされていることが一見して分かりますし、しなやかさがありながらも、豪快な、非常に重いスパイクを打つ選手に見受けられます。

 

確かにこの選手はコートの中の他の選手とは別格で、このチームを優勝に導いたのはプラマー選手であったことに間違いないと感じられるご活躍ですね。この大会で最優秀選手賞を受賞したのもうなづけます。

 

今回、デンソーは、アメリカの大卒新人選手のトップの選手を獲得した、ということのようですね。

 

(参考動画)

https://www.youtube.com/watch?v=8rG1vjmJHr4

*白ユニの2番の選手です。

 

 

若い選手だけに、新たにデンソーのチームでフィットできるかどうかの問題はあるかもしれないと思いますが、この選手が本来の実力を発揮することができれば、今季のデンソーもまた脅威のチームになりそうです。

 

 

あと、今季新規加入の日本人選手の皆さんのことはよく知らないのですが、その中では、やはり今年全日本登録もされた松井珠己選手(S/日本女子体育大学)の加入がいいですね。

 

松井選手は、2019年の第30回ユニバーシアード競技大会にセッターとして出場され(ちなみに、この大会には、シーガルズの及川選手やNECの澤田選手、姫路の貞包選手、PFUの高相選手なども出場されました)、惜しくも決勝進出は逃したものの、3位決定戦でハンガリーをフルセットで破り、日本チームを銅メダル獲得に導かれました。

https://www.jva.or.jp/index.php/international/2019/universiadewomen/result

https://www.jva.or.jp/index.php/international/2019/universiadewomen/member

https://ameblo.jp/seagullsfan/entry-12492960716.html

 

デンソーのセッターには経験豊富な田代佳奈美選手(S)と田原愛里選手(S)がおられますが、両名ともにベテランの域に達しつつありますので、新人のいい選手の補強がなされたと思います。

 

 

デンソーは、昨季は、海外から帰国された全日本登録選手(田代選手、奥村選手、井上選手)を軒並み加入させ、いかにも優勝を狙う意気込みがヒシヒシと伝わってくるチームでした。

 

そして、現に強かったですね。

 

結果的に、最終4位になりましたが、これは、個人的には、リーグ終盤の戦い方に少し失敗してしまった結果であって、レギュラーラウンドではプレミアカンファレンスで18勝3敗の断トツトップでしたし、実力的には、昨季優勝しても全くおかしくないチームだったと思います。

 

それだけに、今季も、優勝にかける意気込みは十分だと思いますし、それだけのポテンシャルは今季もありそうに感じられますね。

 

 

 

 

 

10.埼玉上尾メディックス (昨季3位)

 

(Vリーグ登録選手)

https://www.vleague.jp/women/team_detail/281

(チームサイト選手紹介ページ)

https://amg.or.jp/medics/member/

 

 2 冨永こよみ 選手(S)

 3 サンディエゴ・アライジャ 選手(MB/フィリピン)

 4 堀江美志 選手(OH)

 5 山崎のの花 選手(S)

 6 山口珠李 選手(OH/MB 2020.10.4追記)

 7 山岸あかね 選手(L)

 8 吉野優理 選手(OH)

 9 内瀬戸真実 選手(OH) *新加入

10 佐藤優花 選手(OH)

11 青柳京古 選手(MB)

12 岩澤実育 選手(L)

13 中本葉月 選手(MB) *新加入

14 椎名真子 選手(OH)

15 シャイナ・ジョセフ 選手(OP/1995年5月15日生/183cm/カナダ) *新加入

16 佐々木海空 選手(OH)

18 権田寛奈 選手(MB)

19 仁井田桃子 選手(OH)

20 田川紘美 選手(S) *新加入

23 大室璃紗 選手(L)

 

以上、19名。

 

 

キャプテン

山岸あかね 選手(L)

https://amg.or.jp/medics/news/2020_21/news20200615_02.php

 

