シャフトカットにまつわるお話しと問題・FWピニオン編 | フラーのエレキメンテナンス note

シャフトカットにまつわるお話しと問題・FWピニオン編

シャフトに引き続きFWのピニオンナットでも驚きの加工が...。
少々うろ覚えですがオークションで購入されたエレキだったと思います。
一般の方?業者の方?オークションだったと思うのでどのような方が加工したかは分かりませんが

リベットの大きさも高さも違います...全てがオリジナル。

これも3箇所穴が開いていました。

1本カシメてみたけど位置が定まらず上手く留まらないので、さらに2本打ったと思われます。

 

こちらは後期形FWのピニオンナット、

このピンクの印は、ねじを削ってしまうとモーターとペダルの合わせ位置が分からなくなってしまう為
印を付けたと思われますがこのような事は加工業でないとあまりしないと思います。

加工中に印が消えてしまわないようにメッキを削り落ちにくいように下地も作っています。

もし加工業であるのなら何故旋盤でねじ加工しないのでしょう?出来るのはフライスだけなのでしょうか?

ペダルの踏み位置とモーターの向きは分解したり、違うパイプを組んで位置が変ったり、

例えこのような不思議な加工をしたとしても年式によって合わせ位置は違いますが

マニュアルがあればモーターとペダルの位置を合わす事は出来ます。

ゆえに印は必要ありません。

通常はこのようにピニオンナットを締め込みイモネジで固定し、

モーターとペダルの位置を合わせます。

 

純正では起こりえない、このような問題は加工されたエレキの分だけ存在しているでしょう。

氷山の一角。

まだまだ問題は山積しています。