一酸化二窒素(N2O:亜酸化窒素とも呼ばれる)という温室効果ガスは、CO2の298倍もあり、農業からの排出が最も多いと言う話を書いたが、

 

その後、東北大学の南澤究教授による、地中のN2Oを安定したN2に変える事が出来る地球冷却微生物の研究に付いても書いた。今回はその続き。

 

南澤教授の研究は画期的であり、その成功を願うが、皮肉っぽく見ると肥料漬け農業の厄介な問題を科学の力で克服しようという人間中心主義ではあり、自然農法の福岡正信氏が聞いたら「人間の知恵は自然を壊すだけでろくな事は無い」と一喝されそうな気もする。とは言う物の現状を放置しても良い事はなくて、人類にとっては目指すべき現実的なアプローチには違いない。

 

南澤教授の研究は新たな地球冷却微生物を見付ける為に、市民科学として一般人も参加出来るとあったが、参加要領に関するビデオが見つかったので早速申し込んでみた。