監督

アントニオ・マルコス・レルバッギ(略称:マルコス) 監督

https://amg.or.jp/medics/news/2020_21/news20200615_02.php

https://amg.or.jp/medics/news/2020_21/news20200615.php

https://amg.or.jp/medics/news/2019_20/news20200602.php

 

入団

内瀬戸真実 選手(OH) ← トヨタ車体クインシーズ

https://amg.or.jp/medics/news/2020_21/news20200615.php

中本葉月 選手(MB) ← ヴィクトリーナ姫路

https://amg.or.jp/medics/news/2020_21/news20200721.php

田川紘美 選手(S) ← パナソニックブルーベルズ(9人制)

https://amg.or.jp/medics/news/2020_21/news20200901.php

シャイナ・ジョセフ 選手(OP/1995年5月15日生/183cm/カナダ) ← Sta. Lucia Lady Realtors(フィリピン)(2020.10.4am3:05追記)

https://women.volleybox.net/shainah-joseph-p10974/clubs

https://www.vleague.jp/women/player_detail/4104

 

退団

三浦茉実 選手(MB)

https://amg.or.jp/medics/news/2019_20/news20200401.php

井上美咲 選手(S) → 久光スプリングスに移籍

https://amg.or.jp/medics/news/2019_20/news20200501.php

若松歩実 選手(OH)

https://amg.or.jp/medics/news/2019_20/news20200302.php

シュシュニャル・カタリナ 選手(OH)

https://amg.or.jp/medics/news/2019_20/news20200213.php

 

【2021/22季内定・新加入選手】

鎌田咲希 選手(17/S/165cm) ← 日本体育大学

栗栖明歩 選手(21/MB/180cm) ← 京都橘大学

目黒安希 選手(22/L・HO/172cm) ← 青山学院大学

https://amg.or.jp/medics/news/2020_21/news20201222.php

鈴木日葵 選手(4/MB/183cm) ← 群馬銀行グリーンウィングス

https://amg.or.jp/medics/news/2021_22/news20210601.php(2021.6.2追記)

ティシェイラ・ロレンネ 選手(OP/187cm/ブラジル代表) ← Grêmio Recreativo Barueri(ブラジルスーパーリーグ)

https://amg.or.jp/medics/member/v51/

 

 

今季の埼玉上尾は、どうでしょうね。

 

このチームは、昨季は、セッターが、冨永こよみ選手(S)と井上美咲選手(S)の二人で回している感じで、どちらかと言えば冨永選手がメインで、井上美咲選手がサブという感じではあったものの、ほとんど半々くらいの頻度で出場されていました。試合によっては、頭から井上選手のセットで通した試合もあったと思いますね。

 

その井上美咲選手(S)が今季退団されて、久光スプリングスに移籍されることとなったのは、このチームにとっては痛かったと思います。

 

他に3年目(だと思います)の山崎のの花選手(S)がおられるのですが、まだVリーグでの実践経験が少ないですので、セッターが不足するということになり、急遽レンタルで最近獲得されたのが、9人制のパナソニックブルーベルズからの田川紘美選手(S)だったと推察されますね。

https://amg.or.jp/medics/news/2020_21/news20200901.php

 

田川紘美選手のことは私は全く知りませんが、冨永選手とこの田川選手、それに山崎選手がうまくチームを操れるかどうかが、今季のこのチームにとっては大きいのではないかと思います。

 

 

また、攻撃陣では、全日本経験も豊富な内瀬戸真実選手がトヨタ車体から移籍加入されたのは、よかったですね。

 

このチームは、もともと吉野優理選手(OH)や山口珠李選手(OH)、堀江美志選手(OH)に椎名真子選手(OH)といった若手選手の成長が著しく、特に昨季は一昨季加入の椎名真子選手(OH/下北沢成徳)が大器の片鱗を見せ始めたりもしましたので、サイドアタッカー陣には恵まれているうえに、今回、守備も上手でマルチなベテラン、内瀬戸選手(OH)が加入されることとなったのは、大いにプラスになると思います。

 

