2024.04.25 TV
(劇場公開日:2018年7月14日)



良い映画でした。

成長期であるこの主演の3人も含め、風景や時代など、すべてがこの映画の為に凝縮した、奇跡の映画だと思う。



特に、ラストの5分がすばらしい。

ありきたりな突然的なハッピーエンドにもならず
ただ、その後のいつもの学園生活を描き、言葉がつかえてうまく話せない少女の、
青春の1ページを切り取った映画になっている

それゆえに、見終わった後、これからも続く彼女たちの人生を思い、
 そうだ、がんばれ! とこの少女たちに声援を送りたくなります。



それに、この映画の舞台になる、学校の周りが、海と自然にあふれていて、よくぞ見つけたと思うほど、沼津市下田が美しい

脚本は足立さん

魔法の作詞は、押見さん。
押見さんは漫画のファンで、映画では「惡の華」が今まで一番かなと思っていましたが
この映画には負けた^^)

志乃に、バンドを組もうと誘う加代役の蒔田彩珠さんは、演技の神様がついているのか思うほど、自然で良いね。若くして子供を産んだ少女役の「朝が来る」でも凄いなと見ていたけど、この映画の加代役は更に良かった。

 



また、この素晴らしい作品を作り上げた湯浅弘章監督の次回作に期待しています。



映画の概要を、映画.comより
https://eiga.com/movie/88317/

漫画家・押見修造が実体験をもとに描いた同名コミックを、「幼な子われらに生まれ」の南沙良と「三度目の殺人」の蒔田彩珠のダブル主演で実写映画化した青春ドラマ。


予告編