簡単な事を派手にやれ! | 山アリ谷アリ平地ナシ

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京都のスタジオラグWebマガジンにて一部記事を転載中!

今回は、以前にも話した事のあるライブパフォーマンスに付いての話になります。

なので内容が重複するので、昔から読んでくれてる方は御了承を。









ライブ・ステージでの派手なパフォーマンスと言うのは、どんなジャンルであれ、どんな形態であれ、どんな理由で目にしたのであれ、目を引いてしまう。

路上パフォーマンスをする芸人だって、他とは違う派手なパフォーマンスは俺も「っお!」っと思ってしまうね(笑)



音楽に於けるライブ・パフォーマンスの場合も、プレイが下手なバンドでもオリジナル曲で派手にパフォーマンスをやってたら、俺は見入ってしまうし、逆に凄く巧いバンドでも突っ立ったまま誰かの曲をコピーしてるバンドだったら俺は2曲目が始まるとお腹一杯になる(笑)

ライブでの自分達バンドの意志はどの方向かにも寄ってくると思うが、「聴かせる」のと「見せる(魅せる)」の考えではまるで違うし、その両方を考えてるバンドでもバランスの掛け方でも変わるのは当然の結果だと言える。

アマチュア・バンドであれば、まずは見てもらわなきゃ始まらないし、強烈なインパクトを残し、例え批判でも見てくれた誰か1人が「あのバンドは~」とか、寝る前や数日後でも印象に残ってればそれはバンドとして「勝ち」だと俺は思うんよね。

当然、バンドなんだから、日々各メンバーの練習は欠かせないし、バンド練習は欠かさないだろう。

だから演奏面で言えば、練習してきた事を発揮するしかない。

しかし「魅せる」のであれば、パフォーマンスは欠かせないと思うし、衣装であっても良いと思し、その場の思い付きでやれる事もある。





俺が自分のバンドだったり、遊びだったり、サポートだったりで必ずメンバーに言うのは、「自分でやり過ぎと思うぐらいが見てる人には普通にしか見えない」と言った事だ。

首を振るにしても、曲のキメでアイコンタクトを取るにしても、上手から下手、下手から上手、センターから上手、下手に動くとか、身振り手振りとか、より大きく余計にやるだけで動かないバンドよりは見てる側は見応えを少なからず感じるもんだと考える。

演奏のクオリティは当然大事だし、パフォーマンスによってクオリティを下げるなんて事をやっちゃダメだけど、演奏のクオリティだけを求めてやるってんなら、本当椅子に座って譜面台でも立てて、絶対に間違わない様に演奏すれば良いと思う(笑)

でもそう言うのとは違うからライブなんであって、その「違う」って自分で思う部分ってのは大事にしたいし、して欲しいと思う。

本当の意味でのライブステージってのはプレイヤーにとっても、バンドにとっても永遠の課題でもあると思う。











さてさて、俺のライブ・パフォーマンスはまぁ知っての通りZakk Wylde Styleではあるんだけど、瀧川一郎Styleもやはり絡んでる(笑)
プレイ自体は色んなギタリストの影響があったりするけど、弾き方はどうしてもね。


っで、自分のバンドでは毎回やってたが、遊びやサポートでは毎回では無い俺のお決まりパフォーマンスが、

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歯弾きである(笑)

頭の後ろにギターを持って行き弾くと言った事もやるが、最近では俺界隈のギタリストがやりだしたので、俺はやらず歯弾きをやる事がもっぱら多いが、パフォーマンスとしては派手で見た目としては注目されるだろう。

しかしながら、派手に見えて実際やってる事はそんなに難しくない(笑)

タイトルにある様に「簡単な事を派手に」が最も当てはまると言える。

頭の後ろで弾くのも、歯で弾くのもフレット・ポジションを目で確認出来ないのが前提なので、人差し指のポジションは絶対に決まった位置からは動かさないのがポイント(笑)

俺の場合は人差し指が12フレットを押さえてる事が多い。

なんで、Emペンタトニックの手癖フレーズを弾いてる訳。

これ、手癖である事も結構大事で、見なくても弾けるって状態にあるフレーズやリックで無いと、頭の後ろでも歯でも失敗する可能性が高まるからだったりする(笑)

ピッキングの弦間も慣れてないとダメだが、自分のギターならそこはあまり特別気に掛ける必要も無いと思う。

歯よりも頭の後ろで弾く方が簡単で楽だったりする(笑) Zakk Wyldeを真似てやってみたら出来たぐらいな感覚の俺だったりする。

歯弾きは歯の当て方に少々慣れる必要があったりする。

最初の方に出たBlack Steel Rebelと言うバンドで俺は、初回から毎回頭の後ろでギターを弾くパフォーマンスをしてたんだが、その頃から歯で弾く練習はしてたりしてたんだよね(笑)

PRIDE & GLORYやBlack Label Societyの映像やネットで歯弾きに付いてはしっかり見たり調べたりした記憶もある。

どうしても歯の当て方が巧く分からなかったんよね。

結局はネットでも得れる情報は少なく、自分でコツを掴む結果で出来る様になったと言える。

要は上の前歯を弦に引っ掛ける感じで、歯をピックに例えるとアップピッキングをしてるのと同じ。 口を開け少し前歯を出してやる必要があるが、出っ歯だとやりやすいだろうなと思う(爆)

