Alvarez Yairi YD-61(DY-61) w/L.R.Baggs LYRIC | 山アリ谷アリ平地ナシ

山アリ谷アリ平地ナシ

喜怒哀楽を吐き出す自分自身の為の吐き溜めBlog。
各SNS、YouTubeも随時更新中。

西尾知矢さんやfunk ojisan、喝メタルさん、タメシビキ!
葛西ブルーズ、濱田製作所、
出演回はプロフィールにリンク有。

京都のスタジオラグWebマガジンにて一部記事を転載中!

遂に理想系になった!





201601101703000.jpg
【Alvarez Yairi YD-61(DY-61) w/L.R.Baggs LYRIC】

パッと見はLYRICを付ける前と何等変わりません(笑) それが俺の理想でもあった「PUを載せても見た目に変わり無く」ってのは、コレまで記事を読んでくれた人は知っての通り。



サウンドホールを良く見ると…
201601101704000.jpg
この様にVOLUME&PRESENCE CONTROLが付いてるのが分かる具合。



っで、肝心のサウンド。

アコギ用のアンプだったり、プリアンプだったり、DIも持ってないので、お馴染みMarshallのLEAD-12直で鳴らしたって事になるけど、LEAD-12は単体では軽いクランチにしか歪まないんで、意外とアコギにもピッタリだったりするんだよね(笑)

っで、そんなLEAD-12で鳴らしたサウンドだけの感想だが、とても素直で何の飾りも無く生音がそのまま出たって感じで、素晴らしいね!

やはり楽器店で試奏したMorrisではLYRICには役不足だった事が証明された感じで、俺のAlvarezの堅牢性とLYRICとの組合せはとてもマッチしてる。 これ程アコギをアンプで鳴らして弾いてて気持ち良かった事は無いってぐらい、弾いてて心地良い。

ネットで言われてる通り、LYRICプリアンプの特性で低音が少し弱いけど、アンプのEQで補えばなんて事ない。

俺のプレイスタイルにもLYRICはかなりマッチしてた(笑)

もうね、嬉しくなっちゃって、1~2時間弾き捲ってた(爆)



ピッキングした時の低音弦から高音弦に掛けてのバランスも良い感じで、どこかが弱く、どこかが強い見たいなバラツキは感じないね。

LYRICは中音域に重心があって高音域に伸びる感じで、それを理解すれば音作りも大して問題じゃない気がする。





しかし、ギター本体の鳴りでかなり変わってくるだろうなって思った。

ギターの鳴りが悪い、クオリティが低いギターの場合、LYRICはその悪さも癖も出してしまうんで、付けるギターは選ぶだろうなと。

後、プレイスタイル。
やはりアルペジオや単音弾きにプレイスタイルを置いてるギタリストにはかなり合ってると思う。

コード弾きに合ってないとは言わないけど、コードをジャカジャカするギタリストの方には物足りなさがあると思うし、そう言う方にはANTHEMやピエゾが入ってる方がしっくりくると思うな、個人的に。



LYRICは何も飾らない素直な音でバランスも良いんで、ピッキング強めな人に向いてるとも思う。 荒いピッキングじゃなく、あくまで強めね。俺がそうだから(笑)

Tru-Micの感度が良過ぎで、ボディを叩いたりするプレイスタイルの方には持って来いだし、ピッキング中にボディにピック先端が当たってしまったりしたら、かなり音で「カツッ」ってなるぐらい。

驚いたのは服が擦れる音まで拾ってしまう感度の良さ(笑)

普段弾く時はそこまでシビアにならなくても良いと思うけど、RECの際には気を遣うかも。





俺の、

「生音をそのままスピーカーから出したい」

「ピエゾじゃない」

「見た目に変わらない」

ってのを全部兼備えてる。

まぁ、ギターの重量が重くなったのは9V電池が一番重い位で(笑)、生の鳴りは何等変わらず、変わってても気にならないぐらい微々たるもの。

今後個人練習でスタジオ入って鳴らしてみたり、近い内にDIを買おうと思ってるんで、DIでDTMにて曲をRECして見ようと思ってる。 それで、最初のMarshall LEAD-12のファースト・インプレッションとはまた違ってくるだろうし。





っで、コレ
201601101611000.jpg
がありまして、PRESENCEを調整するネジを回す為の棒になるけど、コレで今後変えて行きつつ、より理想に近付けて行きたいなと思ってる。