なお、9月26日(土)に行われた埼玉上尾vs久光のブレシーズンマッチでは、本来OHの山口珠李選手(OH)がMBに入られ、鋭いブロードやクイックを打たれていました(なお、対角MBはサンディエゴ選手、両レフトは内瀬戸選手と椎名選手、ライトが堀江選手、セッターは山崎ののか選手という構成でした)。

https://youtu.be/OY_y5VGZLgY

 

もともと山口珠季選手は、動きの素早い機動力のある選手ですが、MBとしての動きに全く違和感がなく、今季は、MBにコンバートされる予定かもしれませんね(2020.10.4追記)。

 

 

他方で、一昨季から加入されて得点源となっていたシュシュニャル・カタリナ選手(OH/クロアチア)が退団されたのは、戦力ダウンにならざるを得ないですね。

 

シュシュニャル選手と同時に一昨季から加入されているアジア枠のサンディエゴ・アライジャ選手(MB/1996年1月20日生/195cm/フィリピン)は、今季も継続して埼玉上尾でプレーされるようですが、シュシュニャル選手に代わる新たな外国人選手については、まだ正式な公表がありません。← チームサイトでは未公表ですが、2020.10.4時点で、Vリーグのサイトに新外国人選手(シャイナ・ジョセフ選手(OP/1995年5月15日生/183cm/カナダ))が登録されました(2020.10.4am3:07追記)。← チームサイトでも正式に公表されました(2020.10.5pm5:05追記)

https://amg.or.jp/medics/news/2020_21/news20201005.php

 

いろいろ探してみましたが、少なくとも現時点で、私は、まだ特定の選手の名前を見つけられていません。

 

おそらく埼玉上尾も、新たな外国人選手の加入を考えているのではないかと思いますが、ここのところ各チームが続々と新外国人選手の加入を発表し出していますので、埼玉上尾も近々発表することになるかもしれないですね。← 上記のとおり、チームサイトでは未公表ですが、2020.10.4時点で、Vリーグのサイトに新外国人選手(シャイナ・ジョセフ 選手(OP))が登録されました(2020.10.4am3:07追記)。← 前記のとおり、チームサイトでも正式に公表されました(2020.10.5pm5:05追記)

 

 

あと、このチームは、この10年以上にわたって監督を務めてこられた名将、吉田敏明監督が退任されて、新たにブラジル人のアントニオ・マルコス・レルバッギ氏が監督に就任されました。

 

吉田監督(かつてはアメリカ代表チームの監督もなされたことがあります)は、埼玉上尾メディックス(当時は「上尾メディックス」)がチャレンジリーグに属した2009年当時からこのチームの監督になられ、2014年のプレミアリーグ昇格、及びその後降格を経た後の2016年の再度のプレミアリーグ昇格を果たされました。

 

独特の雰囲気のある老獪な監督で、岡山シーガルズとの対戦では、いつも河本昭義監督との腹の探り合いみたいなところがあって(私が勝手に想像をめぐらせていただけですが)、私は個人的に吉田監督のことも大好きでしたので、退任されることとなったのは、とても残念です。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E7%94%B0%E6%95%8F%E6%98%8E

 

他方で、今回新たに監督に就任されることとなったアントニオ・マルコス・レルバッギ監督というのは、ブラジルの各種クラブチームの監督や、日本の堺ブレイザーズのコーチを務められたことのある方だそうで、今季V1リーグでは唯一の外国人監督になりますね。

https://amg.or.jp/medics/member/s23/

 

どんなことになるのか非常に楽しみではあります。

 

また、監督がブラジル人監督になったことからしますと、新外国人選手も、ブラジルの選手が候補に挙がっている可能性はあるかもしれませんね。

 

なお、2020.10.2に久光スプリングスのサイトで久光vs埼玉上尾のプレシーズンマッチの動画が配信されましたが、それによりますと、このブレシーズンマッチが開催された9月26日(土)の時点で、まだレルバッキ監督は来日されていないとのことで、コーチが監督を代行されていましたね(2020.10.3追記.)。