注意すべきはやり過ぎ注意だ(笑)
やはり弦に歯を当てる訳だ。 ピックが削れる様に、歯弾きもやり過ぎると少しずつ削れる。 前歯の裏側が削れる訳だが、歯のエナメル質は大事なんで、練習しようかな? と思った人は、あまり長時間練習しない方が良いだろう。

毎回のライブで削れたとは感じなかったが、先日のGMTのサポートではライブ前日の6時間スタジオから歯弾きをやってたんで、ライブ終わって大阪へ戻る道中にて歯が少し削れたのを実感した(笑)





さて、俺の他のパフォーマンスだが、

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こうギターを立てるのも良くやる。
コレはパターンが3~4パターンぐらいあって、写真見たいに太ももの端、膝に近い辺りで立ててるが、もっと太ももの付け根辺りを自分のナニの横辺りで立てる事もあるし、太ももではなくギター自体を持って膝よりも外で立てたりと、いくつかある。





次に、

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ギターの持ち上げ。
コレもただ持ち上げる場合と、持ち上げて右から左へ半円を描く様にギターを移動させる場合とかパターンはある。

実はこのギター立てからギター持ち上げは一連の流れでやったパフォーマンスだったりする(笑)

大抵これをやるのは6弦の12フレット以降の音を伸ばす時とか、例えば6弦の15フレットのA音をスライドさせて鳴らす時とかに良くやるパフォーマンスだったりするし、ギター持ち上げは大抵コレ等意外でも、プリング・ハンマリングの連続トリルの際とか、ローフレット辺りのベンドの際にやったりする事が多いかな。

当然、このパフォーマンスが出来る音の伸ばす尺がある場合が前提だ。





そして、

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こう言う弾き方は瀧川一郎イズムだろうな(笑)

結構無意識で出てしまう弾き方だったりする。 歪んだ音でのカッティングやパワーコードでの刻みなんかではどうしてもこうなる気がする。

勿論、普通にZakk Wylde見たく首を左右に振った弾き方ってのはデフォだけどね(爆)





っんで、ギターソロと言えば、

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コレだろうな。
現在のプロフ写真にもしてるが、左足をモニターや足台、ワウ等に乗せて、太ももにギターを立てて弾くってヤツだ。

Zakk WyldeはBlack Label Societyからやりだした弾き方だが、Slashなんかは昔からやってる弾き方で、Slashはそのまま立った状態から右足の太もも辺りからギターを立てて弾くのもお馴染みだろう。

勿論、ギターを立てずともソロは弾ける訳だが、ギターを立てる事で誰もが「ギターソロ」だと認識出来るし、実はレスポールの場合こうギターを立てた方がハイフレットが自分に近くなる分、弾きやすくなる(笑)

モニターや足台、ワウに足を掛けなくても、全然出来る訳だが、何かに足を掛けた方がギターを立てた時に安定する。

勿論、ソロに限った事では無く、普通にリフでもなんでも弾ける訳だが、例えば、ギターのみのリフになる部分がある曲であれば、その部分でギターを立てるのも映える。










さてさて、紹介したのは俺のやってるパフォーマンスだが、好きなギタリストがいる人ならば、一度とことんまで好きなギタリストの弾き方を真似してみると良いと思う。

そこから別の好きなギタリストの弾き方をミックスしたり、自分なりのノリ方でパフォーマンスをしたりすれば、それはもう自分なりの弾き方になると言える。





ステージが狭いハコなら、それなりのやり方があるし、広いなら歩き回るスペースがあるから、色々と出来るし、ハコが何だろうが狭い広いとか関係なく突っ立ったまま、ヴォーカルはマイクから離れないとか、ギターやベースは自分の手ばかり下を見て動かないとか、どうしようもないステージングでは、見てる側も楽しくないし、後から感想を聞かれても「?」って感じだ(笑)

やはり、ステージ上でプレイしてるバンドが楽しそうにやってないと、見てる側も楽しくないし、どうしようもないステージングをしておきながら、客の人数やノリがどうこうと言うのは筋違い。

客の人数やノリで自分のアティテュードを変えちゃダメ。

そりゃ客が少しでもノってくれてれば、客を煽るなんてパフォーマンスも出来るけどさ。

逆に俺はつまらないステージングするバンドに「そんなライブで満足かい?」と聞きたい。



バンドをやってる方々は一度ドラマーに聞いてみると良い。

ドラマーが一番フロントマン達を後ろから見ていて、一番全体を見渡せてるポジションなので、ドラマーがフロントマンにステージ・パフォーマンスで納得してなかったり、「こうすりゃ良いのに」とか楽しくないと感じるならば、そりゃヴォーカルやギタリスト、ベーシストに原因があるんだから、見直すべきだと思う。

バンドマンに見せる為のライブってんなら、プレイの事細かな部分に拘るのも分かるが、楽器をやってない普通の人に見てもらうのに、プレイの事細かな事なんて理解して貰える訳が無いんだから、もっと分かりやすいパフォーマンスで見せるのが道理だと俺は思うし、今一度言うが誰の為の何の為のライブなのかはバンドで一度話すべきだと思うね。





ライブ中にただ手を上げるだけがそんなに難しい事かい?

っと俺はパフォーマンスのしないバンド達に問うね(爆)