2024.01.27 TOHOシネマズにて
劇場公開日:2024年1月19日



アンバランス的な(大)傑作。

日本映画に楽しみな作品が、また1本増えました。


出だしの壮絶な日露戦争の迫力シーンと、地をはうようなカメラワークの美しさに、この映画、こんな大作なの?凄い金かけていて、なにこれ?と思ってしまう^^;(ここまで期待していなかったので)



そして、次のシーンで雪原を歩く小さな杉元の姿から、ワンカット、彼のポートレートのような精悍な顔を入れる。これも美しすぎる編集の技に、素晴らしさにちょっと呆然としていたが、これは、少女アシリパ(山田杏奈)の登場時に、スローで彼女の姿を映すシーンがあり、
なに、この無駄なシーンは、アイドル映画か?と興ざめして、失われた(笑)



あとは・・・

・白石の頭を犬が噛むシーンは、笑いのツボにハマってしまい(私の)クスクスと2分くらい笑ってました。

・えー、ここで終わりと、前に読み終わっている30数巻ある原作の、この映画は5,6巻くらい?という感じで、今のスピードだと4部作くらいになる感じですよね

・漫画のキャラと、映画のキャラが旨くマッチグしていて、石頭の牛山役なんて漫画から飛び出してきたようでした。

 



・原作のアシリパが作るアイヌ料理のシーンを丁寧に描いていて、映画としても、ほんわかと旨みのスパイスになってる
 ウサギは骨まで砕いて食べるなんて、生きる知恵ですね、それに味噌がウンチなんて、初めてみたらそう思うかも(笑) エンデングの味噌に関する挿入シーンも、楽しくて好きなシーンです。

凄すぎるなこのシーンはと思うこともあれば、笑いのツボにハマってしまうバカげたシーンとか(笑)、こういう映画を娯楽大作というのかも知れませんね。


映画の概要を、映画.comより
https://eiga.com/movie/97036/

明治末期の北海道を舞台にアイヌ埋蔵金争奪戦の行方を描いた野田サトルの大ヒット漫画を実写映画化。

予告編

 

 


上映劇場
https://theater.toho.co.jp/toho_theaterlist/kamuy-movie.html