 

また、このブレシーズンマッチでは、埼玉上尾チームは、唯一冨永こよみ選手(S)が不在になっていましたが、これは、開幕が近いために、意図的に正セッターの出場は控えたということかもしれないですね(2020.10.3追記)。

 

 

今季の埼玉上尾は、この先発表されることになるであろうと思われる(確実ではありませんが)新外国人選手がどんな選手になるのか、そして、今季は特にセッター陣が安定したトス回しでチームをまとめ上げることができるかが、ポイントになりそうな気がします。
 
 
2020.10.4am3:11追記
前記のとおり、2020.10.4時点で、チームサイトでは未公表ですが、Vリーグのサイトに新外国人選手(シャイナ・ジョセフ 選手(OP/1995年5月15日生/183cm/カナダ))が登録されました。← チームサイトでも正式に公表されました(2020.10.5pm5:05追記)

https://www.vleague.jp/women/player_detail/4104

https://amg.or.jp/medics/news/2020_21/news20201005.php

 

カナダ代表の選手で、直近は、フィリピンのSta. Lucia Lady Realtorsというチームに属されていたようですね。

 

https://women.volleybox.net/sta-lucia-lady-realtors-t6302/players

http://japan2018.fivb.com/en/competition/teams/can-canada/players/shainah-joseph?id=68947

 

少し動画を見てみましたが、非常に高いところからバネの効いた豪快なクロスやストレートを打たれる選手ですね。OPですが、少しブロードを効かせるアタックもあります。ときにタメのあるアタックを打つのが特徴ですかね。ものすごい破壊力です。

 

(参考動画)

https://www.youtube.com/watch?v=DF0Pnt4_6IQ

*16番の選手です。

 

カナダは、ここ数年メキメキ力をつけてきており、シャイナ・ジョセフ選手(OP)は、そのカナダチームを牽引してきた選手だと思います。

 

今季の埼玉上尾も、手強いチームになりそうですね。

 

 
 

 

 

11.岡山シーガルズ (昨季準優勝)

 

(Vリーグ登録選手)

https://www.vleague.jp/women/team_detail/263

(チームサイト選手紹介ページ)

https://okayama.v-seagulls.co.jp/team/index.html

 

 3 田口絢佳 選手(MB)

 4 吉岡美晴 選手(OH)

 5 宇賀神みずき 選手(S)

 6 渡邊真恵 選手(OH)

 8 及川真夢 選手(MB)

 9 高柳有里 選手(OH)

10 西村弥菜美 選手(OH/L)

11 高柳 萌 選手(MB)

12 居村杏奈 選手(MB/OH)

13 遠藤彩萌 選手(OH) *新加入

14 宮下 遥 選手(S)

15 古川あおいアン選手(OH)

16 永間香奈子 選手(L)

17 城戸うらん 選手(OH) *新加入

18 金田修佳 選手(OH)

19 森田夕貴 選手(L)

20 丸山亜季 選手(L)

21 高野由里加 選手(MB)

22 船田芽衣 選手(L) *新加入

23 前田明里 選手(OH)

25 宮下マミ 選手(L/S)

26 長瀬そら 選手(MB)

27 楢崎慈恵 選手(L)

28 川島亜依美 選手(MB)

31 小野寺夏希 選手(S)

 

以上、25名。

 

 

キャプテン

川島亜依美 選手(MB)

副キャプテン

宮下 遥 選手(S)

 

監督

河本昭義 監督

 

