シャフトカットにまつわるお話しと問題・FWシャフト編 | フラーのエレキメンテナンス note

シャフトカットにまつわるお話しと問題・FWシャフト編

分解した時、驚きを隠せなかった一つ。

 

FW54Vのオーバーホールをお受けした時、こんなすごいのにであった事もあります。

もちろん組んでしまえば見えません。

途中で繋がってます。

正常な部品と比較するほどの事でもありませんけどね。

 

もともとモーターガイドに使用されているパイプは押し出し材ではなく

板を丸めて溶接しているパイプです。

内側の線が繋ぎ合わせたところです。

なので押し出し材とは違い元々ピッタリ正確な真円ではないんです。

 

だからこのような溶接を行ってしまうと余計真っ直ぐにはなりません。

溶接時、熱による歪を考慮すると、正確に溶接する事はほぼ不可能に近いです。

現にセンターが出ていないのでグイングインぶれてましたから。

 

なぜこのような事が起きてしまったか推測するに

・ピニオンナットが外れなかった。

・または外し方、外れない理由がわからなかった。
と思われます。

ゆえに自社関連で出来る溶接でこのようなパイプに変身したと思われます。

 

 

大半の一般アングラーの方々は溶接なんて出来ませんよね。