
フジミのF6F-5ヘルキャットであります。
フジミは、ボックスアートを頻繁に変更するため、同じモデルでも数種の別バージョンがあるんですが
このバージョンのヘルキャットの実物ボックスは、初見でありますっ!(オクで入手いたしました)
このバージョンのヘルキャットの実物ボックスは、初見でありますっ!(オクで入手いたしました)
当時のフジミのボックスアートは、傑作揃いでいづれも素晴らしいものばかりであります。
これは、タッチから察するに故中西立太画伯の作と思われます。
特攻機であろうと思われる、95式中間練習機を迎撃するヘルキャットを描いておりますが
日本人にとっては、涙なくしては見れない作品となっております。
頭を低くして操縦桿にしがみつく、搭乗員の姿に心が痛みます(-_-)
また、画面には描かれてはおりませんが、撃墜された僚機を黒煙で表現しております。
それにひきかえ、ヘルキャットのパイロットは、Vサインなぞくれており、噴飯物であります!
これを描かれた中西画伯も、今の日本があるのも国のために殉じた多くの若者のおかげであるという事を
忘れない為に、あえてこのシチェーションにしたのではないかと思われます。
忘れない為に、あえてこのシチェーションにしたのではないかと思われます。
兵器を趣味として製作する者達に、勇ましく戦っている日本機ばかりではなく、
こういった現実もあるのだという事を心の片隅に刻んでおいてもらいたい、
との願いではないかと思うのであります。
こういった現実もあるのだという事を心の片隅に刻んでおいてもらいたい、
との願いではないかと思うのであります。
その願いを知ってか知らずか、この版のボックスアートは市場から早々と姿を消してしまったようです(-_-)