2024.05.03 あまや座にて
(劇場公開日:2023年11月3日)


🔶本発言は「ねたばれ」が含まれていますので、本作品を鑑賞後に読まれることをお勧めします。





ほやマン 最高です!

観終わって、いい映画だったな~と思える、そんな映画でした。
こんな日は、1日が楽しい。



映画が進むにつれて、だんだん俳優さんが旨くなっていくと
いうか、映画中で自由に暴れだして、観る側の気持ちも爆上がりでした。

特に気に入ったところは

まずは、津田寛治さんが、出だしから何十年も島に住んでいた様な
風貌、振る舞いに驚くというか、感心(笑)



次に、道ばたでの、松金おばちゃんと、漫画家の呉城さんのやり取りが最高。

「年寄りだって、ちゃんと考えているんだから」と言って、
箒で叩くシーンは最高で(アドリブらしい)、
思わずうっ!と声がでてしまい、内心では大笑いです、すばらしい。

その後の、呉城さんの笑顔が、またいいんだよね
今、思い出しても素晴らしいシーンでした。



あとは、やはり兄のアキラが、海辺で、頭の中で津波のサイレンが
なってから、海に船を出だすシーンです。

まずは、海上での、親の船とアキラの船の距離感が良い。

そして、親の船を映したとき、母親が振り向くシーンがあるのだが

ここで母が笑ったら、このシーンが、安い作り物になる様な
気がして、笑うなよーと^^;、願っていたが、その様になり
見てるか、見てないかという微妙な、母親の目、表情のままに終わり、
納得

そして、アキラが「ああぃあ~!」と吠えるシーンに続くのだが
ここで、というよりあの浜辺のシーンからだと思うが
アキラの悲しみや優しさに共感し、ここで、私は泣けてしまった。

泣けるという事は、それだけアキラの演技に見惚れたのだと思う。



その後の、アニメの、ほやマンと津波を乗り切るシーンは、編集も
素晴らしく、この数分間は、最近の「マッドマックス」のバトルシーン
以上の興奮でした。

まだ、言い足りないことがありますが、素晴らし作品で、
私の今年のべストテン映画になる作品でした、
もう見れないかという時に地元の映画館で、それも舞台挨拶付きで

観れて幸せでした^^)




映画の概要を、映画.comより
https://eiga.com/movie/99669/

宮城県石巻市の離島を舞台に、漁師の兄弟と東京から来た漫画家の奇妙な共同生活と家族の再生を描いたヒューマンドラマ。

予告編