2023.10.26 東京国際映画祭にて
(劇場公開未定)

🔶ネタばれあり^^;

 



素晴らしい映画でした。ラストの可愛い子供の眼差しが、忘れられない映画です。





女の子になりたいと願う男の子、
そんな、まだ8歳のおねしょもする男の子が、
「死んだら、女の子に生まれ変わりたい」と願う姿が、健気であり、

また周りの、大人たちの優しさや葛藤をも描いており、

ラストのある事件のシーンでは、男の子を必死に泣きながら探す大人の姿に、
自然と自分を重ねて、一緒に泣けてしまうほどの秀作でした。


全体的に男の子の問題だけではなく、家族の生活、母親の悩みなどを
上手く映画の中で消化し、描き切っているのが素晴らしく
後半、感動して観てました。

劇中で「子供が、自分を恥じるような事になってはダメよ」と
娘にいう、叔母さんの言葉が忘れられません。


・作品解説

東京国際映画祭 公式記事はこちら
https://2023.tiff-jp.net/ja/lineup/film/3604WFC29

第73回ベルリン映画祭にて、主役を演じたソフィア・オテロは8歳にして史上最年少で主演俳優賞受賞。自分の性別に悩みを持つ少年とそれを見守る家族の優しさを描く。

・作品情報

監督    エスティバリス・ウレソラ・ソラグレン
キャスト ソフィア・オテロ パトリシア・ロペス・アルナイス アネ・ガバラン

128分・カラー・スペイン語・2023年・スペインアンプラグド