と書けば、日大のアメリカンフットボール部選手による「あのプレー」とお分かりになる方は少なくないと思います。
アメフトファンの一人として「何ということを!」と思ったし、学生チームであることからそれはまた監督やコーチの指示によるものと考えるのも当然ではありました。
事の顛末や経緯は省きますが、会見で延々と「ワシャ知らん」と言い続けてきた前監督と前コーチに対し、学連が厳しいジャッジを下しました。その判断は正しいと思うし、かなり激しく突っ込んだものだとも思っています。
本日(30日)カミさんと午後のワイドショーで、この件の報道(報道なのか?)を見ていて一応の決着を見たこと、日大選手一同による声明の発表等々見るにつけ、不正なプレーをするに追い込まれたM選手が不憫でなりません。
周囲はM選手に「戻っておいで」「また一緒にプレーをしよう」、他の社会人チームからも「ウチで良ければ」と声もかかっていることを我が事のように嬉しく思います。
こうした体育会系の悪しき習慣はアメフトだけでなく、先に論争となった相撲界・レスリング界などを見るに、日本国内ではありとあらゆるスポーツが毒されているのだろうと思います。
今回のことがとても大きく扱われたことをある意味良い教材として、全てのスポーツに巣食う悪しき習慣や悪しき慣例・練習や指導法の改善に繋がる端緒になればと思います。
ただ、M選手は被害者ではありますが、本来ならば人としてのプライドにかけ、その先日大フェニックスでのプレーの一切ができなくなったとしても、あのプレーはやってはいけないものでした。
どのような事情があったとしても、M選手は実行犯であることは間違いのない事実です。それにまで目を瞑って彼を擁護するのもまた間違いでしょう。危険な、下手をすれば相手の選手は生涯車椅子の生活になったり、最悪命にだってかかわるほどの悪意に溢れたプレーだったことは確かなのです。
ただ彼は、その後とは言え意を決して一人会見に臨み、自分の犯した行為を真摯に反省し謝罪しました。ここまでやってもなお彼を許さないということもあり得ません。
M選手。君は辛かったね。苦しかったね。でも、もう事は知ってのとおりに動いています。君はもはやこれ以上項垂れて過ごす必要はないと思います。いつかまた、君の素晴らしいディフェンス技術を我々に見せて欲しいと願ってやみません。