入団

遠藤彩萌 選手(OH) ← 島田商業高校

https://www.vleague.jp/ext/userfiles_2018/20191127new_women.pdf

https://www.sanyonews.jp/article/975544

https://www.sanyonews.jp/article/1004452/1/?rct=syuyo&

城戸うらん 選手(OH) ← 大阪国際滝井高校

https://www.vleague.jp/ext/userfiles_2018/20200108new_women.pdf

https://www.sanyonews.jp/article/1021949

船田芽衣 選手(L) ← 松山東雲高校

https://www.vleague.jp/ext/userfiles_2018/20200108new_women.pdf

http://www.spiral-pf2.com/ebc/2020/02/03/dream%E6%9D%B1%E9%9B%B2%E3%81%AE%E5%AE%88%E3%82%8A%E3%81%AE%E8%A6%81-%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E8%88%B9%E7%94%B0%E8%8A%BD%E4%BE%9D%E9%81%B8%E6%89%8B%EF%BC%8820/

https://www.sanyonews.jp/town/gourmet/news_detail/1012244

 

退団

吉田みなみ 選手(OH)

佐々木 萌 選手(OH)

https://okayama.v-seagulls.co.jp/topic/?p=6275

https://okayama.v-seagulls.co.jp/topic/?p=6279

 

【2021/22季内定・新加入選手】

中本柚朱 選手(33/OH/176cm) ← 大阪国際滝井高校

松本舞佳 選手(32/OH/176cm) ← 島田商業高等学校

https://okayama.v-seagulls.co.jp/topic/?p=6609

*2020/21季途中加入

付 欣田(ふ しんてん)選手(24/MB/187cm) ← 共栄学園高校
佐藤愛美 選手(6/OH/175cm)  ← 大野石油広島オイラーズ
 
 
さあ、そして我らが岡山シーガルズです。
 
このチームについては、できるだけ客観的に見たいと思いながらも、どうしても私情が入りますが、岡山シーガルズは、やはり、昨季エースの一角としてチームを支えられた佐々木萌選手(OH)が退団されたことが大きいでしょうね。
 
他は、マルチタレントでここ数年はスーパーサブとして活躍されてきた吉田みなみ選手(OH)が退団されたのと(但し、マネージャーとしてチームに残ってくださっています)、新加入は、高卒新人の3名(遠藤彩萌選手(OH/島田商業高校)、城戸うらん選手(OH/大阪国際滝井高校)、船田芽衣選手(L/松山東雲高校))でしたから、他のチームと比べて、構成メンバー的には大きな変化があったチームではないと言えると思います。
 
 
昨季のシーガルズは、結果的にも準優勝という輝かしい成績を残しましたが、非常によく鍛えられた、よくまとまったいいチームでしたね。
 
プレーの精度、緻密さという点においては、リーグ全体の中で、どのチームと比較しても格段に優れており、間違いなくNo1だったと思います。
 
私ももう10年近くシーガルズを見てきていますが、その間、チームのまとまりとしては、昨季が最も優れていたのではなかったかと感じます。
 
岡山シーガルズは、2013/14季にも準優勝を果たしていますが(https://ameblo.jp/seagullsfan/entry-11820980061.html)、このときは、栗原恵選手(OH)や福田舞選手(OH)、佐々木萌選手(OH)のお姉さんの佐々木侑選手(OP)など(なお、萌選手も当時からまだ中堅手前くらいの立場でおられました)、豪腕あるいはパンチ力のある強烈アタッカーが複数存在し、また、今も変わらずトリッキーなトス回しで相手を翻弄する宮下遥選手(S)にキレキレの山口舞選手(MB)、そして硬軟織り交ぜた多彩な攻撃が得意な川畑愛希選手(OH)(なお、妹の川畑夏希選手(OH)も新人としておられました)や卜部里菜選手(MB/ライト)のほか、関李香選手(MB)や今のキャプテン川島亜依美選手(MB)といった、タレント揃いのチームでした。
 
タレントという意味では、ひょっとしますと、当時は今よりも充実していたかもしれないと思いますが、プレーの精度、引き締まり具合、ボールに対するあくなき執着心、チームとしての仕上がり具合という点では、昨季のシーガルズのほうが優れていたように思いますね。
 
とにかく昨季のシーガルズは、コートの中の全員が、絶対に気を抜かずにひとつひとつのプレーに神経を使い、レセプションは必ずピタリとセッターに返しますし、ブロックフォローや繋ぎにおいても誰も決して怠ることはなく、常に一定の精度をもってボールを拾い、常に相手のことを思いやったボールを繋ぎ続けました。
 
