穴撃ち Vol5 *旧ブログからお引越し記事 | Cap森田のシーバス日記
以下は2009年2月の記事をもとに若干修正を加えたものです


さあ、いよいよ実釣編スタート!


穴撃ちと一言で言っても、人それぞれ感じ方が違う

何が違うのかって?

ずばり、穴の高さ


当然、人の背丈ほどの穴の高さがあれば、それは穴撃ちじゃないと私は思うが、

人によっては、それでも「穴」だと言い切る人もいる。

どちらも間違いじゃないと思う。

でも、ここではある程度の定義を決めたい。


「穴」とは・・・

穴の開いている部分の高さがおおよそ50cm~1m未満が理想

最大でも1.5m迄


また、この講座では、正直面倒くさいのでそれに類似した桟橋等(ある程度奥行きがあれば)も穴として今回は解説していく。

厳密には、通常「穴撃ち」と呼ばれる際に狙うポイントの多くは岸壁等の横穴形式の暗渠を指し、一番奥は、壁となっている場合が一般的


ただ、今回は春の穴撃ち講座なので、高さの低い桟橋等も含めることにしたので理解してほしい。。。


では、早速ポイント一例↓



厳密には桟橋だが、写真を良く見てほしい

3本の柱がある。

こういったポイントの場合、奥へ行くにしたがって急激に浅くなる

ちなみにこのポイントで、一番外側の水深は、9m、一番奥は2.5mだった。

3本柱ある柱のうち、どの柱にいるかは時期や、その日の状態によって変化する。

その状態によって、どれくらい水深があるほうが快適かが、変化するからだ。

当然、3本目に魚が付いているときは、壁までルアーを投げる必要がある。

逆に1本目のボトム近くに魚がいるときは、1本目と2本目の間にルアーを落とし、ボトムまで沈めることが必要になる。

単純に一番奥までルアーを投げれば良いのではなく、今現在魚はどの柱のどの水深にいるのかを考えてルアーをキャストしなければならない・・・



それに加えて、居るレンジに合わせて、ルアーもセレクトしなければならない。


では、どうしたら何処に居るのかを見つけられるのだろう?

答えは・・・

キャストして、ルアーを通してみなければ分からない。

だから、1本目の裏、2本目の裏、3本目の裏・・・と、何処へでもルアーを送り込めなければならない。

更に、潮の流れを考えて、柱に対して左右どちらに居るのかも変化するので、1本目の柱の奥左右、2本目の柱の奥左右・・・・

といった具合に距離と方向の両方を正確に打ち分けないとダメ

実は、奥へキャストするだけならサイドハンドやバックハンドでも「投げ込む」までは出来るのだが、左右を打ち分けることが出来ない。

正確に言うと、自分の正面にルアーをキャストできないのだ。

詳細に話せば、ロッドを横に振るのだから、当然自分の正面から左右のどちらかにオフセットされた位置からルアーが飛び出すので、自分の正面にルアーを落とすためにはナナメにキャストする必要があるし、2~3人でボートをチャーターした際は、左右どちらにもアングラーが居ないという状況はありえないので、左右に打ち分ける際に、サイド、バックハンドと投げ分けることも事実上不可能となる。

要は、右側のみとか、左側のみしかキャストできないとなるのだ。

他にも、サイド&バックハンドキャストのデメリットは多くあるのだが、きりが無いのでやめておこう。


そう言った理由で、フリップキャストが非常に有効になるので、Cap森田は90%フリップキャストになるというわけ!

ちゃんとしたり理由があるんだよ。



そうそう、動画見てくれたかな?

ちなみに、あの時の使用タックルは、
ロッド:JJC-T69C 一番強いロッドね!
リールは、メタニュームXT
ライン:FCスナイパー16lb
ルアー:G’s シャッド

多分、このロッドをルアーセットしてない状態で振ると全く曲がらないと思うが、ルアーをセットしてきちんとキャストできればあれだけ曲がるということをしっかり見ほしい。

反動を与えて、しっかり引き込むことであれだけロッドの先端が内側に入るので、ショートロッドだと船べりに当たってしまうからロングロッドじゃないとダメなんだ。

分かった?



話が、横道にそれてしまったが明日からは、何処に魚が付きやすいかと、魚の居場所や状態によってのルアーセレクトや使い方を説明していこう!


というわけで、本日はここまで・・・