What's this Guitar? #2 | 山アリ谷アリ平地ナシ

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出演回はプロフィールにリンク有。

京都のスタジオラグWebマガジンにて一部記事を転載中!

前記事からの続き。





【Fender Japan STR-850LSの仕様】

●BODY
LIGHT WEIGHT ASH
●NECK
MAPLE STRTTYPE,324SCALE
●FRETBORD
ROSEWOOD,250R,22F
●PU
LACE-SENSOR SILVER×2
LACE-SENSOR BLUE×1
●CONTROLS&SWITCH
1VOL、1TONE、1MID BOOST、5WAY SW
ACTIVE CIRCUT(9V BATTERY)
●BRIDGE
AMERICAN STANDARD
●COLOR
LAS



こんな感じだ。

っで、ネット上を見ると、カラーを「オレンジサンバースト」とか「シースルー・オレンジ・サンバースト」とか嘘ばっかりで中古で売られてた形跡がある(笑)

このカラーはLAS。

「LIGHT AMBER SUNBURST(ライト・アンバー・サンバースト)」になる。

確かにオレンジ風に見えるし、このオレンジ風が結構良い感じに美しい(笑)

良く見ればオレンジ色では無いのは分かるんだけど。





そして、この機種には、
201610301353000.jpg
ペグにGOTOH製が搭載されてる。




シリアルを見てみると、
201610301352000.jpg
Made in Japan
J 026899

Jシリアルなら1989年~1990年にフジゲンにて製造、組み込み全てを手掛けたギターになる。

うむ、上司が「20年近く前の」と言っていたし、入ってた9Vの使用期限が91年だった事も納得(笑)






さてさて、中々に良いギターなのが分かった所で、メンテに入った。

9V電池を交換してみて、通電し音が出るのは確認。 しかしボソボソ言う(笑)

取り敢えず、弦を外し、フロントパネルであるピックガード、ジャックパネルを開けて、配線チェックにハンダをそれぞれ確認しながら、怪しいとこは付け直し、付け直しが要らない所は接点復活材を射しておいた。

ジャックパネルとブリッジ、フレット、ペグ等の金属パーツはお馴染みのピカールにキムワイプにて綺麗に。

ボディはタートルワックスにて綺麗に。



このピカールとタートルワックス使っての掃除がかなりで、やはり16~17年も前となり、長く放置してたとなると、汚なさが結構で固まった汚れが落ちない部分があったりとかなり磨いた(笑)

一通り終えて、再度音が出るかチェック。

この時点でまだ弦は張ってない状態だったけど、まだボソボソ言う。
パネル内で問題は無かったんで、バッテリースナップ側かと思い、見てみると、やはりスナップに問題があった。

9Vバッテリーとしっかり接点出来てない様だ。

ここを修正して、再度音出し。
ボソボソも無く正常に出る。





そして、弦張り。
今回、先輩が再度新たにギターを始めるって事で、弦はELIXIRを張っておいた(笑)

勿論ナット溝も綺麗にしてルブリキットを使ってバッチリに。

先輩が好きなバンドもいくつか知ってるんで、楽器店に行った際、そのバンドのピックもいくつか買っておいた。





最後にネック調整。

ネックがかなり準反りになり過ぎていて、調整して、少し時間を置いて、再度調整してを繰り返して、弦の張りにネックが馴染んだ所でOK。






ほんで、
201610301633000.jpg
201610301633001.jpg
出来上がり!

今回は元々のモノがしっかりしていて、通電して中身が生きていたので、大した事はしてない。

大変だったのは掃除(笑)

結構事細かく掃除や調整をしたんで、全体で3時間ちょい掛かったかな。



久々にこんだけストラトを触ったわ(笑)中々触る事って無いからね。





っで、やっぱ弾いてみるよね(笑)

うむ、中々に良いギターじゃないか!

俺、あまりストラトで「これは良い」って思う事って少ないと言うか、どうしても自分に合う合わないの判断が先に来てしまうのだけれど、これはジャンボフレットだからってのもあって弾きやすかった。

Lace Sencorだからノイズは少ないし、結構パワフルで弾いてて心地好い。

フロントやハーフの甘いトーンも良いし、リアで歪ませて弾いて、ソロでミッドブーストを上げると良い感じで、わざわざソロでペダルを用意する必要が無いね。

まぁ俺は普段からソロでブーストさせる歪み系ペダルは使わないんだけど(笑)

こう弾いてると、ストラトも中々良いなぁと思う。

俺が貰えば良かったと思わなくも無いが、やはりこのギターは先輩が使い、時間が掛かってもギターを弾ける様になってほしいし、その思いで時間を掛けてメンテしたしね(笑)

まぁ俺がストラトを弾くと、やっぱヴォリュームに当たって、弾いてる内にヴォリュームが下がる(爆)





こうメンテすると、出来上がって渡す際に「弦の値段はいくらだった?」と聞いてきて、お金を払おうとしてくれるけど、いつも俺は「いえいえ、いいですよ」と断る。

既に俺にギターを託してくれてるだけで、俺の探求心とかが満足してるから、メンテもそうだけど、とにかく好きだからね、色々とイジらせてくれてる事自体が、こちらから「ありがとうございます」って言いたいからね(笑)

だから冒頭に言ったWIN-WINの関係なんだよね。

メンテして使える様にして欲しい側とメンテを理由に何かとイジったり調べたりしたいって側と(爆)




まぁ、ただ掃除と弦張りとネック調整をしただけと言えばそうなんだけど、今回はかなり満足でした。


良きギターにございました!





後日、会社にて上司に「直った?」と言われ、「はい」と見せると、「ピカピカやん! 新品やないか!」と言われ、先輩に「出来上がってるんで、帰りに持って帰って下さい」と一度見せると、「スゲェな! 自分すっきやなぁ~」と言われた(笑)

まぁ最初の汚い段階を見てるからこそ、上がったのが余計ピカピカに見えるんだろうとは思うし、俺にとっては普通の事が周りからしたら驚きだったのだろうと。

案の定、上司は「いくらかかった?」と掛かったお金を払おうとしたけど、断った(笑)









20年前に買ったギターがほぼ新品状態になったのが相当に驚きだったのか、会社の一部にて上司の話から俺の知らない所で話題に(笑)


その結果……………、









































Next Guitar is......










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!?