1月16日のブログで、プラスチック製のマイクロカプセルの有害性、
特に柔軟剤について書きました。
香害をもたらしマイクロプラスチックをまき散らす柔軟剤の問題は、
今深刻になっていますが、実はもっと前1970年代からマイクロ
プラスチックであるマイクロカプセルが身近に使われてきたことを
知りました。
それは肥料です。
稲作では稲の成長を促すため何回も肥料をまく必要があり、高齢
化が進む農家にとって重労働になっていました。また水環境の
汚染も問題視されていました。
そんな中、一度の使用で効果が長期間持続する被覆肥料なるもの
が開発され一気に普及したのです。
それはプラスチックのマイクロカプセルに肥料を封じ込め、小さな
隙間から肥料がじわじわと染み出ることで、長期間効果が続くと
いうものです。
今では日本の水田のおよそ6割で、この被覆肥料(別名一発肥料)
が使用されているそうです。
ただその素材にプラスチックが使用されていることを知らなかった
農家さんも多く、知らず知らずのうちに自らの田んぼが汚染され、
水路に流れ出たマイクロカプセルが、長年にわたって海を汚染して
きたことに衝撃を受けている農家さんも多いと言われます。

この写真は海岸で見つかったマイクロカプセルの抜け殻だそうで
大きさは2~4㎜くらいです。(NHKビジネス特集より)
柔軟剤の場合もそうですが、スクラブ剤の時もそしてこの肥料に
しても、国の規制があまりにも遅く、マイクロプラスチックを垂れ
流す結果になっています。
もっと迅速に手を打つべきではないでしょうか。
そんな中、高校生が起ちあがっています。
宮城県農業高校の生徒たちは、この問題の解決策としてプラ
スチックを使わない肥料を、メーカーと協力して研究実験して
いるとのこと。ぜひ実用化に成功してほしいものと思いますが、
本当は国の研究機関がもっと早くに取り組むべきことでしょう。
このニュースについては、NHKビジネス特集「流失するマイクロ
プラスチック 稲作で使う○○が海や川に」2021.5.18 で分かり
やすく紹介されています。ぜひ検索してみてください。
SD爺さん