高射砲 | スダコフツ167のブログ

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FC3Sとの日常と、戦車模型の考察が、中心です。

スダコフツ167の意味はドイツの4号突撃砲です。

旧陸軍の高射砲事情は、第一次大戦の戦訓の調査と兵器事情の調査から始まりました。

いわゆる緒方調査団の欧州派遣です。
この調査団は陸軍の各兵科のエリートさん達が8ヶ月かけて調査し、各種兵器の参考購入やライセンス生産の事前交渉に新兵器の見学に営業と、結構休む暇なく精力的に行動しています。

第一次大戦後の陸軍はドイツ賛美からフランス賛美に以降していて、更にはフランスの各種兵器産業からの熱心な営業もあり、自国にも無い最新式兵器の売り込みに、ホチキスやシュナイダーみたいなところだと日本軍用の事務室まであるとゆうVIP振り。

その為か、日本は陸海軍共にフランス式兵器の技術採用をしますが…

基本的にイマイチってゆうか微妙なのが多くて兵隊さん泣かせばっかりでした。
その中でも最新兵器の高射砲はフランスからの技術及び戦術の移転となりましたが…。

最初は38式野砲を改造した11年式で経験を積みました。
フランスでもM1897野砲を高射砲に改造してずっと使ってた位だから習作としては、佳作だと思います。
後は、日本の高射砲隊は陸軍で始めて機械化された部隊でもあります。
理由は重すぎて馬だと引けないって情けない理由で、しかも数が少ないか員数も少ないからってのがおかしいぞ?。

次の105mmは置いといて(笑)、日本で高射砲と言えば88式7.5cm高射砲
高射砲がポンコツってイメージは、全てコイツのせいだろう!。
具体的には駐退複座器がこれは欠陥だろう!!。
他はフランス式の砲架も複雑で微妙で更にはネジは3つの規格のネジが使われてるので整備にゃ細心の注意が必用とめんどくさい。
その元凶は、軽くしたいって陸軍お得意の事情が全てです。
それに、ドイツみたいな考えなんか出来ないお偉方が沢山いましたのでFlak36シリーズみたいな万能砲にはなりませんでした。

それでも対戦車戦闘で、水平射撃でシャーマン撃破の例はありますが、所詮はポンコツですので沢山水平射撃したら駐退器がなんだって故障します。

それでも一撃でシャーマンを当たれば撃破可能でしたし、タイガーの例もあり、戦車砲に改造されなかったのか疑問でしたが、多分ポンコツだから避けたんでしょうね?。

そんなこんなで中国から捕獲したドイツ製のSKC/30 88mm両用砲をデッドコピー(その後ライセンス生産になりクルップにライセンス料を支払いしました)したのが99式高射砲です。
ここでも陸軍の良くわからない迷走が理解出来ません!?。
中国から捕獲した時は4脚の機動砲だったのに、わざわざ固定砲にしたのが理解不能です。
後は、SKC/30は同じくクルップの製品のFlak36シリーズとは全く別の艦砲から発達した砲なんで性能的に劣ってます。

更には5式中戦車に搭載してシャーマンを撃破って妄想も準制式採用の砲なので、あり得ないって詳しい方に教わりました。

海軍との技術交流の最大の成果の3式12cm高射砲ってのがありますが…
別に新規開発しないで海軍から買うなり資源とのバーター取引すりゃ経費削減とか出来るとか発想はないんすかね?。
確かに性能的にはB29も迎撃可能なのは認めるけど、ここら辺上手くやれないのかね?。

15cm高射砲は伝説云々以前に試作品みたいなもんだから良いにしても…
ボフォース75mm高射砲のコピーの4式高射砲はどうなんだ?。
多分ライセンス料はボフォースに払うのかクルップに払うのかで悩むけど(笑)
基本的に75mmの高射砲は微妙ってクルップの技術者はFlak18の88mmに移行したのを理解出来なかったんスかね?。
ボフォース高射砲だと日本の75mm口径の弾丸
が使える用に改造しなきゃならないよね?。

まぁ総括すれば、日本の高射砲は野戦用としては移動式は75mm口径で、それ以上は固定式ってのが微妙。
道路事情が劣悪だから重高射砲は移動困難だったのがわかりますが、なんとかならないんすかね?。
最後に日本を空襲したB29は撃墜された6割強は高射砲隊の戦果らしいので、意外と本土防空には役にたってた見たいですよ?。