最近お祝いシーズンなんで図書カードをくださいというお客が増えている。
未だに知らない人がいるんでやんなっているんですが宣伝しておきますと、図書券は廃止されました。9月だか10月あたりに。
だから「図書券○円分ください」って言われるたびに「図書カードなんですが」というのが面倒くさくって仕方ない。これが年配とも若造とも限らずカードの使い方も知らん奴がいるんで説明もしたくない。面倒なので「テレホンカードみたいなもんです」とかなり大雑把に説明している。
そんでもってお祝いシーズンだから「包装してくれ」とわしの大嫌いな作業も指名されてしまう。ここ最近そういう客が多いんで入れる袋すら切らしてしまい、昨日なんていきなりのし袋に入れて「御祝」のハンコまで押してやった。何度も間違えて袋を無駄にした………。いや、不器用だし。
お祝いでもらう側としてはどうなのだろう。ガキにあげるんだから所詮はマンガに消えていくのがオチだろう。いや、読書少年少女も中にはおりますから。うん、本屋のバイトやって、本に縁なんてなさそうなガキが講談社の青い鳥文庫を買っていくのを見てすげえとか思っちゃったりした。わし、小学校時代はまったく本を借りたこともなかったんで……ハハハ。
マンガも買わない奴がもらっても困るだろう。図書カードを金券にでも替えてもらわん限り宝の持ち腐れだもんな。
最近姉がJ-WAVEとかいうFMラジオの生番組に電話応募して、クイズに答えて音楽ギフト券4万円分を当てたとか騒いでいた。わしも何度かその番組聞いていたけどまさかアンタが………。それよりそれが自分じゃなくてよかったとも思っている。音楽ギフト券なんて音楽聴かないわしにとって邪魔なものです。図書カードの方がなんぼかよい。
で、わしも一応どういう経緯でもらったか忘れてしまった図書券があるんですが、なんかもったいなくて使えません。廃止されたからもう2度と手に入れることができないとわかるとなんか使いづらい。2万円分もあるんだからマンガでも買えってもんなんだけどね。
図書カードは残念ながら1つしか持ってません。高校の記念でもらったもので、これももったいなくて使えない。だいいち1個しかないものに穴ぼこ開けたくないって奴で……テレホンカードもどうでもよいもの以外はもったいなくて使ってない。
だから図書カードを使うお客とか見てて、「うおっ!これうえきの法則の図書カード!!使ってええんかいな!?」とレアそうな図書カードを見ると当事者でもないのにもったいなく感じている。
まあ、図書カード持ってないんで最近そういう気持ちがないんで寂しいかな………。というか本当に図書券使おうかな……。