っで、今年実現出来れば良いけど、武者修業として一度弾き語りでライブやりたいなと思ってる(笑) 本当、誰一人自分の客は呼ばず、出演者にも知り合いは居ないって状況でやってみたいんよね。

まぁ今回LYRICを載せたのは、前々からPUを載せたかったのはあるけど、その実現の為の第一歩だったりもする。
まぁ完全なアコギ弾きになるつもりは毛頭無いんで、あくまでHR/HMギタリストの武者修業になるけど(笑)






さてさて、前々から気になってたのと、再度「やっぱりそうなんだ」って部分で、
201601101708000.jpg
エンドピン・ジャックはかなり硬めで、最初から「硬い」と思ってから抜き差ししないと、エレキやエレアコ見たいな軽い感じでの力で抜き差しすると「硬っ!」ってなってしまう(笑)

最初から分かってれば差程な感じで慣れるけど、これだけしっかりハマってれば簡単には抜けないんで、安心感はハンパ無くあるね。

こう言うとこもL.R.Baggsならでわの考えなのかな? と思う。



っでPUを載せたんで当たり前の事なんけど、普通のデジタルチューナー、俺の場合ラックのDTR-1やクロマチックのDT-7を使えるってのが意外と楽(笑)

コレまでチューニングはクリップチューナーやDT-7のマイクモード、音叉でやるから、音叉はともかくクリップやマイクモードではチューニングの正確さに少々欠ける部分があったのは否めないからね。




Alvarezが理想系になってきて、こう言う結果がかなり良くて「早く付ければ良かった」って、俺はいつもなら思うんだけど、今回は5~6年悩んで、調べて、試しに行って良かったと思った。

それだけ掛けて選んで決めたかいがあったって言える。

本当、DY-61の仕様とLYRICがコレ程マッチするとは想像をちと超えてきた感がある(笑)

言い過ぎか!?




いつもなら、良かったからってLYRICを記事を読んでる人達にも勧めたりしちゃうんだけど、アコギPUだけは軽い気持ちで勧めたりは出来ない。

やっぱギター本体そのものとプレイスタイルでPUを決めるべきだと思うから。

アコギってそれだけ後付けPUに関してはシビアになった方が良いと思うから。




アコギPUを決め兼ねてる人、もしくは今のPUから替えようと考えてる人、知ってるとは思うけど良く考えて、良く調べて知ってからにする事をお薦めしとく。




















さてさて、ここからはちと俺のAlvarezに関する余談で。

最初にAlvarezを紹介した際、K.Yairiのアメリカ市場で販売を行ってる「セントルイス・ミュージック社」の60周年創立記念日モデルとしてDY-60と言うモデルから、以降奇しくも2014年に亡くなってしまった矢入一男さん。 そのYairi Guitarの矢入一男シグネィチャー・シリーズとして、俺のDY-61やDY-62、DY-63のモデルがラインナップされてた。

元々あったモデルから選ばれたっぽいけど。

日本では「D」と「Y」が入れ代わり、YD-61、YD-62、YD-63となって86年から99年頃まで製造販売されてた話はしたけれど、YD-62だけは2003年かそれ以降数年は海外と同じ品番DY-62として製造販売がされてた見たい。

DY-61とDY-62の基本的な材質は同じで、

●Top:Solid Ceder
●Side&Back:Burled Mahogany
●Binding:Maple
●Neck:Mahogany
●Fingerboard:Ebony
●Bridge:Rooswood
●Coler:Natural Satain Finish

DY-62の方はPU搭載、PUコントロールもサイドにあり、大きな違いはDY-62はシングルカッタウェイになってる。 DY-63はカッタウェイ無しのPU、PUコントロール搭載。

なんで、正式品番はDY-62Cとなる。
DY-62Cは製造時期によってPUコントロール部やポジションマークの変更がなされた見たいで、今ではAlvarez Yairiの特徴となってるブリッジ材が逆U字型になってるのも仕様変更後。

昔は俺のYD-61でも日本国内販売で定価¥80,000(海外ではPU内臓でもっとしたのかも?)、YD-62Cも少し高いぐらいだっただろうけど、年代と共に仕様木材の高騰に伴いDY-62Cが2003年当たりに販売してた値段は十数万だった見たい。




っで、DY-62C。
どうやらAKBの人が使ってる見たいで、その流れて俺のブログにも来てるっぽい(笑)

AKBだったか、NMBだったか、山本彩さんだっけ? ギター弾ける子って。 確かGuitar Magazinにも載ってたよね? 赤いPRS SEを持ってた子。

その山本彩さんが愛用してるアコギがAlvarez Yairi DY-62C。 最も最終期のモデルで、ブリッジはU字型、ポジションマークが4つ葉のクローバー見たいなヤツ。

