ビコール狂詩曲 ギョウちゃんが いく -12ページ目

ビコール狂詩曲 ギョウちゃんが いく

ビコールの魚屋のブログです。行きがかり上フィリピンに住むことになった時の所持金は、僅か7000ペソ。
その後、山あり谷ありを経て18年後の今もなんとか生きてます。


今日は「男達」をお休みにして、最近気に入ってる3枚の写真を順次紹介することにしよう。
まず最初のはこれ。10日前の自宅前の風景。
                
           「スランプ脱出」
   

近所に住むイーライは律儀な男である。
いつぞや僕が鰹を一匹あげた時も、次の日空気銃で撃った鳥をお返しに2羽くれた。
一羽でなく2羽というところが男だと思った。
だがこんなイーライが今年に入って、突如スランプに陥った。
その律儀さが、すっかり影を潜めてしまったのだ。
人のプライバシーを尊重する僕は、奥さんの姪っ子と浮気してるとかそんなことは口が裂けても言えないが、いろいろと他にもあるらしい。
そういえば、あれほど規則正しい生活をしていた男が、毎朝7時にしていた犬の散歩も今はしていないようだ。
何かがおかしい。僕は本気で心配し始めていた。

そんなある日の朝。
家の前を一人の男が犬を連れて散歩していた。
イーライだった。
連れてた犬が溺れかけているのが気になったが、イーライはまた昔通りに犬の散歩を始めたようだ。
僕は最後の土嚢で門の隙間を塞ぐと、携帯を取り出してその散歩風景を記念に撮った。
そして気がつくと

イーラーイ、その先は深いぞー」
と叫んで、何となくスランプ脱出の兆しが見えてきた彼の無事を祈ったのだ。