アウトドア用品 第一次再生計画(その1)(タープ・フライシート編) | SDIの「仕事の話はおいといて。」

アウトドア用品 第一次再生計画(その1)(タープ・フライシート編)

武漢ウィルスの影響で、お外に出歩ける機会も減っちゃいました。

 

あー、ちなみに変異ウィルスにイギリス型とかインド型とかの名前をつけるなら

 

従来株は武漢ウィルスと呼びましょう。

 

それが平等ってもんでしょ。

 

 

さて本題。

 

BBQ場やキャンプ場と言ったレジャー施設などでは胸を張って遊べない状況、

 

しかも収入は減るわけで新しいギアを見境なく購入することもできない。

 

というわけで、やるでしょ。再生計画。

 

 

20年以上も毎年キャンプやってて、ギアもどんどん増えていくとですね

 

もちろん傷んでくるものも多くなります。

 

その中でよくあるのが、テントやタープの生地の加水分解反応による劣化です。

 

加水分解(かすいぶんかい、: Hydrolysis)とは、反応物に水が反応し、分解生成物が得られる反応のことである。水解とも呼ばれる。このとき水分子 (H2O) は、生成物の上で H(プロトン成分)と OH(水酸化物成分)とに分割して取り込まれる。反応形式に従った分類により、加水分解にはいろいろな種類の反応が含まれる。

化合物ABが極性を持ち、Aが陽性、Bが陰性であるとき、ABが水と反応するとAはOHと結合し、BはHと結合する形式の反応が一般的である。ウィキペディア(Wikipedia)より。

 
手触りがベタベタしてきたり、乳製品の腐敗臭っぽい匂いがし始めたら
加水分解が始まっている証拠です。
 
これ、始まったら最後、止めることも直すこともできません。
 
元から劣化が起こらないように丁寧に扱うか(たいてい無理)
 
せいぜい対処療法をするしかないわけです。
 
 

まぁ、生地が痛む方の条件としては

 

屋外で使用するものなので雨や湿気に完全にさらされますから元から水分は豊富。

 

しかも年中使うわけではないので、350日くらいは収納されていて通気性は最悪。

 

収納場所は倉庫や物置など高温多湿。

 

もう、加水分解するためにあるような環境ですね。あ、サビもカビも同じか。

 

 

ここで、今回はいくつかあるキャンプ用品のうち

 

まずはタープとフライシートの再生にチャレンジしてみます。

 

 

この2つを選んだ理由は、

 

「程よく加水分解が進んでいる」

 

「人と触れにくい部位で使用」

 

「最悪破損しても構わない」

 

という条件です。

 

まぁ、ボロくなった肌に触れないもので試す、という感じですねw

 

肌に触れないというのは、有機薬品を使うためです。

 

いくつかある再生方法のうち、玄人目線では一番やってはいけない方法w

 

ではありますが、物は試しというわけで。

 

早速始めてみましょう。

 

使用するものは

 

 

重曹w あかん奴です。

 

youtubeなどでは「この方法が一番です」ってえらっそうに紹介している人多いですが

 

これは効果が分かりやすいけど結果は最悪、というもの。

 

知らずにやって「すごーい!効果ある!」の後に

 

「あ、終わった」がついてきます。

 

わかった上でやってくださいね。

 

 

 

まずはSnowPeakのレクタのM。

 

ただの布に何万もの値段つける方もどうかと思いますが、

 

信者みたいに買い漁る奴もどうかと思います。

 

ですので再生サンプルの餌食になってもらいましょう。

 

まあ、レクタはLもnewが2枚あるので(買っとるやないか!)

 

旧版は予備になっており、今すぐ必要なわけでもないですからちょうどいい。

 

あとはColemanのドームテントのフライシート。

 

これも昔使っていたものなので、最悪はどうにかなっても大丈夫。

 

というわけでスタートです。

 

 

おりゃー。

 

適度な大きさの容器なんてないので、風呂です。

 

まずは水を貼って対象を漬けます。

 

 

適量なんてわかりませんので、どっさり半分くらいぶっ込みました。500g ?

 

入れるなり、どうやら反応がすすんですね。

 

重曹は洗剤かなんかと勘違いしている人が多いですが、違いますからねー

 

人体に影響が少ない、れっきとした薬品です。

 

 

ボロボロと崩れていきます。

 

ベタベタとニオイの元凶、ポリウレタンの防水幕が剥がれていきます。

 

これでフライもタープも水漏れし放題のただのナイロンの布になります。

 

今回は防水膜は剥がしてしまうのでジャブジャブやります。

 

シームテープも剥がれているところがあるので

 

この際、剥がれるとことは剥がしてしまいましょう。

 

続きは(その2)にて。

 

 

 

※これは書きかけ記事です。後に追記する予定です。