私が受けたフォトリーディングの講師は玉川一郎先生でしたが、その際に茂木健一郎さんの著作である「ひらめき脳」という本を使用しました。フォトリーディングは潜在意識を活かすことが一つのテーマですから、脳科学とは関係があるのですね。それで、その時以来私も茂木健一郎さんの著作を何本か読んできました。今回はそのうちの一冊です。
- 脳を活かす仕事術/茂木 健一郎
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前作脳を活かす勉強法/茂木 健一郎
に続き、今作もかなり売れているようですね。
さて目次です
はじめに 脳の能力と出力のサイクルを回す
第1章 脳の入力と出力のサイクルを回す
第2章 茂木式「脳の情報整理術」
第3章 身体を使って、脳を動かす
第4章 創造性は「経験×意欲+準備」で生まれる
第5章 出会いが、アイデアを具現化する
第6章 脳は「楽観主義」でちょうどいい
第7章 ダイナミックレンジが人生の幅を広げる
第8章 道なき場所に道を作るのが仕事である
おわりに 脳は何度でもやり直しがきく
さてこの本ですが、題名にもある「仕事術」という言葉からノウハウを期待するとややがっかりします。というのはあまり具体的なノウハウは記載されていないからです。記憶はパソコンに任せるとか、セレンディピティについてとか茂木さんの著作や番組などになじみがある人にとっては既知の物が多かったです。
ただこの本、仕事に関する脳の機能や特徴について説明した本として捉えると非常に興味深い内容でした。私は先にも述べたように茂木さんの著作をすでに何冊か読んでいます。主に新書の作品ですが、正直言って結構難解な内容が多いです(私の理解力が低いからだとは思いますが…)。ですが、この「脳を活かす仕事術」は広く万人向けに書かれた本なので、脳のことがとてもよくわかります。仕事術というように、具体的な場面に結びつくように脳について取り上げられているので「なるほど」と手を打つような内容も多くありました。たとえば、最近様々なビジネス書でアウトプットの重要性について強調されています。この本では脳の「感覚系学習」と「運動系学習」という説明を通して、アウトプットとインプットを繰り返す重要性について説明されていました。
ですからぜひこの本を読むときは「仕事術」への期待は控えめにして、「脳について知りたい」という目的で読んでいただきたいと私は思います。