先週、梅田に行った際に某W楽器店にてコレを買った。
【KORG AW-2 Clip-on Tuner CHROMATIC ハローキティ ヴァージョン】
今更感満載なんだが、かなり以前から、まぁ「クリップチューナー」なるものが販売されだしてから存在は知っていたんよね。
しかしながら、ギターにクリップを止めてる姿ってのは俺的に「見た目がダセぇ!」って感じで、何かエレキギターにカポを使ってる見たいなルックスに近い感じで、嫌だったんよ(笑)
でも楽器店にて¥1,580で販売されてて、店頭の在庫の残りが1個だったのもあって、「コレは買ってみよう」って思っちゃったんだよね(爆)
ハローキティ・ヴァージョンじゃない普通のヤツは¥1,980と少し高かったのもあったし、可愛いもの好きの俺としてはハローキティ・ヴァージョンはアリだったし、しかも黒いキティとか、俺が買うしかねぇだろ!ってね。
早速、帰宅後に開封して見た。
俺の第一声は「作りが安っ!」だった(笑)
まぁ¥2,000を超えない価格なら、こんなものなのか? って感じもあるけど、本体とジョイント部の取り付け部が小さく、「これ折れたら一発アウトじゃん!」って感じで、倍ぐらいの面積で本体にスライドさせてはめるってのにすれば安定性はかなり変わるのになと思った。
クリップチューナーの利点として、多くの楽器に使用出来るってのがある。
・トランペット
・トロンボーン
・ホルン
・チューバ
・ユーフォニウム
・オーエボ
・クラリネット
・ファゴット
・サックス
・バイオリン
・チェロ
・ギター
・譜面台
等々。
他にも使える楽器の種類が文字で載せてあり、説明書にはそれぞれクリップチューナーの取りつけ位置の例が載ってる。
っで、早速使ってみた。
説明書に取りつけ位置の例があるが、ギターにはヘッドに取り付けと言う事で、ヘッドの取り付け位置でも場所によって結構反応が違ってくるのは面白い(笑)
一番驚いたのは反応の良さ。
基本的にPIEZOにて音を拾ってて、マイクとの切り替えも出来る。 PIEZOでの使用が普通だけど、ギターの音を鳴らした瞬間からチューナーが反応する辺り「さすがKORGやな!」って思った。
チューナー本体の裏に
・電源ON/OFF
・入力切替(PIEZO/MIC)
・バックライト照明(ソフト/オート/消灯)
・CALIB(410Hz~480Hz)
・電池カバー
と、各種ボタンと電池BOXがある。
「電源ON/OFF」が本体の右端上の裏、裏から見たら左端上にあるのはとてもON/OFFがしやすくて便利だわ。
だがしかし、このクリップチューナーには問題点が。
作りの安さ故のジョイント部等の壊れやすさは勿論の事、クリップが管楽器等の薄いものに取り付け用に小クリップ、ギターやバイオリン等の厚みのあるものに大クリップが付属してあり、ギターには当然大クリップしか使えないんだが、このクリップの力が弱い(笑)
ギターのメーカーによってヘッドの形が様々なので、上手く固定出来るギターもあるかも知れないが、部屋での練習やアコギ等の座って弾く際、所謂ギターが一定に固定された状態でしか使えない。
仮に俺がライブなんかでこのAW-2を使えば、1曲目の途中でAW-2がどっかに飛んで行く事間違いないだろうな(爆)
まぁ普通に考えてもクリップチューナーをエレキギターに挟んだ見た目のダサさから、ライブで絶対に使いたくは無いけどね。
ライブでもアコギを座って弾くとかなら使えるけど。
PIEZOだから、シールドもいらないしパッと手に取って弾くって普段の部屋での練習用だね。完全に。
最初から練習用のチューナーと考えれば、かなり使い勝手は良いと思う。
格安で手に入るチューナーとしては、かなりクオリティは高いと言えるね。
AW-2より劣るって話は聞くけど、Pitch Clipも安いし、ちょっと買って見ようかな?とも思ったりする。
さて、「さすがKORG」と言ったけど、俺個人的には「チューナーはKORGに限る!」と言った拘りがあったりする。
実は初めて買ったチューナーもKORGで、考えてみればKORG以外のチューナーを買った事が無いなと(笑)
ただ、実際10代の頃は友達から借りてたBOSSのチューナーだったり、マルチを使ってたりしたから、マルチ内蔵のチューナーを使ってたなと。
現在、常にギターを持ち歩く際、ギターケースには入れて愛用しているチューナーがコレ。
【KORG DT-7 GUITAR/BASS CHROMATIC TUNER】
もうかれこれ10年以上は使ってるかも知れん。 既に生産完了となってるけどね。
これには「buzz feiten TUNING SYSTEM (BFTS バズ・フェイトン・チューニング・システム)」に対応しており、BFTS搭載のギターのチューニングもしっかり出来る。
BFTSってのはピアノの様にストレッチングと呼ばれる微妙な調整を加える事で、低音域から高音域までコードやキーに関係なく、心地よい響きが得られる様にしたチューニング・システム。
説明書やネットにも、こう説明があるけど、これだけだと分からない人もいると思うので、俺なりに説明し直すと、
ギターやベースってのは未完成な楽器で、フレットの数やフレットの高さ、弦の太さ等様々に使われてるのは知ってると思うけど、フレットが高ければ、ハイフレットになればなるだけ指板が溝見たいになり、スキャロップした様な感じにもなる。
弦の太さも押さえた際のフレットとの接触による影響は違ってくる。
