4月14日(土) 18:00~沼津駅南口にある静岡県交流プラザにおいて「静岡県東部傾聴ボランティアネットワーク」設立の集いが開催されました。
これは内閣府が推進しているゲートキーパー活動を地域で取り組むための組織を立ち上げたものです。
ゲートキーパーとは、悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る人のことです。
具体的には、地域や職場で発せられる自殺のサインにいち早く気付き、適切な対処を行い、専門相談機関へつなぐ役割を担う人のことを指します。
その意味から、命の門番(ゲートキーパー)とも言われます。
今日のわが国では、13年間連続して不幸にして自殺という選択をされた方が、年間3万数千人を超えております。
最貧国と言われる国は世界各地にたくさんあり、決して生きていく上で恵まれた環境であるとは言えません。
しかしながら我が国のように「食べられるのに、食材を捨ててしまう」、「飲むことができるのに、糞尿を流すのに使ってしまう綺麗な水」、「医療分野でも世界トップレベル」、「高度な教育を受けることができるシステムがある」などなど、ある意味では恵まれすぎていると考えられるわが国は、自殺者という点では、それらの国々を凌駕しており、本当に幸せな国なのであろうか、幸せの基準とはなんであるのかと考えさせられてしまいます。
今日の我が国の状況は、自殺予防に関して国や行政などが声高に訴えても、一般市民レベルでこのような活動が広がらなければ解決できないものだと思うのです。
そのことからも、行政などになんでもかんでも任すばかりではダメだとの判断から、組織を立ち上げましたが、まだまだ至らぬことばかりです。
試行錯誤の連続かもしれませんが、一生懸命取り組んで参る覚悟です。
内閣府のゲートキーパーの活動にご興味のある方は、下記まで。
http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/kyoukagekkan/gatekeeper.html