ジギング完全攻略法 Vol.10 | Cap森田のシーバス日記

長きに渡った「ジギング完全攻略法」もいよいよ今回で最終回(の予定)だ・・・


今回は↓

3、比較的沖側に面した水深のある壁やそれに類似した大きな橋の橋脚を狙う「壁系ジギング」

4、3の壁の中でも岸壁のえぐれが大きい壁や暗渠(穴)になっている壁を狙う「穴撃ち系ジギング」




を一気に解説しよう


3、「壁系ジギング」&4「穴撃ち系ジギング」


以上で長々と続いた「ジギング完全攻略法」は、終了

ここまで飽きずにお付き合いして下さった皆様に感謝します

また、皆さんから質問、疑問等があれば追加していくこともあるかも?




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これを期に今までとは違うジギングを体験して見てはいかが?


この2つのジギングも、前回の物撃ち系と同じように一般的なジギングとは違いキャスティングゲームに近い「攻めるジギング」の感覚だ



このジギングの場合も、基本的に9割方以上「デロデロジギング(以下デロ)」オンリーと考えても良いだろう

ただ、物撃ち系ジギングよりかは、「チョコチョコジギング(以下チョコ)」が強い場合が多い


基本が「物撃ち系ジギング」と同じ系統のジギングになるので釣り方も酷似する


壁なら1~2m間隔で隙無く探り、穴なら柱1本1本単位できっちりと撃っていくのが基本

では、何故物撃ち系とわざわざ分けたのか?

理由は↓だ!


物撃ち系の解説の際に「メタルジグは真下に沈まない」といったのを覚えているだろうか?

実は、これが物撃ち系との最大の違いを生む

壁は当たり前だが穴は空いていない・・・

しかし、穴撃ち系のジギングも穴が空いていない潮位や場所が有効になってくるので実際には穴が空いていない又は撃てるほど空いていないことが重要!

パッと見、壁に見えて実は穴が空いている壁ということになる。

図でいうと↓の感じ



こういった壁や穴を攻略するのに「ジグは真下に沈まない」特性を最大限に生かす

具体的には・・・

キャストする際に↓図の赤ラインのように真上からジグがボチャンと落ちるように着水するのではなくピンクラインのような水泳の飛び込み状態で奥にスライドさせるように着水させる



すると、ジグは見事に穴の奥に向かってスライドするように入っていく

こうすることで、
撃たずして穴の奥にジグを送り込むことが出来るのだ!

このためにも使用するメタルジグは幅広で後方重心が非常に有利になる

もちろん、完全に穴が埋まっておらず、少し穴が空いている場所も有効だ

穴が埋まっていても空いていても、柱の正面にキャストしても当然、柱に当たってしまうので柱と柱の間にキャストすること!


また、この時の注意点として着水するときのジグの姿勢は平らな面が必ず上向きになるようにキャストすることも重要・・・・↓


横から見た場合に、この状態(横向き)で着水するように!




同じく横から見た場合にこの状態(縦向き)で着水すると奥にではなく右か左の横方向にスライドし柱に当たってしまうのでNG

ただ、いくら注意してもこればっかりは完全にコントロールすることは出来ない

では、どうすれば良いのか?


答えは簡単!

着水する瞬間のジグの姿勢をよく見ていること

もし縦向きで着水した場合は、すぐさま回収しキャストし直す

これで解決!

面倒くさい?

そう、面倒くさいのだ・・・

でも、よく考えて見よう

釣れないと分かっているのに延々と20mもの間リトリーブしたり、柱に引っかかってジグをロストした挙句にリーダーシステムを組みなおすことを・・・

どっちが面倒くさいかな?


そもそも釣りなんていうのは、常にこの「面倒くさい事」との戦いなのだ!

「面倒くさい事」をいかに減らすかが最大の釣果アップだということを忘れないでほしい



話が横道に逸れてしまったが、壁は?というと・・・

この穴と同様に壁に向かってキャストすると↓図のように壁伝いに「コンコン」とジグがフォールしていく



こうすることで、限りなく壁直近の真下を攻略できることになる




本日のまとめ

壁や穴でのジギングと単にストラクチャー撃ちのジギングとの違いは、「ジグは真下に沈まない」事を最大限に活用すること