SDMで学べること。アイデアの発想法。 | SDMのブログ

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こんばんは、三回目の投稿になりますY.O 81433102と申します。
今日は、SDMで学べるアイデアの発想法とその必要性を軽く述べたいと思います。ちょっと固い文章ですがどうか最後までお付き合い下さい。


1「アイデアが殺される環境」

最近このような記事をよく見かけませんか?

「SONYがiPhoneを作れなかった理由」


技術先進国の日本において、SONYは日本の技術力の象徴的企業であることは皆様にも納得いただけるでしょう。
walkmanを始めとする様々な電子製品で世界を牽引してきたのですから。しかしながら、近年、AppleやSumsungなどに後塵を拝する形となってしまっています。それは何故でしょうか?それは発想力の差にあると考えています。正確に言葉を選べば、発想力を殺す企業環境になってしまったからではないでしょうか。

要は企業は、基本的には資本を投資家や顧客に依存しているわけですから、企業が生き残るためには、顧客や投資家が必要とする製品を提供しなければなりません。このため業績の優れた企業というものは基本的には、

「顧客が求めないアイデアは切り捨てるシステム」

が整備されていることが多いのです。SONYとてそれは例外ではないでしょう。だからこそマーケットリサーチで、何が欲しいかを顧客や投資家に尋ねては頑張って市場に送り出すという流れが定常化するのです。だから奇抜で独創的なアイデアはなかなか実現には至らないのです。


2「未来の市場は現在の市場から分析できるか。」



奇抜で独創的なアイデアはなかなか実現には至りにくいのですが・・・
「じゃあ、ずっとwalkmanで稼ぎましょう!」と言っていられるものだろうか。ずっと同じ事業で稼ぎ続けることは出来るでしょうか?それは不可能です。30年前に大きなマーケットを形成していた製品の中で今だ現役の製品を挙げられるでしょうか。石鹸はボディーソープになり、自動車は石油からハイブリッド、そして電気自動車へ、インスタント・カメラはデジタル・カメラへ、ブラウン管テレビは液晶テレビへ、携帯電話はスマートフォンへ・・・



つまり、どう考えても
まだ存在しない市場を見越した事業が必要となります。





ではここで質問です。

「存在しない市場はどうやって分析するのか。」


十年前に「iPhoneが欲しいですか?」「kindleが欲しいですか?」などと消費者に聞いたらどうなるか。おそらくアンケート結果は「欲しくない」が大多数となり、製品化するには無謀だと烙印が押されるだろう。もちろん投資家に説明をつけるための資料なんてものもできっこありません。だって、存在しない市場の売上予測なんて作りようがありませんからね(笑)。


つまり、現在の市場を調査しても
未だ無い市場のアイデアを得ることは不可能なのです。


3「先を見越して投資する」

市場調査からは何も分からない・・・・

顧客が必要とするかどうか分からない・・・・
ポートフォリオもまともに組めない・・・・
事業計画なんて無いも同然・・・・


でもやるしかないのです(笑)
先を見越して投資するしかないのです。
顧客が求めず利益率の低い破壊的技術に
十分な資源を投資することは極めて難しい状態の中で、

顧客がそれを求めるようになる時代を見越して。
将来の巨大なマーケットリーダーとして市場の真ん中にドンと席を構えるために!

でなければ、現在の大企業は過去の大企業になってしまいます。


なお詳しくは

クレイトン・クリステンセン著の「イノベーションのジレンマ」を参照して下さい。

4「アイデアをどうやって生むのか。」


次の市場でマーケットリーダーになるためには、
市場調査ではアイデアが得られない。
どうすれば良いのか・・・


その答えが、SDMにあると思います。
SDMは、デザイン思考という考え方を用いています。
これは、観察と直観を頼りに試作品を作り出す・・・・という考え方です。


これにより新たなアイデアを得ることが出来るのです。
構造シフト発想法や
Causal loop diagram
親和図法
などなど

様々な発想法を学ぶことが出来ます。


新たな市場を見つけようとするならば、
次のマーケットでリーダーを維持したいのなら
MBAではなくSDMにこそ、その答えはあるのかもしれません。

社長さん(笑)。