今日の午前中、中学生次男が勉強しながらぶつぶつ。
「小麦の生産量が一番多いのは・・・」
「中国で、次が、インド」。
「日本は、アメリカから一番小麦を輸入していて、、、
これ、いちいち覚えないといけないのか、、、」
と少々うんざりぎみ(笑)
ちょうど、毎月購読している「食べ物通信」12月号に、
東京大学教授の鈴木宣弘氏が書かれた
「危険な米国産農産物が押し寄せる」
という記事がありました。
「グリサホート残留小麦
世界一の消費国・日本」
という小見出し。
グリサホートとは、
ラウンドアップなどの除草剤に
含まれる成分です。
発がん性などが
指摘されています。
EUでは、
GM小麦とグリホサート散布が
発ガンの原因と広く認識されているので、
グリホサート製造、販売、
使用の規制を強化しています。
アメリカは
このグリサホートを使用しているので、
米国産の小麦を大量に輸入している日本は、
グリサホートの発がん性に
曝されているということ。
(アメリカ本土・カリフォルニアでも、
訴訟で発ガン性が争われ、
多額の賠償金を命ずる判決が
いくつも下っている状態)
一方、
グリホサートに耐性をもつ
雑草が増加し、
アメリカでは散布量が増加。
日本は、
2017年に輸入作物における
グリホサートの残留基準値を
小麦では6倍緩和しています。
実際、輸入小麦で作った
食パンのすべてから、
0.2ppm前後のグリホサートが検出。
日本人の毛髪の
70%から、
輸入穀物由来とみられる
グリホサートが検出されています
(日本のグリサホート残留基準値は
玄米で0.01ppm。
同じ穀物の小麦では30ppm。)
「世界のグリホサート規制に逆行する日本は、
アメリカの遺伝子組み換え市場と農薬市場の最大の餌食となりつつあります。
その代償が国民の健康であり、大問題です」
と最後締めくくられていました。
パンやお菓子などに
加工されてしまうと、
輸入小麦なのか、
国産小麦なのか、
よく分からない状態。
そもそも、
どこ産の小麦か、
なんていちいち考えて買っているヒト
どのくらいいらっしゃるか。
中学の勉強では、
「日本はアメリカ産の小麦を
一番輸入しています」
で終わり。
「その小麦は
グリホサート残留が危惧されています」
までやったら、
プチパニックおこすでしょうね(笑)
給食のパンは絶対食べません!
となるでしょうしね。