参りました。中国でライセンス生産されてたチェコ軽機関銃いわゆるVZ.26の6.5mm38式実包バージョンが日本になんの断り無く生産されてたぢゃないですかぁ~
。なんだよ⁉こいつを陸軍が準制式採用すりゃわざわざ高い経費使って96式軽機関銃なんか作らなくて良かったぢゃん。
どうして中国が、こんなん作ったのかは、303ブリティッシュと7.92mmモーゼルスタンダード弾の違いを理解してたのと38式実包の有効性を理解してたのと思います。
第2次大戦直前迄の日本の航空機の機関銃は303ブリティッシュだったのは、対人用の弾でパイロットを射殺して撃墜するのがトレンドで
世界的にもそこまで重装甲の戦闘機も無かったので、イギリスも大戦直前迄は303ブリティッシュ弾でした。
しかし重戦思想や、ソ連のI16みたいな重装甲戦闘機が出て来るとイギリスはブローニング式7.62mmに転換しちゃい、アメリカは12.7mmにドイツはより大口径機関銃に移項します。
なのに…日本は30年の苦労の末にイギリスからのライセンス生産契約してやっとビッカースマキシムのブローバック式機関銃が生産出来るようになりました。
それ以前から、留式だマキシムだぁ303ブリティッシュ弾を使う機関銃の輸入は結構やってるから、弾の在庫や弾の研究は、長期間やってたみたいです。
海軍は弾の製造工場を作った関係で303ブリティッシュ弾オンリーで行きますが、陸軍はリムの形状が機関銃に向いてないと思ったのか、セミリムドに変えて航空機用機関銃や92式重機なんかに採用しましたが…。
日本は、このタイミングで当時最強の多目的弾の7.62mm×57のモーゼルスタンダード弾に行けば良かったのに対人用弾丸の303ブリティッシュの改良でお茶を濁したのは、不味かった。
更になんか38式実包が、威力無いとか言ってる方もいらっしゃるが、対人用ならむしろ殺傷力が有り骨に当たったら跳弾してむしろ悲惨な結果になるのは、現代の小口径アサルトライフル弾を見りゃわかるんで、日本は小銃と軽機関銃は6.5mmの38式実包で、重機関銃は7.92mm×57
の二本立てで行けば良かったと思います。
更に補給で混乱するんぢゃ無いの❔説は重機関銃は段列が違うんで、あり得ないそうです。
全く同じ理由でイギリスの機甲旅団も歩兵と戦車で弾が違っても混乱は全く無いそうです。
まぁその前に日本の工業力だと7.92mm×57弾がちゃんと出る重機関銃が、造れるのか解りませんが…。
最後に92式重機の連続射撃は熟練の兵隊さんが、沢山の予備部品や工具を持って故障を治しながら撃つそうです。
つまりは故障する事が前提の兵器なんですって(笑)。
MG42なら予備の銃身と弾帯さえあれば、幾らでも撃てちゃう制圧用の機関銃ぢゃなくて92式重機はあくまでも対人用狙撃銃なんだそうです。