そして、何度もボールがコートを往復しながらも、最後には、宮下遥選手(S)と宇賀神みずき選手(S)の緩急のあるトスワークで、両サイドの金田修佳選手(OH)や佐々木萌選手(OH)、あるいは渡邊真恵選手(OP)、さらにはセンターの川島亜依美選手(MB)や居村杏奈選手(MB)、新人の及川真夢選手(MB)、ときに髙野由里加選手(MB)らが決め切って、得点を重ねていくというプレースタイルでした。
 
もともとシーガルズは、強度の粘りを信条とするチームですが、昨季は、その徹底した気構えだけではなく、確かな技術も伴っており、いつもシーガルズの試合が始まると、そのビシリと引き締まった試合運びに、これは他のどのチームの試合とも違うと感じさせられる見事な試合を展開したのでした。
 
 
そうした精緻なプレーぶりは、今季も全く変わらないと思いますし、それがまたどれだけ進化しているかが楽しみなところですが、最初に書きましたように、今季は、昨季のエースの一角だった佐々木萌選手(OH)が退団されましたので、その穴を、誰がどの程度埋められるかがポイントになりそうです。
 
個人的な推測を書かせて頂きますと、このチームは、アタッカー陣もすべて一定レベルの守備と繋ぎができなければなかなか一人前とは見てもらえないチームですので、そうした点を含め、先日のリモートマッチによる青白戦などを見ていますと(https://ameblo.jp/seagullsfan/entry-12615114849.html)、やはり中堅になりつつある吉岡美晴選手(OH)あたりが最も安定しており、あるいは大型新人の古川あおいアン選手(OH)も守備面の向上次第でその候補になるのではないかと思います。
 
また、昨季の佐々木萌選手(OH)は、攻守にわたってほぼ完成形に至っておられましたので、単独のレフトプレーヤーでは、萌選手の穴をカバーし切るのは難しいかもしれず、その観点からすれば、今季は、吉岡選手や古川選手に加え、若手でキレのある前田明里選手(OH)、さらには新加入の城戸うらん選手(OH)などもフル回転で頑張って頂かなければならないことになるかもしれないですね(なお、新人の遠藤彩萌選手(OH)は、ライトプレーヤーとしての位置づけだと思います)。
 
また、先日のリモートマッチでは、一般に配信された第2セットにおいて出場機会がありませんでしたので、お名前を拾い損ねてしまっていましたが、昨季はここぞというところで強度の勝負強さを見せてシーガルズの準優勝に欠かせないご活躍をされた、西村弥菜美選手(OH/L)の出番もかなり増えそうな気がしますね(2020.10.4追記)。
 
 
昨季と比べますと、萌選手が不在となった今季は、幾分苦労する場面が出てくるかもしれないと想像しますが、その反面において、他のメンバー構成はほとんど変わっていませんので、チーム一体としてのプレーの精度はより一層磨かれているのではないかと期待します。
 
 
なお、このチームの個人的な一押しの成長株は、昨季新加入でいきなり大活躍をされた及川真夢選手(MB/青山学院大)ではないかと思います。
 
及川選手は、大学の頃から山口舞選手(MB)のプレーを研究して真似していたとご自身で話されているように、そのプレースタイルは山口選手に非常によく似ていますね。

https://www.youtube.com/watch?v=Ui9d65_o0Dc&t=1s

 

常に冷静にコートと戦況を見ておられ、かつ瞬時の判断と反応に狂いはなく、非常に器用ですし、一人時間差をまじえた速いブロードなども綺麗です。

 

及川選手は、山口選手とはまた違った、何と言うのでしょうか、年齢の点もあるのかもしれせんが、ソフトな雰囲気というよりは、軽快さというのか、小回りが利くというのか、また周りを明るくさせる気力というのか、独自の個性をお持ちだと思いますが、今年は、新人ながらも全日本に登録もされましたし、今後のさらなるご活躍が期待されますね。

 

 

こうして、個別の選手のことを書き始めますと、他にも沢山書きたくなるのですけど、チーム力とはまた違った話になってきますので、この辺でやめておきます。

 

ぜひ今季も、日本人選手だけのこのチームで、優勝を狙って頂きたいですね。

 

私は相当程度の確度で、いけるのではないかと思います!