この為、チューナーでしっかりチューニングをしても、ローポジションのコードと同じコードをハイポジションで押さえた場合、若干シャープしてしまってるのが現実なんよね。
まぁ許容範囲の部分だったりもする場合もあるんだけどね(笑)
BFTSはローポジションでもハイポジションでもどこを押さえても、若干のシャープもしない様にしっかりとした音の高さの響きを出すって言うシステムなんよ。
WashburneなんかのDimeモデルやNunoモデルなんかにはBFTS対応で、ヘッド裏にはBFTSマークが刻印されてたりする。
ここで、
「なら、BFTS搭載のギターじゃなかったら、BFTS対応のDT-7でも、結局普通のチューナーと同じじゃね?」
と思う人もいるだろうね。
実際俺もそう思った事あったし(笑)
しかしながら、BFTS搭載のギターではない普通のギターでも、BFTSに近いチューニングを得る事が出来るってのが、このDT-7の謳い文句(爆)
俺がDT-7を選んだ理由もそこにあったりする。
俺は足元にチューナーを置いたりはしないが、DT-7にはバッファアンプが内蔵されていて、足元に置いて繋いだ際の音痩せ対策もされていて、勿論内蔵マイクでアコギ等にも対応、足元に置いた際にアンプから音を出さずチューニングする様にミュート端子も装備。
ACアダプターも対応。
フラット・チューニング・モードも装備し、CALIBは438Hz~445Hz。
このタイプのチューナーとしては、俺的にこれが一番。 多分、コレが仮に壊れてもDT-7の中古を探して買うだろうなって思う(笑)
置いた際に表面が斜めになる様になってるのも良いね。
さてさて、DT-7よりも前に入手したチューナーもある。 多分、貸り物やマルチの内蔵とかじゃなく、ちゃんとチューナーってのを買ったのはコレが最初かな?って記憶。
【TONE WORKS/KORG DTR-1 DIGITAL TUNER】
19歳の頃ぐらいに買っただろうかな? 当時はラックを組む事に憧れもあったのと、好きなプロギタリストと言えば、DTR-1は必ずラックの上方にセットされていたからね(笑)
現在でもDTR-1を使い続けてるプロギタリストは多いよね。 既に生産完了して、後継機種DTR-2000ってのがあったけど、それも生産完了。
現在はPicth Black Proと言うモデルが出てる。
基本的にチューナーの端子やボタンは大体同じで、
【フロントパネル】
・POWER
・INPUT-1
・INPUT SELECT KEY
・CHECK シールドコード・チェック端子
・MIC
・MUTE端子/キー
・MUTEキー
・MUTE端子
【リアパネル】
・INPUT-1、2
・OUTPUT
・SOUND端子
・MUTE端子
・INPUT SELECT端子
INPUTはフロントにもリアにもあって、ラックを組んだ際のシールドのスマート化が出来る様になってる。
LEDの表示で、表示方法もセント表示、ヘルツ表示、ストロボ表示と3種変更可能で、やはり反応の早さは素晴らしいと俺は思ってる。
DTR-1を最初に買った為か、俺の基準がDTR-1なんで、普通のチューナーもクリップチューナーも反応速度等は、それと比べるってのと、やっぱKORGへの拘りはそこからかも(笑)
昔はライブでもアンプの上にセットしてストロボ表示してたりしてたけど、最近ではもっぱら部屋でのギター調整の際にしっかりチューニングさせる時に使ってる。
後、かなり使えるのがシールドコードのチェック。
シールドが断然しているか、正常かをチェック出来る。 俺はシールドのジャックを交換したり、長さを変えたり、まぁたまに自作もするんで、それをチェック出来るのは便利と言える。
所有のチューナーを紹介したし、この記事の為、ネットで様々な販売されてるチューナーを見たけど、現在のチューナーの種類ってのはスゲェなって思った。
友達がクリップ色で、チューナー本体をアンプの上に置く、ワイヤレスタイプのチューナーを使ってたのも見たな。
チューナーが世に出だしたのは80年代と聞くね。 その頃までは音叉や笛だったと聞いた事がある。
実は俺、普段は腰に着けた小さなバッグに必ず音叉が入っている。
【音叉】
現在チューナーの普及で、チューナーに頼る事が普通になり過ぎてるなと歳を取った俺は思う訳ですよ(笑)
チューナーはやはり視覚に頼る事が大きく、目で見て「合ってるからOK」なんてなってしまってて、耳を鍛える事を若い子達はしなくなったなと思う。
実際チューナーの精度はかなり上がっていて、すぐにチューニング出来て便利で楽、尚且つ今では¥2,000も出さなくても反応速度が良いチューナーも買える。
でもね、チューナーが必ずしも100%正しいのか? と言われたら、100%ではなく、95~%ってなるんよね。
今でも職人さんや楽器店の店員さんでも古株的な人は音叉を使うんよ(笑)
音叉を使って、ハーモニクスで合わせて行く。 まぁ慣れや耳を鍛える事は必要だけど、いい加減に合わせてたらヒドい事になるけど、しっかりと合わせる事が出来れば、チューナーで視覚的に合わせるよりも完璧にチューニングを合わせる事が出来るんよね。
しかしまぁ、楽器店の店員さんも若い人が増えて、試奏をお願いしても、チューナーでパッとチューニングして「どうぞ」と渡してくる様になったもんなぁ(笑)
ライブでも、ギターやペダル、アンプまで持ち込んでるのに、足元にはペダル式のチューナーがあったり、クリップチューナーを使ってたり。
アレを見ると、残念な気分になるのは俺だけかな??
俺も歳を取った証拠か!?(爆)