2024.07.19 あまや座にて
劇場公開日:2024年4月27日

 



知り合いが良い映画だったという感想や一方方向ではなく相互の意見をだしてまとめているのが素晴らしいとの意見を聞き
あまりドキュメンタリーは敬遠?まではいかないが、あまり見ないジャンルですが。

見て色々と考えさせられ、映画が終わってまずは冤罪なの?と思う。警察の強引な(3年間の事件もある為に)捜査、焦りに新聞メディアが躍らせてられた感もあるが、
だが見終わって再度この事件を調べ、判決は間違いないであろうと私は思う(個人的見解です^^;。

 



映画は、1992年に福岡県飯塚市で2人の女児が行方不明となり、同県甘木市(現・朝倉市)の山中で他殺体となって発見された飯塚事件で、犯人とされた久間三千年(くま・みちとし)は死刑判決を受け、08年に刑が執行されたが
今も弁護団は、死刑執行後の再審要求という、いままで実績のない訴えを行ている事件であり、この事件を、30年に渡り追い続けた作品です。

映画の中では人権保護のために色々なことを説明・見せられない点もあったことが判り、映画で説明された事が全ての「真実」ではない。

 



「真実」と「正義」は時に対立して、それを突き合わせて事件を多方面から描き、日本の司法のあり方まで考えることを
示唆した映画であり、ぜひ作品を劇場館や今後のネット配信で見て、「真実の行方」と「正義の行方」は異なるのかを考えて欲しいと思った作品です。
私は、まだ同じように思えて2つの区別もつかない^^;

映画の概要を、映画.comより
https://eiga.com/movie/101176/

2022年4月にNHK BSで放送され、令和4年度文化庁芸術祭・テレビドキュメンタリー部門大賞を受賞したBS1スペシャル「正義の行方 飯塚事件30年後の迷宮」を劇場版として公開。
本作では飯塚事件に関わった弁護士、警察官、新聞記者がそれぞれの立場から語られる「真実」と「正義」をもとに、この事件の全体像を描きながら、日本という国の司法の姿を浮き彫りにしていく。

予告編