俺も「どうやらDY-62Cを使ってるらしい」と知ってからネットで見てみたり、写真での俺的判断でしか無いけど、DY-62Cなのは間違いない見たい。 まだ若いんで、ギターも新し目だし、2003年製とかの最終期だろうって判断。

パッっと見の見た目から、「Alvarez Yairi WY-1」と思ってしまう人もいるみたいで、笑える事に「山本彩さんの使ってるアコギは何ですか?」の質問に堂々とドヤ顔で「WY-1」と答えてる人もいるからね(笑)

DY-62CとWY-1はフロントから見た、見た目は同じに見えるけど、サイドバックは材が違うから、当然音も違うけどね。

ちょっとネットで山本彩さんが抱えて弾いてる画像を見ればサイドがキルト模様でBurled MahoganyってのはAKB好きでもない俺でもすぐに分かったけどさ。



コレを知った後にたまたまTVで山本彩さんがアコギ弾いてる音楽番組に出くわしたけど、別メーカーのアコギを弾いてたわ(笑) TV収録だから、わざわざ自分のDY-62Cを持参しなかっただけかな?

まぁ良いけど。





っでだ、それを知ってか知らずか、DY-62Cが既に製造されてない、今オーダーしても同じ材では金額がかなり高価になるって事で、WY-1を購入する人もいる見たいで、ほんで面白い事が少し前にあった。

俺のブログのメッセージから「ネットに載せてるYD-61を安くで譲って頂けませんか?」ってのが来たからね(笑)

いやいや、「手放す気は無い」ってブログでも最初に言ってるし、どれ程憧れて、入手して気に入ってるかも言ってるのに。

まぁダメ元で来たのかも知れないから、ちゃんとそれには丁重なお断りでメッセージを送り返したんだけど、翌日同じ「ネットに載せてるYD-61を安くで譲って頂けませんか?」ってメッセージを送って来やがったからね(爆)

おそらくAKBファン、山本彩さんファンで同じ仕様に近いアコギが欲しかったんだろうと思うけど、何と言うかメッセージを送ってきた子は残念な子なのかな?

丁寧にお断りをして、他の入手方法(楽器店等を通して海外での買付け、高額にはなるがYairiへのオーダー)も本当に欲しいならと選択肢をお薦めしておいたのに、それを無視して全く同じメッセージを送ってくるとはね。

まぁそれはもう無視したけどね。

会話にすらならない相手には時間を使いたくないよ(笑)










まぁそんな事もありましたよって余談でした。





そう言えば、少し前から今日(2016年1月16日)現在、ヤフオクでYD-61が出品されとるね。

オークション代行.comで出品されてる見たいだけど、YD-61の事、あんま分かってない見たい(笑)

91年製のYD-61でAlvarezじゃなく、K.Yairiロゴ、ペグもK.Yairiロゴで、弦が張ってない状態でブリッジピンも無いけど、かなり状態は綺麗で、Alvarezロゴだったら俺、2本目として入札してたかも?(笑)
まぁ、中々お目に掛かれないし、勿論ロゴ違いだけで仕様は同じだから、気になった人はチャンスかも? 最終的にいくらまで値段が上がるか分からないけど…





あ~、そう言えばZakk WyldeがDY-61を持った画像って中々無いのね。

96年のヤンギや「Zakk Wylde Black Label Society Selection」ってバンドスコアの「T.A.Z.」の後に白黒の写真はあったりするけど(笑)
格好良いのは何故かK.Yairi関係ないAlvarezのみのカタログに載ってた、ネット上で「Zakk Wylde Alvarez」で検索すれば出る肩にDY-61を掛けてるヤツ。Alvarez K.Yairiのギターなのに、Alvarezのみのカタログに載ってるってのも何かビジネス的なもんを感じるね(爆)

っんでコレ、
201601142333000.jpg
は、Player 2004年4月号のインタビュー時の写真で持ってた。

これは「Hangover Music Vol.VI」のインタビュー記事で、このインタビューにて「Gibson DoveでソロはAlvarez」ってこのアルバムの使用ギターに付いて語ってる。



そんな訳で、Alvarez Yairi YD-61(DY-61) w/L.R.Baggs LYRICを使って個人練習でスタジオに入った時やDIを使った結果等はまた記事にしようと思う。

Zakk見たいに写真取ってみるか!?(笑)