外(と)にも出よ 触るるばかりに 春の月
中村汀女(なかむらていじょ)
春の月、いいですねヽ(*´`*)丿
おぼろ🌛月かしら?(*´`*)
閉じ籠もっていないで、
さあ外へ出てらっしゃい。
今、春の🌛月が
手を伸ばせば
まさに触れるばかりに
❇美しい❇ですよ。
と言う意味です(*´`*)
春宵(しゅんしょう)の誘いの句、
いいですねヽ(*´`*)丿
春の月(はるのつき)は、
春の季語です
【子季語】
春月、春満月、春月夜
【関連季語】
月、朧月
【解説】
空気中の水分が増す春は、
🌛月も潤んだ感じがします(*´`*)
秋の月は、さやけきを賞で、
春の月は、朧なるを賞づ。
と昔から言われています(*´`*)
🌛「月」といえば、
「秋の月」を指すので、
「春」の一字を加えて、
「春季」とします(*´`*)
【来歴】
『山の井』(正保5年、1648年)に所出(*´`*)
【例句】
清水の上から出たり春の月
許六 「正風彦根蓁躰」
春月や印金堂の木の間より
蕪村 「蕪村句集」
浅川や鍋すゝぐ手に春の月
一茶 「文化句帖」
肥うつて棚田しづかや春の月
前田普羅 「飛騨紬」
春の月ふけしともなくかゞやけり
日野草城 「花氷」
紺絣春月重く出でしかな
飯田龍太「百戸の谿」
春の月大輪にして一重なる
長谷川櫂 「古志」
あたらしき畝光けり春の月
高田正子 「花実」
水の地球少しはなれて春の月
正木ゆう子「静かな水」
終わり