「月光」旅館/開けても開けてもドアがある
高柳 重信
う~ん?(´`)?、
これは、
宮沢賢治の「注文の多い料理店」を
連想させますね。
「開けても開けてもドアがある」?(´`)
そういう意味では、
類想的?(´`)ですが、
俳句としては、
書き方が目新しいにゃ(・∀・)イイニャ。
実は、この作者、
2行とか3行、
時には5行とかに
俳句を書いたそうです。
⬆2行、3行、5行?
それで彼の俳句は、
多行俳句とも呼ばれることが。
⬆多行俳句?(´`)?
もっとも、
月光の神秘さを表現したこの句などは、
俳句というよりも、
自由な「短詩」のような感じですね
高柳重信の俳句
きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり
たてがみを刈り/たてがみを刈る/愛撫の晩年
まなこ荒れ/たちまち/朝の/終りかな
われら永く悪友たりき春火鉢
人恋ひてかなしきときを昼寝かな
日が落ちて山脈といふ言葉かな
日本の夜霧の中の懐手
月下の宿帳/先客の名はリラダン伯爵
金魚玉明日は歴史の試験かな
飛騨の/山門の/考え杉の/みことかな
飛騨の/美し朝霧/朴葉焦がしの/みことかな
終わり