
クリックするとほぼ原寸大
タミヤ1/50の飛燕であります。
1970年に再販されたバージョンですね。
箱のキズは箱自体が破れているわけではなく、表面に貼り付けられた糊の回ってない部分が経年変化(水分が入ったみたい)によりクラックが入っている状態です。
所謂、貼り箱と言われるタイプの箱ですな。
昔のプラモデルの箱は、それは立派なものでありました。
大概このコーナーで紹介するのは、背景まで描き込まれたアーティスティックなものが多いんですが、今回は珍しくホワイトパッケージであります。
この1/50シリーズでは、この飛燕と99艦爆、零観がホワイトパッケージ仕様になってます。
おそらくタミヤは、この時期全てのラインナップをホワイトパッケージ化しようとしてたんだと思います。
ソレが何らかの理由でポシャったんで、1/50シリーズには2種のパッケージ形態が存在したのではないかと思われます。
あたし的にはエアモデルがホワイトパッケージ化されなかったのは大正解だと思います。
ソレはその後の1/48シリーズの成功にも裏付けられてると思います。
キット内容の素晴らしさもさることながら、ボックスアートの素晴らしさが成功の一旦である事は間違いないでしょう。
だからといってこの飛燕のパッケージが、つまらないものかと言えばそうではない訳で、実に見事な側面イラストな訳です。
結局この側面イラストは1/48シリーズのカラー側面図としてキットに同梱する事により意思は残されるんですな。


キット内容は、後の1/48シリーズに比べるとやはり一昔前の構成ななってます。
しかしながらタミヤの熱意は、箱を開けたときに十分伝わってきます。
それでは…また