 
 
 
 
 

12.JTマーヴェラス (昨季優勝)

 

(Vリーグ登録選手)

https://www.vleague.jp/women/team_detail/285

(チームサイト選手紹介ページ)

https://www.jti.co.jp/knowledge/marvelous/profile/index.html

 

 1 芥川愛加 選手(MB)

 2 林 琴奈 選手(OH)

 3 小川杏奈 選手(MB)

 4 橘井友香 選手(OH)

 5 柴田真果 選手(S)

 6 田中瑞稀 選手(OH)

 7 タットダオ・ヌクジャン 選手(MB/タイ) *新加入

 8 籾井あき 選手(S)

 9 榊原菜那 選手(MB) *新加入

10 アンドレア・ドルーズ 選手(OH/アメリカ)

11 目黒優佳 選手(OH)

12 深萱知代 選手(L)

13 西川有喜 選手(OH)

14 ヒックマン ジャスティス 選手(OH)

15 小幡真子 選手(L)

16 和田由紀子(OH) *新加入

17 神田さくら 選手(MB)

18 橋本梨紗 選手(MB)

 

以上、18名。

 

 

キャプテン

小幡真子 選手(L)

 

監督

吉原知子 監督

https://www.jti.co.jp/knowledge/marvelous/information/release/2020/2006_02/index.html

 

入団

榊原菜那 選手(MB) ← 八王子実践高校

和田由紀子(OH) ← 京都橘高校

https://www.jti.co.jp/knowledge/marvelous/information/release/2019/2002_01/index.html

タットダオ・ヌクジャン(Thatdao Nuekjang) 選手(MB/1994年2月3日生/185cm/タイ) ← Idea Khonkaen

 

退団

田中美咲 選手(S)

ケオカラヤー・カムンタラー選手(MB/タイ)

山本美沙 選手(S)

https://www.jti.co.jp/knowledge/marvelous/information/release/2019/2004_05/index.html

 

【2021/22季内定選手】

高橋茉莉奈 選手(19/MB/180cm) ← 筑波大学

https://www.jti.co.jp/sports/marvelous/information/topics/2020/2012_02/index.html

小山愛実 選手(21/OH・MB/178cm) ← 共栄学園高校

西崎愛菜 選手(20/L/158cm) ← 金蘭会高校

https://www.jti.co.jp/sports/marvelous/information/topics/2020/2102_03/index.html

 

 

JTは、昨季優勝チームだけに、こうしてメンバーを見てみましても、いかにも充実していると感じますね。

 

やはりアメリカ代表のアンドレア・ドルーズ選手(OH(OP)/1993年12月25日生/191cm/アメリカ)の存在が、大きいですね。

 

ドルーズ選手は、昨季は開幕から少し遅れてチームに合流したと思いましたが、シーズンを通して49.5%の決定率で、658点のアタック得点を叩き出し、レギュラーラウンドではアタック決定率は2位、アタック決定本数は4位、総得点では3位、サーブ効果率はリーグ断トツトップの17.2(2位は、14.6の荒木絵里香選手でした)で、昨季のMVP、ベスト6賞、ベストサーバー賞を受賞されました。

https://www.vleague.jp/record/player_detail/3796

https://www.vleague.jp/record/player_ranking

 

昨季は、もちろんチーム全体での優勝だったわけですが、このドルーズ選手が強力にJTを頂点まで牽引したと言って間違いはなかったですね。

 

そのドルーズ選手は、今季も健在ですから、今季のJTも相当手強いです。

 

 

