「月光」旅館/開けても開けてもドアがある



高柳 重信



う~ん?(´`)?、

これは、

宮沢賢治の「注文の多い料理店」を

連想させますねオッドアイ猫

「開けても開けてもドアドアがある」?(´`)



そういう意味では、

類想的?(´`)ですが、

俳句としては、

書き方が目新しいにゃ(・∀・)イイニャ。


実は、この作者、

2行とか3行、

時には5行とかに

鉛筆俳句を書いたそうです。

⬆2行、3行、5行?ねこクッキー


それで彼の俳句は、

鉛筆多行俳句とも呼ばれることがオッドアイ猫

⬆多行俳句?(´`)?


もっとも、

星空月光の神秘さを表現したこの句などは、

鉛筆俳句というよりも、

自由な星空「短詩」のような感じですねオッドアイ猫
高柳 重信(たかやなぎ しげのぶ)、
1923年1月9日 - 1983年7月8日は俳人。
本名は高柳重信、
俳人としては「じゅうしん」を自称した。
3行ないし4行書きの
多行書きの俳句を提唱・実践し、
金子兜太らと共に
「前衛俳句」の旗手となった。
歌人の高柳蕗子は実子。
俳人の中村苑子と事実婚にあった。


高柳重信の俳句

きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり

たてがみを刈り/たてがみを刈る/愛撫の晩年

まなこ荒れ/たちまち/朝の/終りかな

われら永く悪友たりき春火鉢

人恋ひてかなしきときを昼寝かな

日が落ちて山脈といふ言葉かな

日本の夜霧の中の懐手

月下の宿帳/先客の名はリラダン伯爵

金魚玉明日は歴史の試験かな

飛騨の/山門の/考え杉の/みことかな

飛騨の/美し朝霧/朴葉焦がしの/みことかな
 
終わりカエルカエルヒヨコクマノミうお座