今回の世界戦では伊藤選手と鬼ちゃんの機体が仕様変更されてました
まず、伊藤選手のプロドローン

大きくレイアウトが変更されてます
モーターはマストより後ろの奥下側の配置から
前方の上側にきてます
モーター脱着やギヤ比変更、冷却・放熱の面でも
上側の方が有利だと思います
アンプも下側だったのが前方にきてますね
モーターもアンプも搭載位置を上側に変更して
重心位置を上げてますね

バッテリーの搭載位置も少し上がってるように見えます
このフレームはプロドローンの純正パーツではない様です
問い合わせは伊藤選手のFacebookから直接問い合わせとなってました
私が一番気になったのがスワッシュです

135度仕様との事です
続いて鬼ちゃん機


鬼ちゃんも140度仕様です
このスワッシュプレートは
昔、キャリバー90の時に一時期標準でこのスワッシュプレートが付いてました
この画像で言うと、後ろ側のボールの長さを変えて
120度と140度の両方に使える様になってます
ちなみに、
インパクション775のフレームは
そのままで140度仕様に変更は出来ません
加工が必要です
殆んど見かけない140スワッシュですが
ここに来て世界選手権出場者が140度使い始めました
135度と140度の考え方は同じだと思います
140度スワッシュをご存じない方もいるかもしれないので、
少し解説したいと思います
ヘリを上から見た図です

120度はマスト(スワッシュプレート中心)から
各サーボ(ボール)までの距離が均等です
メリットとしては120度の等間隔でマストからの距離も均等なので
各サーボの負荷が均等になります
140度はマストの前側2サーボ、後側1サーボで負荷に偏ります
一方、
前後のサーボの位置関係がマストを中心に図のように異なります

サーボの位置をマストを中心に考えると
140度が1対1
120度が1対0.5
例えばエレベータアップの舵を打った時を比較してみます
ピッチ方向の変化量は0とします
いずれもAILとPITのサーボが上がりELEサーボが下がります
140度はAILサーボ、PITサーボ、ELEサーボとも作動量は3サーボとも同じです
120度はAILとPITサーボの作動量はELEサーボの作動量の半分になります
そこで問題になるのがサーボの作動スピードです
作動量がAILサーボとPITサーボはELEサーボの半分のため
作動時間も半分になします
特に素早くエレベーターを操作した場合に
AILサーボとPITサーボが先に上がるので
一瞬プラスピッチがついてしまいます
そうならないようにジャイロは
AILサーボとPITサーボの作動スピードを
ELEサーボのタイミングに合うように遅く制御しています
この制御がスワッシュディテール内のスピード補正になります
デフォルトが50%です
ただ、最近のサーボは作動スピードが速くなってるので
スピード補正は少な目で良いと思います
現在の私の設定は10%です
140度は補正しないためリニアな操作感になります
また機体のエレベーター方向の抑えが良くなります
デメリットだった各サーボの負荷の不均衡も
サーボの性能が上がったため無視出来るのかもしれません
今後140度が流行るのか?