そして、このチームには、他のサイド陣にも、若手成長株の林琴奈選手(OH)やベテランの田中瑞稀選手(OH)、目黒優佳選手(OH)に新進気鋭の西川有喜選手(OH)など、強力なアタッカーが揃っています。

 

MB陣は、全日本登録の芥川愛加選手(MB)がおられるほか、今季は、アジア枠で、タイのタットダオ・ヌクジャン選手(MB/1994年2月3日生/185cm/タイ)を獲得しました。

 

昨季のケオカラヤー・カムンタラー選手(MB/タイ)も、いい選手で、JTの優勝に貢献されましたが、今季はカムンタラー選手に代わって、やはり長年タイ代表チームに所属してきた経験豊富なタットダオ・ヌクジャン選手(MB/タイ)が入られた形ですね。

 

タイチームの中では、身長185cmと上背があり、ブロックもいいですし、クイック・ブロードともにキレのある選手です。

 

(参考動画)

https://www.youtube.com/watch?v=UXbXZEZ51e0

*4番の選手です。

*なお、3番のセッターが、今季トヨタ車体に加入することとなった

ポーンプン・グーパート選手(S/1993年5月5日生/170cm/タイ)ですね。

 

 

JTは、数年前に奥村麻衣選手(MB/現デンソー)がタイに移籍されてから、MB陣は少し薄くなった印象がありましたが、そのあたりはしっかりと手当をされており、今季は上記のヌクジャン選手の強力補強のほか、もともとこのチームのMBの一角を担ってこられた前出の芥川愛加選手(MB)と、小川杏奈選手(MB)、さらには神田さくら選手(MB)に橋本梨紗選手(MB)、新加入の榊原菜那選手(MB/八王子実践高校)と、相当厚みのある構成となりました。

 

ほぼ盤石の攻撃陣といえそうですね。

 

 

ただ、唯一このチームの不確実要素としては、今季は、ベテランセッターの田中美咲選手(S)と山本美沙選手(S)の両セッターが退団された反面、セッターの補強はなく、籾井あき選手(S)と柴田真果選手(S)の二人になってしまったという点でしょうか。

 

JTは、昨季は、新人の籾井あき選手(S/八王子実践高校)が、新人ながらもほぼ一貫してセットを上げ続けられ、このチームを優勝に導くまでに至りましたから(ベスト6にも選ばれました)、心配はないという判断かもしれませんが、籾井選手はまだ今季が2年目で、一定のプレッシャーはあるでしょうし、何かの拍子で調子が崩れたり故障されたりしたときに、果たしてベテランではあるものの昨季は控えに回られ比較的出場機会の少なかった柴田選手のカバーだけで足りるか、やや心配があるように感じます。

 

ただまあ、それももともとこのチームの層が厚いことからそのように感じるだけで、14~5人の精鋭メンバーでシーズンを戦い抜く覚悟のチームもあるわけですから、そうしたことを考えますと、やはり今季のJTは、盤石の構えで優勝を狙うチームになると言えそうですね。

 

今季もJTは、優勝候補の一角であることは、間違いないと思いますね。

 

 

 

 

 

 

 

以上、今季V.LEAGUE Division1に属する12チームの概観でした。
 
かなり、独断と偏見でいろいろ好き放題書いてきましたが、それぞれのチームのファンの方々などで気分を害される方がおられたら、すみません。あくまで個人的な感想です。
 
実際には蓋を開けてみなければ全然分からず、今季の各チームの状況がどんな感じになるのかは、大変楽しみですね。
 
 
岡山シーガルズは、今季は萌選手が不在になりましたので、その分を皆で埋めなければなりませんが、逆に言えば、若手中堅のレフトの選手の皆さんにとっては、チームに貢献できるチャンスだと思いますから、ぜひ皆さんで切磋琢磨して、頑張って頂きたいですね。
 
今季も、チーム一丸となった気持ちと鍛錬で、優勝を目指して頑張って頂きたいです!!
 
また素晴らしい試合を見られることを期待したいですね。
 
 
 
(ご参考 今季の意気込み 2020.10.1追記)