家庭菜園3年目で初挑戦したトウモロコシはハクビシンで全滅したが、
同じタイミングで初挑戦していた小玉スイカは、思いの外上手く育ったので今回はその話を。
4月末に苗屋さんで紅小玉という小玉スイカの苗を売っていたので、思わず2株衝動買いしたが、買った後でスイカ栽培は広めの場所が必要と気が付いて、畑を見るとそんなスペースは何処にも無くてシマッタ!なのだが自分でも呆れる。
調べたら小玉スイカは空中栽培出来ると判り、空中栽培なら此れ迄カボチャやサツマイモで経験した事もあり、ああ良かったとホッと一息。貸農園2区画を区切る真ん中に細いスペースがあったので、其処に残渣・枯草・米糠・カルスNC-Rを漉き込み、使い古しのマルチを張り準備完了。
2週間待ってから定植し支柱を立ててネットを張り、栽培方法をユーチューブで調べた処、「のんびり田舎暮らし」さんのビデオが図解もあって判り易かったので、此れを参考にさせて貰った。
定植後数日して葉が結構増えて来て活着が確認出来たので、先ずは親ヅルを摘芯した。
次にビデオでは子ヅルも1節目は摘芯とあるので、折角元気に伸びているのを切るのは忍びなかったのだが、目をつぶってカットした。すると葉っぱが一気に淋しくなり、本当に良かったのかなあと不安にはなったが、今更戻せないので信じて待つしかない。
幸いその後も徐々に育ち、地面を這うようになって来たが、キュウリやゴーヤの様に勝手にネットを這い上がる気配がないので、子ヅルの先端を持ち上げてネットに絡ませた。
「のんびり田舎暮らし」さんに依ると、美味しい小玉スイカを収穫するには、子ヅルは4本仕立てで実を3個付けるのがお勧めとあったので、子ヅルの勢いの順で5本目以降は摘芯した。
その後もツルはドンドン伸びてワサワサになる頃には、孫ヅルも伸び始めて絡み合い、どれがどれやら収拾が付かなくなって来た。そもそも孫づるは栄養を奪ってしまうので、早めに摘芯しましょうとある。考え方はミニトマトの脇芽と同じなのだがミニトマトの様に一目では区別出来ず、間違って子ヅルを切ってしまいそうで危なっかしい。仕方がないので子ヅル(2株で合計8本)の先端近くにキラキラテーブを巻いて目印にしたら、迷わずに孫ヅルを切れる様になった。
それにしても成長段階のツルの伸びは凄まじく、毎日畑に行く都度伸びた子ヅルの誘引と、孫ヅルを探しては摘芯の作業で結構時間を取られる。
その内に花も咲き始め、無数の雄花の中に時々雌花が咲く。雌花はカボチャと同じ様に実の赤ちゃんの先に咲くのですぐ分かる。実のサイズは大きめの枝豆くらいだ。
此処までは順調だったが、その後2つのハードルが出てきた。
ハードル1:
「のんびり田舎暮らし」さんは朝イチの人工受粉を勧めるのだが、貸農園に着く頃には花は萎れてしまっているので、受粉は虫さん依存の運任せになった。見付けた雌花には、35〜40日後の収穫予定日を書いたテープを付けて置き、受粉が上手くいくと実が育って数日で卵サイズになるが、失敗すると黄色くなって枯れる。運任せ受粉の結果は、虫さんが頑張って呉れたお陰で、ざっと5割くらいの成功率だが、数えるとビデオでお勧めの6個とピッタリ同数なので大成功だ。育ち始めた実は、その重さでツルが切れない様に袋で支柱に括り付ける。
ハードル2:
スイカはカラス避けのセットが必須と聞きネットで囲ってみたが、トウモロコシを食べたハクビシンがスイカも狙うと聞いたので、ネットと土の隙間を無くすようにマルチ止めで押さえつけたが、ハクビシンは結構な力持ちらしいので不安が残った。
最初に受粉成功した実の収穫予定時期に丁度孫が遊びに来るので、それまでハクビシンに襲われないかと毎日ドキドキしていたが、幸い収穫当日まで無事に過ぎ、晴れて孫と一緒に食べる事が出来た。味は予想を超える甘さと瑞々しさで皆大満足だった。
悔しいトウモロコシの後は美味しいスイカで、苦あれば楽ありだ。
「のんびり田舎暮らし」さん、的確な情報提供有難うございました。






































































